フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

X-Plane11.11のデフォルトのセスナ・スカイホーク(G1000)で神戸から広島まで

2018-01-25 09:48:53 | 日記

X-Plane11.11にはデフォルトで単発プロペラ機、セスナ・スカイホークがありますが、従来の計器の機体とともに、ガーミン社が出すGPSがついた統合型フライト・ディスプレイ・システムG1000を搭載したグラスコックピットの機体が用意されています。

X-Plane11のデフォルト機体には依然からG1000の画面がある機体が出ていましたが、ほとんどの機能がダミーで、まるで使えませんでした。しかしこのほどX-PlaneのG1000が本格的に使えるようになり、シミュレーターのゼネラルアビエーションにも新しい風が吹きつつあります。

G1000は非常に多機能で、使いこなすのは最初は大変かもしれません。X-Planeが用意したG1000のマニュアルは英語で133ページあります。今日はそのなかの代表的な機能を使って飛んでみたいと思います。

新規フライトを選びます。

セスナ・スカイホーク(G1000)を選びます。

機体の塗りわけは右上の選択肢から選べます。左下では重量などの設定、故障の設定、右下ではエンジンをかけた状態でスタートするかどうかの選択をします。今日はエンジンが止まっているコールド・アンド・ダークの状態からスタートします。

重量などの設定をします。デフォルトを選択します。これで巡航で3時間38分飛べます。今日のフライトには十分です。

故障の画面です。左下をクリックしてすべての故障を直し、メンテナンスをしておきます。 

 飛行場を選びます。神戸空港、ICAOコードでRJBEです。ランプCからスタートします。

気象は快晴、時刻は昼間にします。設定が終わったらフライト開始をクリック。なお、気象と天気は詳しくはカスタマイズをクリックして設定します。

天気設定の画面です。CAVOKにすると飛行には良い天気です。手動設定にすると自分で天気を設定できます。ネットから天気をダウンロードするときはここを直します。

時刻の詳細画面です。月日を変えると日の出、日の入りの時刻が変わります。

ではフライトの開始です。神戸空港のランプCでエンジンが止まった状態から始めます。

扉は開きます。フライトの画面の右上にこのようなアイコンがあります。赤枠の右側が各種設定、左側が地図です。

扉の開閉はショートカットキーで設定します。上の写真の右側のアイコンをクリック。設定の画面が出てきますからキーボードを選び、続いてドアを選びます。ドアの1番の閉まる、開くをショートカットキーで設定します。

またシミュレーションの速度を変えることができます。シミュレーター速度の疑似を選びます。1倍、2倍、4倍と変わります。ただし、パソコンの性能が追いつかないと設定しても実際の速度は上がりません。また画面をあまりにも細かくしすぎると、1倍でもシミュレーション時間の進行が実時間より遅くなります。一方、対地速度だけ早くすることができます。その下のコマンド、対地速度のシミュレートです。ただ、対地速度だけを上げるとコースの変針点で自動操縦が追いつかなくなり、飛行が大混乱になることがあります。

では操縦席です。操縦かんを消すことができます。操縦かんの根元をクリックします。

操縦かんが消えました。

電源を入れる前のチェックです。左の長いバーはパーキングブレーキです。これはパーキングブレーキがオンの状態です。スロットルとミクスチャーは一杯に引かれています。トリムは中央、燃料タンクは左右両方からの燃料供給になっています。

ではマスターバッテリーをオン、続いてその右側のアビオニクスもオン。

先ほどの飛行の画面の右上に出るアイコンで、2重丸のものが地図だと紹介しました。そこをクリックして地図を出します。地図の真ん中に飛行機の現在位置が来ていると思います。もしずれていたら地図左上の縦長のメニューで一番下の2重丸をクリックすると当機が地図の真ん中に来ます。さらにその上にプラス、マイナスのマークがありますから、プラスを押して地図をズームインします。そして空港の真ん中あたりをクリックすると空港の情報が出てきます。そしてタブから詳細を選びます。すると空港の標高、周波数、METARなどが出てきます。ATISを聴いてみるのでATISの番号を控えます。128.08MHz。QNHは29.92インチです。

では早速操縦席のG1000の設定をします。左右で計2つついています。アビオニクスの電源を入れると起動するはずです。まず音声通信用の周波数の設定です。左右のG1000の間にあるオーディオパネルでCOM1を選びます。そして左側のG1000の右上がCOM1の周波数の設定です。ここに121.07を入力します。COMと書かれたつまみの外側がMHz、内側がKHzの設定で、スタンバイ周波数に設定が行われますから、その上の左右の矢印のボタンをクリックしてアクティブ周波数にします。このデフォルト機体では小数点3桁目は切り捨てになっています。これで神戸空港のATISが聞こえるはずです。

ではフライトプランの入力です。右側のG1000で行います。最初どんな画面になっていてもCLRボタンを押すとデフォルトの地図の画面に戻ります。そしてフライトプラン、FPLをクリック。

今まで入っていたフライトプランを消去します。MENUを選び、FMSと書かれた二重のつまみの外側をクリックしてフライトプランの消去を選びます。そしてENT。

なお、G1000の画面をクリックするとG1000がポップアップしますので、そのほうが入力しやすいかもしれません。ポップアップ後のG1000は、右上をクリックすると独立したウインドウになり、左上をクリックするとポップアップが消えます。

では新しいフライトプランを入力します。最初は出発空港/到着空港の両方に現在の場所、RJBEが入っています。

まずFMSのボタンの真ん中をクリックします。ボタンを押したことになります。これでカーソルが反転し、入力モードになります。もしこの画面で最初からカーソルが反転していたら、FMSボタンの真ん中はクリックしないでください。逆に入力モードが終わってしまいます。続いて2重のつまみの外側をクリックしてカーソルをRJBEの下にもっていきます。もしここで2重のつまみの内側をクリックしてしまうとアルファベットの入力が始まってしまいますから、そういうときはCLRを押し、改めて外側のつまみをクリックします。続いて内側のつまみを動かして最初のポイントを入力します。最初というか今回はひとつしかポイントがないのですが、それがHGEです。広島空港にある本郷VORです。入力の仕方ですが内側のつまみを動かすと最初の文字はKが出てきます。Kを真ん中にアルファベット順に並んでいますから、内側のつまみをクリックしてHを選びます。続いて外側のつまみを一つクリックしてカーソルを2番目の文字の位置にします。そして内側のつまみをクリックして文字を選びます。2番目はGです。Gを選んだら再び外側のつまみを一つクリックして3番目の文字の位置にします。そして内側のつまみをクリックして文字を選びます。3番目はEです。こうしてHGEが入力されました。そうしたらENTをクリックしてHGEを確定させます。最初はえらく大変かもしれませんが、実際につまみがついている機械でやればあっという間に入力できますし、マウスも慣れればさほど大変ではありません。

一つ目のポイントを入力すると入力モードのままで、自動的にカーソルが2番目のポイントの位置に来ていると思います。ここに到着地の空港を入力します。RJOA、広島空港を上と同じように入力します。

こうやってHGE、RJOAを入力しました。

次にSID(デパーチャー)を設定します。PROCをクリックし、FMSのつまみの外側をクリックしてデパーチャーの選択を選び、ENTを押します。

KCE2を選んでENT。

続いて離陸滑走路を聞いてきますからRW09を選んでENT。

さらにトランジションを聞いてきますからWASYUを選んでENT。

これで離陸滑走路、デパーチャー、トランジションが選ばれました。改めて、ロードするかと聞いてくるのでENT。

そしてG1000上の地図にコースが表示されます。

続いてSTAR(アライバル)も入力。PROCを選び、FMSのつまみの外側をクリックしてアライバルの選択を選びます。ENT。

HGEアライバルを選択してENT。

トランジションもHGEを選択。ロードするかと聞いてくるのでENT。

そしてアプローチを選びます。PROCをクリックし、FMSのつまみの外側をクリックしてアプローチの選択を選びENT。

ILS10を選んでENT。

トランジションはVECTORSを選んでENT。

これでアプローチが選ばれました。ここで進入のミニマやILSの周波数も設定することができます。するとロードするかアクティベートするかを聞いてきますから、ロードを選びます。デフォルトでロードにカーソルが来ますからそのままENTすればよいのですが、もしアクティベートにカーソルがあったら、FMSの外側のつまみをクリックしてロードのほうにカーソルを動かしてENT。ちなみにアプローチをアクティベートすると、現在位置からアプローチの最初のポイントまでのすべてのポイントが消えてそこまで直行になります。

こうして今日のすべてのコースが入力されました。G1000の地図の縮尺はレンジのつまみをクリックして調整します。また入力モードにしてFMSのつまみの外側をクリックしてカーソルを動かしていくと、それにつれて地図上のコース表示も動いていきます。コースが正しく入力されていることがわかったらFMSのつまみの真ん中をクリックして入力モードを終了。

では左側のG1000のPFDを設定します。PFDの右上に高度を入れます。今日は10000フィートで巡航するので10000を入力。高度を入力するつまみはG1000の左下にあります。

続いてQNHを入力。BAROと書かれたつまみを動かします。2重のつまみの外側です。29.92。

CDIをGPSにします。まずG1000の下側のボタンで、CDIの下に位置するボタンを押します。これはナビゲーションをどのデータで行うかの設定で、NAV1、NAV2、GPSから選べます。GPSにすると先ほどG1000に設定したコースを飛びます。NAV1に設定したILS周波数でILS進入をするときは、CDIをNAV1にします。

ヘディングの設定です。ヘディングを動かすつまみは左側にあります。

なお、ILS進入の時は周波数を通常、NAV1に入れます。NAV1はG1000の左上に入力欄があります。NAVのつまみを動かしてスタンバイ周波数に入力し、左右の矢印のボタンをクリックしてアクティブ周波数にして受信します。

続いてトランスポンダの設定です。G1000下側のXPDRに対応したボタンをクリック。

さらにCODEに対応したボタンをクリック。

これで4ケタのスクウォークを入力。すぐ上に表示が出てきます。終わったらBACK。

そしてスタンバイ(STBY)にしておきます。表示もSTBYになります。そしてBACK。これで最小限、必要な入力が終わりました。

では出発します。扉を閉めます。

ATISの音声を止めます。COM1をクリックして音を消します。

A

エンジンをかける時はアビオニクスを必ずオフにします。そしてビーコン灯をオン。

ミクスチャーとスロットルを両方奥まで押し込みます。

燃料ポンプをオンにすると燃料計が上がって止まりますので、1秒ぐらいでオフに戻します。これでシリンダーの中に燃料が入ります。

燃料ポンプをオフにすると燃料のフローはゼロになりました。

スロットルを全部戻してから少し押し込みます。

マグネトーをスタートにします。すぐにエンジンがかかると思います。

マグネトーは自動でBOTHに戻ります。

オイルが回り始め、エンジンの回転数も上がっていきます。オイルの温度と排気温度(EGT)も上がっていきます。

オルタネーター(発電機)オン、改めてアビオニクスをオン。NAV灯、TAXI灯をオン。

右側のG1000でFPLをクリックすると地図とフライトプランが出てきます。フライトプランにはマジェンタ(赤紫色)の小さい矢印が見えます。これがこれからGPSが誘導するレグです。この矢印のレグに機が誘導されます。通常はフライトプランの最初のレグですが、これをほかのレグ、たとえばもっと先のほうのレグに変えることもできます。FMSのボタンの真ん中をクリックして入力モードにし、FMSのつまみの外側をクリックして目的のレグにカーソルを合わせます。そして下からACT LEGを選びます。するとそのレグに機が誘導されます。

ここで紛らわしいのがレグに誘導するのと、ポイントに誘導するの違いです。ここで選んだのはレグです。レグというのは初めと終わりがある線のことで、そこに誘導するというのはその線のどこかで交わるように飛ぶということです。一方ポイントに直行するというのは現在位置とポイントの間を最短距離で飛ぶということで、その場合はカーソルをそのポイントに合わせ、FPLボタンの上にある、漢字の中の字を横に倒したようなボタンを押します。これが直行で、確認でENTを押すとこのポイントに直行します。

フラップを1段下げます。

パーキングブレーキをオフ。

東向きに離陸します。TAXI開始。

途中で止まってエンジンのランナップをします。パーキングブレーキをオン。

スロットルを押しこんでエンジンを2200回転にします。なおこの機はプロペラピッチが固定です。燃料フロー、エンジンオイルの圧力、エンジンオイルの温度、排気ガスの温度、計器類を操作するためのバキューム、左右のタンクの燃料の量、電圧など正常。

続いてマグネトーを左、右にして回転数の低下が小さいことを確かめます。

燃料タンクの選択スイッチは中央。

ランナップが終わり、滑走路に向かいます。今日は滑走路が長いので、途中から離陸します。

左側のG1000でトランスポンダを選択。

トランスポンダをALTに。

さらにタイマーを選び、スタート。なお、現在時刻はG1000の右下に出ています。現地時間で9時12分。

滑走路に出ました。着陸灯、ストロボ灯をオン。

離陸です。あっという間に空に浮かびます。頭が上がりすぎて速度が下がらないようにピッチを安定させて上昇します。トリムを取ります。離陸後右旋回です。G1000の上のほうには変針点手前になるとあと何秒でどの方位に旋回するかが出てきます。ここでは12秒後に右旋回で方位244度。

神戸空港を離陸しました。

オートパイロットを入れます。まずAPボタンを押します。するとAPボタンを押した時のピッチと機の左右の傾きが維持されます。続いてFD、NAVをオン。フライトディレクターがオンになり、NAVモードで飛びます。ここでNAVは先ほど左側のG1000のCDIでGPSを選択しておきました。ですから入力したフライトプランに沿ってGPSの誘導で飛んでいきます。

G1000の中央、上にオートパイロットの状況が表示されます。APと出ていますからオートパイロットが働いています。右側は縦方向の誘導で、現在のピッチを維持するということでPITと出ています。左側は横方向の誘導で、現在の機の左右の傾きを維持するということでROLと出ています。しかしその左側に白字でGPSと出ています。この後、横方向はGPSによる誘導に変わります。フライトディレクターはハの字型です。

縦方向の誘導はこのあと、上昇率を調整します。オートパイロットのVSボタンをクリック。機の速度を見ながら機首を上げる、下げるをクリックして上昇率を調整します。

現在、横方向はGPSで、縦方向は毎分700フィートの上昇でオートパイロットが操縦しています。そしてその上のマジェンタのところが現在飛んでいるレグで、次のポイント(INTC)まで4.4マイル、234度。

離陸後、右旋回中です。

フラップを上げます。

西向きのコースになりました。G1000のHDGつまみを動かすとHDGの数字が変わります。またつまみを押すと現在の方位にHDGの数字が合わされます。

神戸空港、六甲アイランド、六甲山がよく見えます。

ここでシミュレーション速度を上げてみます。先ほど設定したショートカットキーを使います。いま、2倍の速度でシミュレーションが進行しています。

左側のG1000でもフライトプランを表示させることができます。FPLボタンを押します。マジェンタの矢印のあるところが現在飛んでいるレグです。最初から入力モードになっていますから、FMSのつまみの外側をクリックしてたとえばWASYUを選び、FPLボタンの上にある直行ボタンを押し、さらに確認でENTを押すと、WASYUポイントに直行になります。

地図の縮尺はRANGEで変えます。

淡路島の北を飛んでいます。

順調に上昇して10000フィートに達しました。G1000にセットした高度です。自動的にこの高度で水平飛行に切り替わります。引き続き加速します。

エンジンは2580回転で回っています。

速度計は106ノット程度で加速が止まりました。この速度はIASといって、上空で空気が薄くなることで表示速度が下がるという現象を補正していません。その下にTAS 123KTとありますが、これが補正をした速度で、このTASが大気に対する機の本当の速度です。123ノット出ています。

ではミクスチャーの調整をします。上空では空気が薄くなるので、エンジンに入れる燃料の量も減らして効率的にエンジンを回します。ミクスチャーの棒を少しづつ引いていきます。

すると排気温度(EGT)がいきなり上がっていくポイントがあります。そうしたらさらに小さく引いて、最もEGTが高くなるポイントを探します。

そこからさらにわずか引きます。するとわずかにEGTが下がります。そのミクスチャーで巡航します。燃料の消費量はFFOW GPHで5.3、すなわち1時間当たり5.3ガロン。先ほど上昇中はミクスチャーを奥まで押し込んでいて、この数値が高度10000フィートで10.7でした。

順調に巡航しています。離陸後約19分。

左手に淡路島が見えます。

前方に小豆島、四国が見えます。

 巡航中の地図とフライトプランの様子です。

香川県の高松の北側を飛んでいます。

瀬戸大橋上空を飛んでいます。

そろそろ降下の準備をします。4100フィートまで降下します。高度のつまみを動かして設定します。

まもなく広島空港上空です。本郷VOR(HGE)はすぐそばです。

HGEの4マイルほど手前から降下を始めました。オートパイロットのVSを選び、機首を下げるのボタンをクリックして降下率を毎分700フィートとしました。横方向は引き続きGPSで飛んでいます。速度が上がりすぎたらスロットルを引いて速度を抑えます。

HGE上空です。空港の南西方向に向かいます。速度が上がりすぎたらスロットルを少し戻します。

ミクスチャーは再び奥まで押し込んでおきます。

広島空港の直上です。

今日のアプローチです。広島空港ILSRWY10。ILS周波数は108.7、コース098度、識別符号はIHG。MISENで4100フィートで、そこから東進してファイナルアプローチフィックスがMACKYで3600フィート。決心高度が1272フィート。地上の標高は1072フィート。ゴーアラウンドは滑走路方位をまず直進して高度1600フィートでHGEの104度に右旋回してBINGOへ。高度3300フィート以上で左旋回です。ゴーアラウンドコースもGPSに入っています。

ではNAV1にILS周波数をセットします。識別符号IHGをすでに受信しています。

音で聴くときはオーディオパネルのNAV1を押します。

既に4100フィートまで下りてきました。右旋回で北に向かうポイントまで2.7マイル。

右旋回です。MISENに向かいます。高度は4100フィート。

アプローチはMISENから始まります。そこでアプローチをアクティベートします。右側のG1000でPROCをクリックし、FMSのつまみの外側をクリックしてアプローチのアクティベートを選び、ENT。

MISENに直行し、MISENからアプローチを飛びます。

引き続きGPSで飛んでいます。MISENまで6マイル。高度は4100フィート。ファイナルアプローチフィックス(faf)のMACKYからグライドスロープによる降下が始まります。その高度が3600フィート。自動的にPFDの右上に3600フィートと出てきます。

ではここでCDIをNAV1に切り替えます。ILSの電波による誘導です。G1000画面上のオートパイロットの指示のところはGPSからLOC、すなわちローカライザーに変わりました。またグライドスロープの目盛のウインドウが出てきます。上にGと出ていますが、まだ信号を受信していないと出ています。またコースは自動的に098度になっています。

ローカライザーへの会合が始まりました。高度の設定は自動的に3600フィートになります。

ではMACKYに向けて高度3600フィートまで降下します。オートパイロットのパネルからVSを選び、降下率をとりあえず毎分700フィート程度にします。

フライトプランにはゴーアラウンドのコースも最初から入力されています。

3600フィートまで下りてきました。ローカライザーによる横方向の誘導が行われています。まだグライドスロープの針は降りてきていません。オートパイロットのパネルでAPRボタンをクリックします。

グライドスロープの針が下りてきました。オートパイロットはグライドスロープ(GS)がARMされています。正面に滑走路が見えます。

最終進入が始まりました。

減速しながらフラップを下げていきます。

高度の設定をゴーアラウンドの3300にしておきます。ローカライザーとグライドスロープに乗ってオートパイロットで飛んでいます。

ゴーアラウンド後のBINGOでの旋回待機まで入っています。

ごー

最終フラップ。

まもなく着陸です。今日はオートパイロットをオンにしたまま着陸します。

滑走路の末端を過ぎたらゆっくりスロットルを引いてアイドルにします。失速速度は45ノット程度ですからそれぐらいまで減速させると頭を上げて着陸します。

着陸しました。

広島空港に着きました。

フラップを上げます。

滑走路を出ました。着陸灯とストロボ灯をオフ。

トランスポンダをスタンバイに。

タイマーをオフ。飛行時間は1時間26分でしたが、タイマーはなぜか時間のところがゼロのまま。

駐機場に到着です。ミクスチャーを引いてエンジンを止め、マグネトーもオフに。

灯火、アビオニクス。オルタネーター、バッテリーをオフ。

地図上には飛んだコースが示されます。

ということで無事に広島まで飛んできました。ゼネラルアビエーションのセスナにもG1000が装備されて、X-Plane11のフライトはより楽しくなりそうです。

(おわり)


X-Plane11.11のデフォルトのBeechcraft Baron58で福岡から鹿児島まで(2)

2018-01-21 21:25:46 | 日記

X-Plane11.11のデフォルトのBeechcraft Baron58で福岡から鹿児島まで飛びます。

今日は快晴です。離陸します。

あっという間に加速していきます。

90ノットぐらいで操縦かんを引きます。あっという間に離陸します。

100ノットほどで上昇していきます。

ギアアップ。

オートパイロットを入れます。まずAPボタンをオン。すると現在のピッチ角度を維持します。フライトディレクターをオン、ヘディングをオン。先ほど設定した滑走路方位で飛びます。さらにヨーダンパーをオン。上昇率は左側の白いスイッチで動かします。

オートパイロットの設定が正面に表示されます。120ノットで上昇します。

プロペラピッチを少し下げて2500回転にします。

左右の回転数の差が小さいことを確かめてプロペラのシンクロスイッチをオン。

フラップアップ

引き続きオートパイロットのNAVをオン。するとGNS530にセットしたフライトプランに沿ってGPSで飛びます。ただし、高度の管理GPSでは行いませんから、パイロットが行います。

黄色いつまみを動かして、GNS530の画面に出ていたように方位160度にHSIの針を合わせます。するとコースからの左右のずれが表示されます。

次のポイントFF603まで16.7マイルです。

順調に上昇していきます。

阿蘇の山並みが次第に見えてきます。

上空でも窓が開きます。

GPSも順調です。

右手に雲仙が見えてきました。

今日は9000フィートで巡航します。9000フィート手前になったらオートパイロットのALTボタンを押します。するとそこで水平飛行に移ります。このデフォルトの機体には、あらかじめ高度を設定してARMする機能はついていません。

ALTボタンはここにあります。引き続き加速していきます。

150キロぐらいまで加速していきます。

ではプロペラピッチのレバーを戻して2000回転にします。

ここまでミクスチャーは一番前に出したままでしたが、巡航時のミクスチャーにセットします。ミクスチャーのレバーをゆっくり戻していきます。するとEGTの針が一番下に張り付いていたのが急に上に上がっていくところがあります。最後はきわめてゆっくりレバーを戻しながら一番上まで上がるところを確かめます。

そのポイントからさらにわずかにレバーを戻すとわずかにEGTが下がります。そこで巡航します。

これで巡航のセットアップができました。約150ノットで巡航しています。この時、もしCHTが低すぎる時はカウルフラップをやや閉じます。また高すぎるときはカウルフラップをやや開きます。

右側に見えるのカウルフラップの開閉レバーです。

右手に有明湾と雲仙がよく見えます。

 左手後方には九重の山々が見えます。さらに左手下には熊本空港、そしてその奥には阿蘇山が見えます。

あっという間に鹿児島につきますからアプローチチャートを確かめておきます。ILS34アプローチ。周波数が111.7、方位が337度、識別符号がIKG。イニシャルアプローチフィックスがSIMAZで2800フィート。DHはカテゴリーAの記述がないですがカテゴリーCに合わせて1080フィート。地上の標高が879フィート。ゴーアラウンドは滑走路方位に飛んで1300フィート以上で左旋回、鹿児島VORへ。4500フィートで旋回待機。

 

熊本と鹿児島の間の山岳地帯です。

霧島、その先に桜島が見えてきました。

今日のSTARです。SHIMZ北アライバル。HKCで3500フィート以上、ROKETで3100フィート以上、SHIMZで2800フィート以上です。そして速度は185ノット以下。

霧島、錦江湾、桜島、大隅半島が見えます。

HKCまで19.9マイル。SIMAZからアプローチに入ります。

降下を始めます。オートパイロットでダウンを押すと降下していきます。

カウルフラップは閉じます。

ミクスチャーは一番前にしておきます

エンジンとプロペラピッチはそのまま。降下率毎分800フィート。速度は160ノットを超えます。

スロットルを絞ります。緑のレンジの下限、マニフォルドプレッシャーで15インチにします。

安定して降下しています。降下率はオートパイロットのダウンとアップのボタンを押して調整します。カウルフラップは閉じていますが、シリンダーヘッドの温度は下限近くまで下がってきています。

左前方に鹿児島空港が見えてきました。南側に回り込んで着陸します。

錦江湾と桜島、その先に開聞岳が見えます。

3500フィートで水平飛行に移ります。

速度は140ノット。HKCまであと2マイル。

HKCです。アライバルに従って左旋回。

錦江湾のほうへ向かいます。

3100フィートまで降下。

ROKETの高度制限が3100フィート以上。あと1.4マイル、方位114度。その次はTOPPY。114度で4.6マイル。TOPPYで66度に左旋回してさらに3マイルでイニシャルアプローチフィックスのSIMAZ。

ROKETを出て高度2800フィートまで降下。

左手に霧島が見えます。錦江湾の上です。

次はSIMAZです。アプローチを起動します。PROCを押し、アプローチをアクティベートするを選び、ENTボタンを押します。

するとイニシャルアプローチフィックスのSIMAZがフライトプランの一番上に来ました。あと2.5マイル。CDIは依然としてGPSです。VLOC1は鹿児島RWY34のILS周波数111.7、そしてその識別符号IKGを受信しています。

フラップを1段下げます。

ファイナルアプローチコースへGPSで左旋回しています。GNS530の表示が自動的にLNAVになります。左右方向はGPSの電波を受信しながら飛んでいます。

するとここで自動的にNAVがGPSからVLOC、すなわちILSに切り替わります。

そしてHSIにILSのグライドスロープとローカライザーが出てきました。

プロペラピッチを一番前にします。

オートパイロットのAPPRボタンを押してILS進入をオートパイロットで飛びます。

ギアダウン。

正面に滑走路が見えてきました。HSIの表示は自動的にNAV1に切り替わりました。

プロペラのシンクロをオフ。

フラップをさらに下げます。着陸フラップ。

滑走路が近づきます。

オートパイロットを切ります。

もうすぐ着陸です。速度は100ノット。

着陸して誘導路に向かいます。

駐機場に向かいます。たくさんのジェット機が止まっています!

フラップアップ。

ストロボ灯、着陸灯をオフ。

トランスポンダをスタンバイ。

駐機場に到着。パーキングブレーキをオン。

燃料をカットオフし、マグネトーをオフ。オルタネーターをオフ、タクシー灯、NAV灯、ビーコン灯をオフ、アビオニクスをオフ、バッテリーをオフ。

というわけで福岡から鹿児島まで飛んできました。

地図で航跡を確かめることができます。

こうしてX-Plane11.11のデフォルトのBaron 58で福岡から鹿児島まで飛びました。デフォルトの機体でも十分に楽しめます。

(おわり)


X-Plane11.11のデフォルトのBeechcraft Baron58で福岡から鹿児島まで(1)

2018-01-09 19:04:25 | 日記

今日はX-Plane11.11のデフォルトのBeechcraft Baron58で福岡から鹿児島まで飛んでみます。Baron58については有償で機体が出ていて、それに付加する機能アップのパックもあります。過去にもブログで紹介したことがありますが、今日はデフォルトの機体で飛びたいと思います。Baron58はピストンとシリンダーで動くエンジンを搭載した双発プロペラ機です。同じ双発プロペラ機でもビーチクラフトはジェットエンジンのようなターボプロップエンジンがついています

なお、このデフォルトの機体はエンジンのスターターのトルクが弱くてそのままではエンジンがかかりません。この記事にあるように、機体を読み込む前にトルクを直しておいてください。

最初の画面で新規フライトを選びます。

飛行機はBaron58を選びます。

 飛行機の画面です。塗りわけは右上の赤枠のところで選びますが、この機体はデフォルトの現在の塗りわけしか用意されていません。左下の赤枠、左側のところで重量・バランス・燃料を、右側のところで故障を設定、さらにエンジンをかけたままスタートさせるときは右下をクリック、コールド・アンド・ダークでスタートさせるときは右下のクリックを外します。

 重量・バランス・燃料の設定です。重さの単位をポンドかキロで選べます。上の赤枠のところ。米国慣用単位がポンド、メートル法がキロです。今日はメートル法で飛びます。左下、デフォルトを選ぶと重さが半分ぐらいになります。これで3時間35分飛べます。そして右下、実行完了をクリック。

故障の設定です。左下をクリックするとすべての故障が直り、またメインテナンスも行われます。そして右下、実行完了。

 それからジョイスティックの設定があるときは画面右上のこのマークをクリックします。

ジェット機とは操作が異なる部分がありますので、B58用にジョイスティックの設定を行っておきます。下のプロフィールの管理を選びます。

 新しいプロフィールの作成を選び、新しいプロフィールの名前を設定します。

Baron58という名前をつけておきます。そして右側、Baron58の機体に、今回作成するプロフィールを設定しておきます。そして実行完了。

Baron58では特にジョイスティックの軸にプロペラピッチと燃料のミクスチャーの設定を行っておくと操縦が楽になります。

続いて空港の設定です。今日は福岡空港からスタートします。ICAOコードはRJFF。RJFFと入力し、カスタマイズをクリックします。

ランプの2番からのスタートにします。選択したら右下の確認をクリック。

続いて天候設定です。このようにスライダーを最も左にしておくと最も天気が良くなります。詳しくはカスタマイズをクリック。

下のところで手動設定を選びます。そしてCAVOKを選択すると飛行には良い天気。気圧は29.92にします。どこでもこの気圧です。そして実行完了。

時刻もスライダーで選べます。詳しくはカスタマイズをクリック。

コンピュータの時計に合わせいたいときは左下をクリック。そして実行完了。

福岡空港に機体が読み込まれました。

コールド・アンド・ダークです。

窓をクリックすると窓が開きます。

後部座席の様子です。

ドアは開閉できます。X-Planeのコマンドで動かします。キーボードの設定を選び、ドアの開閉をドア番号ごとに設定。ここではドア1番を設定。

ドア1番を開けたところです。実はこの機体、左席側にはドアがないのです。右席側のドアが1番になります。

操縦桿を隠すことができます。メニューからフライトを選び、操縦桿の表示切替を選びます。

すると操縦桿が消えました。ただしB58では時計が操縦桿の真ん中についています。そのため操縦桿を消すと時計まで消えてしまいます。時計を見るときは操縦桿を再び表示させるしかありません。

では出発の準備を始めます。バッテリーをオン。アビオニクス・マスターをオン。

GPSで飛ぶためにGNS530をセットアップします。そのままでも操作できますが、画面をクリックするとポップアップが出てきます。そのほうが入力が楽です。

最初のデフォルトの画面に即座に行くにはCLRボタンを押します。そしてFPLボタンを押してフライトプランを入力します。

フライトプランが出てきますが、以前のフライトプランが入っているときはまずそれを消去します。MENUボタンを押し、右下のダイヤル部分のカーソルを動かしてフライトプラン消去を選び、ENTボタンを押します。ダイヤルは内側と外側の二重になっています。ここでは外側を動かします。

FPLボタンを押すとフライトプランの画面が出てきます。出発空港の福岡、RJFFがすでに入っています。入力モードにするにはカーソルボタンを押します。

ダイヤルは外側と内側があります。外側を操作すると行が上下します。すぐ下の行を選びます。

ダイヤルの内側を動かします。すると文字入力が始まります。Kから始まります。アルファベット順です。ダイヤルの内側を左右に動かして最初の文字を合わせます。鹿児島VORのHKCを入力しますので、最初の文字はHです。続いてダイヤルの外側を動かします。そして次の字を合わせます。次の字はK、さらにC。

こうしてHKCと入力します。すると自動的にKAGOSHIMA JAPANと出てきて、緯度経度も自動的に出てきます。

HKCと入力したらENTボタンを押し、確認を聞いていますから、再度押して確認します。

続いてフライトプランのページに戻り、次の行の入力をします。同じ手順です。鹿児島空港、RJFKを入力します。

RJFKを入力したら同じようにENTを押し、さらに確認します。

こうしてフライトプランが入力されました。入力モードを解除するにはカーソルボタンを押します。続いてSID(デパーチャー)、STAR(アライバル)、アプローチを入力します。PROCを押します。

デパーチャーを選びます。

デパーチャーはMORIO3です。LOADします。

引き続き離陸滑走路を聞いてきますからRW16を選びます。

さらにトランジションを聞いてきますから、SATSAを選びます。

離陸滑走路、デパーチャー、トランジションの設定が終わりました。続いてアライバルとアプローチを設定します。PROCを押します。

アライバルを選びます。

アライバルはSIMAZNです。

トランジションはVECTORSを選びます。

アプローチはILS34-Wを選びます。アプローチはアクティベートではなく、ロードを選びます。そしてフライトプランのページに戻ります。

こうして出発から到着までのルートがつながりました。下の画面ではRW16が反転していますが、これは入力モードになっているという意味です。カーソルボタンを押して入力モードを解除します。

これがフライトプランです。CLRボタンを押して地図の画面に戻ります。

これが地図の画面です。

GNS530の左側は無線の設定です。上側がCOM1、下側がLVOC1です。VORやILSの周波数はVLOC1に設定します。左下のカーソルボタンを押すとCOM1とLVOC1の入力が切り替わります。左側の上下の矢印のボタンを押すと、COM1、LVOC1それぞれに上と下の周波数が入れ替わります。上が今使っている周波数、下がスタンバイの周波数です。VLOC1の周波数で識別符号を受信するとLOCのところにそれが出てきます。その下のENRは自動的に切り替わります。そしてCDIボタンを押すとNAVモードを無線のVLOC1にするか、右側で設定したGPSモードにするかが切り替わります。フライトプランに従って飛ぶときはGPS、ILS進入の時はVLOCです。

最初から鹿児島のILS34の周波数111.70をスタンバイにセットしておきます。

地図の画面で内側のカーソルを動かすと似たような地図の画面が出てきます。メニューボタンを押します。

データフィールドをオンにします。

方位や距離、対地速度が出てきます。CLRボタンを押すと他のVORなどのデータを表示するかどうかを選べます。

このように-3にすると表示量が一番少なくなります。これでGNS530の設定は終わりです。

トランスポンダは数字を設定してスタンバイに。

GNS530の左側の無線の画面の周波数は、その下の無線機の周波数に対応しています。

VLOC1の周波数の識別符号を聞くときにはNAV1のボタンを押します。

では出発です。扉を閉めます。

エンジンをかける時は電圧の振れで電子機器が故障しないようにアビオニクスはオフにします。ビーコン灯をオン。

2番エンジンから始動します。プロペラピッチは一番前。2番エンジンのミクスチャーも一番前、2番エンジンのスロットルも一番前。この状態で2番エンジンのエンジンポンプをオンにして、燃料計の針が上がるのを確かめ、針が上がって止まって1秒したらスイッチをオフに戻します。ピストンに燃料を送り込むのです。しかしあまり長くポンプを動かしているとピストン内に燃料があふれてかえってエンジンは点火しなくなります。

パーキングブレーキがオンになっていることを確かめます。スロットルを一度戻して少し前に出します。そして2番エンジンのスターターをスタートに。

あっという間にエンジンがスタートすると思います。

同じように1番エンジンもスタートします。

1番エンジンのスターターをスタートに。

1番エンジンもスタートしました。エンジンの温度計を見ます。CHTとあるのはシリンダーヘッドの温度計です。まだ温度が低くて緑のレンジに達していません。左側のEGTは排気ガスの温度です。下のメーターはエンジンオイルです。エンジンオイルの温度と圧力です。これは両方とも緑のレンジに入っています。

写真を撮り忘れましたが、バッテリースイッチの右側にある左右のオルタネーター(発電機)のスイッチをオン。改めてアビオニクスのスイッチをオン。

離陸に備えてフラップを1段ダウン。

ラダートリム、エルロントリムはゼロ。カウルフラップは離陸に備えてオープン。写真を撮り忘れましたがスタブトリムは離陸に備えてアップの位置に。

では出発します。

NAV灯、TAXI灯をつけ、パーキングブレーキをオフ。

滑走路に向かいますが、途中でエンジンのランナップのために止まります。

パーキングブレーキをオン。

ミクスチャー、プロペラピッチは一番前。そしてスロットルを上げてエンジンを2200回転にします。

この状態でプロペラピッチを動かして回転数などの変化を見ます。終わったらプロペラピッチは一番前に。

続いてスロットルを絞って1700回転に。

マグネトーをBOTHから左、右にして、回転数の低下が150回転以内であることを左右確かめます。マグネトーをBOTHに戻します。

スロットルをさらに絞って1500回転にします。

プロペラピッチのレバーを引いてフェザーにします。そしてまた一番前に戻します。さらにスロットルを引いてアイドルにします。これでランナップは終わりです。シリンダーヘッドの温度も緑のレンジに入ってきました。

パーキングブレーキをオフ。

滑走路に向かいます。舵の操作に支障がないか確かめます。

では離陸します。着陸灯、ストロボ灯をオン。

滑走路に入ります。

トランスポンダをオン。

GPSですが、最初に見たように離陸滑走路など離陸前後のところにいくつかポイントが設定されています。

RJFFがあって、離陸滑走路RW16があって、高度500フィートのところに(500)というポイントが設定されています。このあたりは離陸後あっという間に通過しますし、まだマニュアルで飛んでいますので、この先でオートパイロットを入れると機は通過点に向けてUターンしてしまうことがあります。そこでその次のFF603ポイントを目指して飛ぶようにセットします。カーソルボタンをクリック。

RJFFが反転しますから内側のつまみを動かしてFF603を選択。

この状態でMENUを押します。

そして一番上のActivate Legを選択してENTボタン。

するとこのような表示になって、最初のポイントがここから21.9マイル先のFF603になります。そしてカーソルボタンを押して入力モードを解除。

入力モードが解除されました。CLRボタンを押して最初の地図の画面に戻ります。

このような画面になります。ここで左下のCDIがGPSであることを改めて確かめます。

前面パネル左上にHSIの表示をどのデータで行うか設定するところがあります。GPSを選びます。

QNHは29.92インチ。

ヘディングは滑走路方位158度。

オートパイロットは離陸後に操作しますが、左右席の間の下側にあります。

滑走路に正対しました。離陸します。

(つづく)


X-Plane11.11のデフォルトのBarron B58のエンジンを始動させる

2018-01-08 21:04:15 | 日記

X-Plane11.11のデフォルトのBeechcraft Barron58はバグのためにエンジンが始動しません。

X-Plane10の時代からのバグで、一度直したようですがまだ始動しません。理由はスターターのトルクが弱すぎるからです。

それで、X-Planeに標準でついているプレインメーカー(Plane Maker)というソフトを使ってスターターのトルクを上げてみます。

なお、この方法は一時的な方法のため、次にX-Planeを更新して新しいファイルをダウンロードしたときは上書きされてしまいますから、もしまたエンジンが始動しなければ同じ方法でスターターのトルクを上げてください。

X-Plane11のメインディレクトリーにPlane Makerというコマンドがあります。これを実行します。

するとこういう画面が出てきますからファイル、その下の開くを選択します。

そしてデフォルトのB58を選択します。選択したら中央下の、開く飛行機、をクリックします。

そして、標準、エンジンスペックと順に選択します。

さらに、スプールアップ/ブーストを選びます。すると右下にSTARTERが出てきます。スターターのトルクは赤枠で囲ったところで指定します。

X-Plane11.11ではここが0.30になっているはずです。

それを0.40に変えてみてください。

そしてバツ印をクリックして終了。

さらに、ファイル、保存をクリックして終了します。

これで始動するはずです。デフォルトのB58では始動前に燃料ポンプを動かす必要はなく、スロットルもアイドル位置のままで、ミクスチャーは前に出しておけば始動します。

(おわり)


X-Plane11.11のデフォルトB747-400で新千歳から羽田まで(2)

2018-01-07 15:16:59 | 日記

引き続きX-Plane11.11のデフォルトのB747-400で新千歳から羽田まで飛んでみます。

新千歳のゲートを離れてRWY19Rに向けてタクシーします。

滑走路の手前まで来ました。

着陸灯をオン。ランウエイ・ターンオフライト、タクシー灯をオフ。

ストロボ灯をオン。

トランスポンダをTA/RAに。ところがこのデフォルト機体ではトランスポンダが3点しか動かず、一番右端のTA/RAまで動きません。仕方ないので一番右にしておきます。

PFDはTO/GAモードになっていて、LNAVとVNAVがARMされています。風はゼロ。90度右に曲がって離陸です。

改めてキャンセル、リコール。

外気温15度、フラップ20度、燃料8万6千7百ポンド。

経過時間計をオン。

滑走路に正対しました。離陸します。

推力を上げてエンジンを確かめます。

TO/GAボタンを押します。X-PlaneのデフォルトのTo/GAボタンを押すとエンジンは最大推力になります。そうするとロケットのようなものすごい推進力になります。マニュアルでN1を95%ぐらいにしたほうが、より安定して離陸します。

あっという間に離陸です。

滑走路方位に飛びます。

結局離陸時のトリムは12ぐらいで安定しました。

ギアアップ。なおギアレバーはオフの位置には戻りません。

オートパイロットをオン。3つのオートパイロットのうち、どれをオンにしても大丈夫です。

250ノット、11000フィートに向けてLNAV、VNAVを使ってオートパイロットで上がっていきます。

EICASのTFCボタンを押すと他機が出てきます。

このデフォルトのB747-400はやはりとても問題の多い機体です。オートパイロットが間に合わずに大きな速度超過が起きることは珍しくありません。

地図の縮尺を変えます。

10000フィートを超えて速度は自動的に290ノットが目標になり、11000フィートに近づき、上昇率が落ちてきて、オートスロットルが働き始めて速度を290ノットにするようにスロットルを絞ります。引き続きLNAVのルートを飛んでいます。

改めて巡航高度30000をセットします。ただし高度の窓の下のHOLDというボタンは、現在の高度を保つというコマンドで、上の窓の高度とは関係ありません。

10000フィートを超えたので着陸灯をオフ。

 速度290ノット、11000フィートで水平飛行しています。なんとまだ離陸後4分です。高度を30000フィートに設定しました。

FLCHを押して上昇します。

上昇が始まったらVNAVを押してVNAVで上昇します。

なかなか速度の制御が安定しません。

シートベルトサインをオフ。

既に14000フィートを過ぎています。高度計の気圧をSTDにします。

STDボタンをクリックします。

STDになりました。

結局、CC07Tポイントで11000フィート以下という制限がありましたが、制限を解除して上昇しています。VNAVの計算ではLARCHでマッハ0.8、FL300になる予定です。

HDGの窓に出ている方位に飛ぶにはSELボタンを押します。LNAVが解除されてその方位に飛びます。しかしLNAVで飛んでいるときにもHDGは機の進行方向jに合わせておきます。

順調に上昇しています。

間もなく30000フィートに到達です。離陸後8分。速度はマッハ0.80に自動的に合わされます。現在の速度はマッハ0.741

安定した巡航に入りました。

機体外面の温度はマイナス15度、客室高度は約7千フィート、燃料8万2千4百ポンド。

X-Planeの地図を見ています。右上の四角をクリックすると別のウインドウに切り分けられます。左上の赤丸をクリックすると地図が消えます。

それにしても航路上に他機がいくつか見えます。

自機の情報です。機体のアイコンをクリックすると出てきます。高度3万フィート。

 この機体は、ヘリでした。高度9千フィート。

この機体は、セスナでした。高度11000フィート。いずれも当機の航路に支障ありません。

巡航に入ったら必ずSPDボタンを押してください。そうしないと速度の維持機能が働きません。

速度がぴったりマッハ0.80になりました。

下北半島が見えています。

CDUのCRZページを開けます。巡航高度FL300。B747-400の最高速度はマッハ0.89ですから、マッハ0.89で巡航してみます。

動作が不安定なため、MCPで速度を設定します。SELボタンを押すと速度表示がマッハになります。それを890にします。SPDボタンは押したままです。これでマッハ0.89で飛ぶはずです。

マッハ0.89だとIASで342ノットぐらいですね。ただし気流の安定性や気温によって必ずしもこの速度で飛べるわけではありません。

離陸後13分、マッハ0.89、FL300で巡航しています。風の設定はしていないのでこの上空も無風です。

高度をメートル表示にするときはこのボタンを押します。

メートル表示の高度が表示されます。国によってはメートルを使って航空管制が行われています。9144メートル。

PROGページを開きます。降下開始まであと232マイル、到達時刻4時29分予定。羽田まであと433マイル、到着時刻4時55分予定です。

オートブレーキはOFFに戻しておきます。

さて、降下の準備をします。STONEで250ノット、11000フィートの制限があります。

さらにCOUPEでは8000フィート以上、CREAMでは4000フィートの制限があります。

そしてCAMELで4000フィートで、最終進入はCACAO、4000フィートからです。着陸滑走路はRW34R。

ここで夜間飛行にしてみましょう。ライト類をつけます。いずれもつまみを右に回します。操縦席正面の左右にもタテにつまみが並んでいますからそれも右に回します。

画面右上のアイコンから飛行機の形のアイコンを選びます。するとこういうページが出てきます。時刻のスライダーを右のほうに動かして夕方にします。そしてフライト再開。

夕方になりました。西のほうが明るく、東のほうが暗くなっています。赤枠のところにもライトのつまみがあります。左席側にも同じものがあります。

客室のドアを開けてみます。客室も室内灯がついています。

機体の外側の温度はマイナス8度です。

PROGページを開けて2ページ目を出すと風や気温や航路とのずれ、速度の情報が出てきます。一般に飛行中の気温にはTATとSATと2つの数値が使われます。飛行機の外側の温度がTATです。しかしこれは空気と胴体の摩擦熱で温度が上がっています。それを修正するとそこの本当の大気の温度が出てきます。それがSATです。ここでSATはマイナス44度です。

ロゴ灯もオンにします。

このように垂直尾翼が明るく照らされます。

飛行機の航法灯です。ナビゲーション・ライトとかポジション・ライトと言います。操縦席に座って右手側が緑、左手側が赤と決まっています。船と同じです。

ウィング灯というのがあります。これは主翼前面を照らすライトで、主に着氷などがないか機内から確かめるときに点灯します。

このように主翼が明るくなります。

防氷装置はここにあります。エンジン・ナセル4つと主翼。オンにするときはそれぞれボタンを押します。

ちょうど左下に仙台の街が広がります。

機内全体を最も明るくしたいときにはSTORM灯をオンにします。

このように明るくなります。

次はRUBISです。あと11マイル。その先から降下が始まります。

一気に4000フィートまでおります。窓の下の黄色いランプは現在の高度を維するという意味で、上の窓の高度に行くというわけではありません。

オートブレーキは2。

降下開始まであと21マイル、到達時刻9時30分。

DESページを見ます。

降下速度はマッハ0.74/290ノットです。

離陸から40分。9時27分。降下開始まであと3分。

降下開始1分前。降下速度に向けて減速が始まり、目標高度も4000フィートに変わりました。降下率を示すバグが表示されています。

飛行が不安定になるのでVNAVを解除してマッハ0.74と明示的に速度を指定しました。速度のつまみを押すとVNAVからMCPの速度に切り替わります。

さらに降下も不安定なのでFLCHボタンを押しました。こうするとMCPに設定した速度でどんどん降りていきます。降下率がマイナス8000になっていますが、これは自動的に数値が出てきたものです。

FLCHを押してもVNAVに設定した降下パスに沿って下りて行ってくれます。速度は290ノットに指定します。降下率は自動的に変わっていきます。

どうやら次のポイントLANAIの速度と高度を守るように降下しているようです。

スロットルはアイドルで、オートスロットルは起動していません。ARMはしてありますが。LANAIを過ぎてようやく安定して降下するようになりました。

安定して降下しています。VNAVボタンは押されていませんが、CDUに設定した速度、高度制限を守り、またCDUに出てくる降下パスに沿って降下を続けています。

キャンセル、リコールを押します。

何も表示されませんが。残燃料は7万7千2百ポンド。

燃料タンクの様子です。単位はLBSが正しく、KGSはバグですね。結局センタータンクの燃料だけ使っています。スタブタンクの燃料は少しづつセンタータンクに自動的に移送されています。話は変わりますが、かつてコンコルドは燃料タンク間の燃料の移送を機関士が行っていました。特に音速を超えるに前に前後のタンク間で燃料を大きく移動させて、亜音速と超音速で重心位置を大きく変えていました。

安定して降下しているのでVNAVボタンを押します。

気が付くと速度が下がりすぎています。MCPのSPDボタンの押し忘れです。VNAVで降下するときは必ずSPDボタンを押します。

このボタンです。

スタブタンクが空になりました。

スタブタンクの燃料ポンプに警告灯が点灯します。

ボタンを押して燃料ポンプを止め、警告を解除します。

FL140を過ぎました。QNHに切り替えます。29.92インチです。

STDボタンを押します。

QNHに切り替わりました。

羽田が近づいてきました。房総半島の先で右旋回して空港に最終進入し、待機は北東方向へ飛びます。

250ノットへの減速が始まりました。STONEで速度制限250ノット、高度制限11000フィートです。

シートベルトサインをオン。

霞ヶ浦の手前まで飛んできました。

250ノット、11000フィートで水平飛行に移ります。STONEを出たところです。

左手に成田空港が見えます。

右手に羽田空港が見えます。

 STONEを過ぎました。240ノットに減速して引き続き降下します。FLCHを押します。

 

次はCOUPEで8000フィート以上。

着陸灯をオン。

4000フィートまで下りてきました。SPDボタンをオン。

速度240ノットで最終進入コースに右旋回します。しかし本来ならすでにILSの電波を受信しているはずですが表示がありません。表示されているのはVORの電波の識別符号です。B747-400では周波数を操縦士が入力することなく、データベースから自動的に周波数とコースを読み取って設定してくれます。ところがそれが正常に働いていません。

速度は180ノットまで減速します。

最終進入が始まるCACAOまであと5マイル。

これはフラップの出し遅れです。速度が低すぎるという警告です。

フラップを20度まで下げます。

これは全く変です。ILSの電波を受信していません。果たして故障しているのか?

地図を開きます。右上の赤枠のところのVFR区分航空図をIFR低高度エンルートに変えます。そして進入経路を今日のILSRWY34Rにセットします。

こんな画面です。ILSはちゃんと動いています。

さらにILSの誘導電波のところをクリックすると周波数が出てきます。108.90、識別符号はITCです。ここでNAV1の調整をクリックすると自動的に自機のNAV1の周波数がこれになります。

押してみます。

CDUのNAVRADページには周波数と方位が入りましたが、このページは外から入力することができません。

仕方ないのでマニュアルで降ります。高度の指定をゼロにして取りあえず毎分1500フィートで降下していきます。V/Sコマンドを使います。飛行場は見えていますからビジュアルアプローチに切り替えです。

ILSの電波は受信しています。そしてグライドスロープとローカライザーはARMされていますが切り替わりません。引き続きビジュアルアプローチです。

さらに速度が166ノット以下に下がりません。このデフォルト機体ではそのように設定してあるようです。またAPPボタンを押しても反応しません。LOCボタンは押せますが。これはもうILS進入はあきらめるしかありません。

ギアダウン、フラップ30度。ビジュアルアプローチ・ランウエイ34R。

電波高度計も働いていますが、ローカライザーもグライドスロープもARMされたままで切り替わりません。しかし滑走路のマークは見えています。毎分1500フィートで降下を続けています。ヨコの制御はLNAVを引き続き使っています。

ではマニュアルで着陸します。オートパイロットをオフ。

オートスロットルもオフ。

間もなく着陸です。

着陸しました。リバースをかけます。オートブレーキが働いています。しかしスポイラーは自動で立ち上がりませんでした。

誘導路へ向かいます。

滑走路上で停止する前にオートブレーキを切ります。

オートブレーキオフ。

フラップをゼロに戻します。残り燃料は7万6千8百ポンド。客室高度は18フィート。外気とつながっています。

スピードブレーキは手で立ち上げました。改めて前に戻します。

着陸時のスタブトリムは10ぐらいでした。緑色のバンドと大きくかけ離れています。

とりあえず緑色のバンド内にスタブトリムを戻しておきます。

トランスポンダ、スタンバイ。

ストロボ灯オフ。

着陸灯オフ、ランウエイ・ターンオフフライトオン、タクシー灯オン。

APUスタート。

ゲートに到着しました。パーキングブレーキオン。

APU発電機オン。

オンになりました。

燃料コントロールスイッチ、4つともカットオフ。

油圧デマンドポンプ、4つともオフ。

燃料ポンプ、全部オフ。

ビーコン灯オフ。

フライトディレクター、オートスロットル、オートパイロット、オフ。

シートベルトサイン、オフ。

そして降機が始まりました。

 なお、今日のフライトで降下のところ、いくつも速度や高度の制限がありましたが、この制限を解除する方法があります。CDUのDELキーを押して、続いて制限のあるところの右側のボタンを押します。速度も高度も一緒に制限が削除されます。

 STONEの速度、高度制限が解除されたところです。

 COUPEの高度制限も解除してみます。

 解除されました。

というわけで、X-Plane11.11でもデフォルトのB747-400は多くの問題を抱えています。しかし、それなりに飛ばすことはできますのでジャンボを飛ばしてみたいという方はチャレンジしてみてください。

(おわり)


X-Plane11.11のデフォルトB747-400で新千歳から羽田まで(1)

2018-01-05 17:43:40 | 日記

今日はX-Plane11.11のデフォルトのB747-400で新千歳から羽田まで飛んでみます。

依然としてバグがあり、結局今回も進入時にILSが動作せず、マニュアルでの着陸となりました。しかしデフォルトの機体でどこまで楽しめるか、なかなか十分に楽しめるのではないでしょうか。有償機体でB747を楽しむのであれば、747-8iが出ています。またアドオンではなくて単独のB747-400のソフトとしてきわめて完成度が高いのがaerowinxです。どちらも過去紹介していますのでブログを読んでみてください。

今日のコースはRJCC JUGGL1 TOBBY Y10 STONE CACAO RJTT、RJCCの離陸は19R、RJTTの着陸は34Rです。

どういう意味かというと、まず出発空港が新千歳ですからそのICAO(国際民間航空機関)コードがRJCC。次に出てくるのが新千歳の標準出発経路(SID)でJUGGL1、そしてTOBBYポイントに行きます。そこから航空路Y10でSTONEへ。STONEから羽田の標準到着経路(STAR)CACAOに乗って羽田、東京国際空港、ICAOコードRJTTまでです。そして離陸滑走路は新千歳の19R、着陸滑走路は羽田の34Rです。

ではX-Plane11を起動します。新規フライトを選びます。

まず飛行機を選びます。Boeing747-400を選びます。

選ぶとこのような画面が出てきます。右上のDefaultというところで塗り分けを選ぶことができます。下のところで重量・バランス・燃料の調整と故障の設定をします。塗り分けは残念ながらデフォルトのUnitedしか用意されていません。もちろん外部からダウンロードして他の塗り分けを入れることはできますが。

それから右下に「エンジンをかけた状態で起動する」とありますが、これをクリックしておくとエンジンをかけた状態で起動し、クリックしておかないとコールド&ダークの状態で起動します。今回はコールド&ダークから起動します。

重量・バランス・燃料の調整です。まず単位を選びます。米国慣用単位を選ぶと重量がポンドに、メートル法を選ぶと重量がキログラムになります。単位が違うと数字が倍ぐらい違うのでよく気をつけます。ここではポンドが選ばれています。左下にデフォルトに戻すというところがありますから、それをクリックすると、総重量がマックスの半分弱、燃料で4時間49分ぶん搭載されます。新千歳から羽田までなら十分すぎる量です。

故障のところをクリックします。左下の修正を選ぶと故障が直ちに直ります。たとえば飛行中や地上走行中に故障(たとえば車輪のパンク)が起きて直したいときも、この画面を出して直します。また故障時のシミュレーションのために敢えて故障を起こすこともできます。

続いて場所を選びます。どの空港から離陸するかです。新千歳空港なのでICAO記号のRJCCと入れます。さらにカスタマイズを選びます。

滑走路から始めることも、滑走路の手前3マイルあるいは10マイルから始めることも、駐機場から始めることもできます。今回は駐機場の14番から始めることにします。

なお、左下の特別な場所から離陸を選ぶと、以下のような状況での離陸を試すことができます。

天気の画面です。左下の設定を手動設定にします。そしてCAVOKにすると飛行には良い天気です。しかし深い霧を選ぶこともできます。また気圧はここではすべての場所で29.92インチになるようになっています。したがって飛行中に気圧の設定を動かす必要がありません。

なお、左下の気象モードのところは以下のような選択肢があります。もしインターネットに接続していればインターネットから現在の気象をダウンロードして使うこともできます。それが「実際の気象状況に合わせる」です。さらに外部の気象アドオンあるいは気象ソフトを使って気象を設定することもできます。

指定の時刻を入力します。月日も入れられますが、今のところアドオンを入れないとシナリーに季節の区別はありません。ただ、日の出と日の入りの時刻が違います。また左下をクリックすると現在の時刻で飛ばすことができます。

 飛行機、場所、気象、時刻の設定が終わったらフライトの開始です。

フライトの画面が出てくると右上にこのようなマークが出てきます。赤枠のところ、一番左の飛行機のマークが上で設定した飛行機・場所・気象・時刻の設定、ヘッドホーンのマークが航空管制の設定(今回は使いません)、二重丸が移動式の地図、そして一番右が設定のメニューです。これらは飛行中も選択することができます。

設定のジョイスティックのところで、Boeing747-400に以前のの記事で指定したBoeing Jetが選択されていることを確かめます。

早速起動しました。こんな画面です。これは3Dコックピットの画面です。

もし操縦席視野が広すぎる、狭すぎると感じた時は、設定のグラフィックでFOVを選び、水平視野角の調整をします。スライダーを左右に動かすと視野の範囲が変わります。

外から見たところです。この機体ではドアは開閉します。

開閉を設定するには設定のキーボードからドアを選びます。1番ドアの開閉であればそれぞれ閉める、開くにキーを割り当てます。

たとえばこんな感じで。実際にドアの1番を開けてみてください。さぁ、どのドアが開くでしょうか?

操縦桿を隠すことができます。メニューのフライトから操縦桿の表示切替を選びます。

では出発準備を始めます。オーバーヘッドパネルのバッテリーのふたを開けます。

なかのスイッチを押してふたを閉め、左上のスタンバイパワーをAUTOにします。

この後、全体の電源を入れますが、その前に電源を入れた途端にワイパーやフラップが動き出さないようにスイッチがオフの位置にあるかを確かめていきます。まずワイパー、両方ともオフの位置です。

電気で動く油圧のデマンドポンプは全部オフ。

スピードブレーキは一番前、ダウンの位置。スロットルは一番手前のアイドルの位置。リバースは一番前、ダウンの位置。フラップレバーは一番前、フラップアップ・ゼロの位置。燃料カットオフスイッチは左右ともに一番下、カットオフの位置。ここで手元のジョイスティックやフライトヨークと各レバーが連動して動くかどうか確かめておくとよいでしょう。

パーキングブレーキはオン。

駐機場に止まっていると地上電源が接続されます。外部電源をオン。

 赤枠で示した電源関係のボタンを全部押します。オン/オートに。

ナビゲーション灯をオン。

IRSの調整を始めますので、IRSのつまみを3つともNAVに。

このようになります。調整が終わるまで機体を動かしてはいけません。調整エラーになります。

パネル類も表示が出ています。

電源が入ったのでまずCDUの設定をします。CDUは左右についていますが左だけが動きます。そのままの位置で入力することもできますが、クリックするとポップアップして入力しやすくなります。ポップアップを戻すにはCDUの右上の丸いねじのところをクリックします。画面に不要なメッセージが出ています。

CLRボタンを押して消します。そしてまずSTATUSを選択。画面の左右にはそれぞれ6個のボタンがついていて、左の上から下に1L、2L、・・・、6L、右の上から下に1R、2R、・・・、6Rと呼ばれます。STATUSを選ぶには1Lのボタンをクリックします。

するとこの画面が出てきます。5LのところにX-Planeのバージョン番号が出てきます。なお、ルートのポイントや航空路、周波数の情報は実機でも1年間に13回全世界一斉に更新されます。X-Planeでも有償でそのデータを使用することができます。詳しくは過去のブログを読んでください。下の例ではダウンロードしたときのデータが2016年10月から11月のものです。そのためそれより前の、あるいは後のデータに基づいて飛行計画を作った場合にはそのポイントにその航空路がなかったりすることがよくあります。その場合は適宜ルートをつなぎ合わせるしかありません。

続いてFPLANを選びます。するとこういう画面が出てきます。

1Lに出発空港を入れます。新千歳空港、ICAOコードはRJCCです。1Rは到着空港、東京国際空港、RJTTです。フライト番号は36と入れてありますがこれは任意です。入れなくても動きます。続いてコースを入力します。このブログの冒頭にコースを載せましたが再掲します。

RJCC JUGGL1 TOBBY Y10 STONE CACAO RJTT、RJCCの離陸は19R、RJTTの着陸は34Rです。

5RにはTOBBYと入力します。これが最初の航路上のポイントです。その前のJUBBL1は標準出発経路(SID)ですから別のところで指定します。続いて次頁をクリックします。

ただし、TOBBYを入力したときに以下のような画面が出てきます。全世界にこの名前のポイントが3か所あって、どれにしますかと聞いてきます。通常は一番上を選択します。現在地からの距離でどれを選ぶかがわかります。

2枚目のページが出てきます。航路名Y10を1Lに入れます。

ポイント名を1Rに入れます。Y10でSTONEまでです。STONEの先は標準到着経路(STAR)になりますから別の場所で指定します。ここまでの入力を終わったらEXECボタンに青いランプが点灯していますからこれをクリックして確定させます。

このようになります。

続いてDEPARRボタンをクリックします。まず新千歳の出発を指定します。1Lをクリック。

すると左側にSID、右側に滑走路が出てきます。出発空港は最初に滑走路を指定します。19Rですから4Rをクリック。さらにSIDはJUGGL1ですから5Lをクリック。

終わったらEXECをクリックして確定させます。

引き続き6Lをクリックして出発・到着の選択画面に戻ります。

今度は2Rをクリックして羽田の到着を設定します。

到着空港はまずSTARから選びます。このページは全部で6ページありますから、ページを前後に動かして選択します。

STARがCACAO、アプローチがILS34RーZですので、I34RZを選択。さらにSTARとアプローチをつなぐトランジションも設定が必要になってきて、CREAMを選びます。

EXECをクリックして確定させます。

このようになります。

ではコースが全部正しくつながっているか確かめます。まずEFISにあるこのつまみをPLNにします。左席正面の大きな2枚のパネルの右側、ND画面に地図状にコースが表示されます。

ただ、ND画面上にはVOR、他のポイント、他の空港などたくさんの情報が一度に表示されるので大変見にくくなっています。その場合はEFISの赤枠のところのボタンをクリックします。するとそれらの表示が消えます。

そしてCDUのLEGSページを開きます。すると6RにはSTEPという表示が出てきますから、6Rを次々に押してポイントとコースを次々に画面に表示させていきます。

LEGSの最後にゴーアラウンドの経路が示されています。進入や着陸をやり直してゴーアラウンドする場合、特に管制の指示がなければ公表されたルートに従って飛びます。この場合、KASGAポイントまで飛びます。高度が4000フィート以上。そしてKASGAで旋回待機に入ります。右回りで速度制限が210ノットです。旋回待機はHOLDボタンをクリックして詳しく設定できます。

ちなみに速度制限と高度制限の入力ですが、下の画面でみると速度制限/高度制限となっています。高度制限で数字の後ろにAがついていますが、それより高い高度という意味で、4000フィート以上という意味です。もしBだったら4000フィート以下で、AもBもついていなかったらぴったり4000フィートでという意味です。FMCではこうした経路上の高度制限を考慮して上昇率などを決めていきます。

終わったらつまみをMAPに戻しておきます。

では上昇のページを見てみます。CLBボタンをクリック。このデフォルト機体では上昇(CLB)、巡航(CRZ)、降下(DES)の3つのフェーズを合わせてVNAV(バーチカルナビゲーション、ヴイナヴ)と呼んでいます。これから設定するそれぞれのページで速度などを設定します。巡航高度の設定は巡航(CRZ)の画面で行います。飛行中に巡航高度を変える時も巡航(CRZ)画面で設定します。

上昇速度は290ノットあるいはマッハ0.74。ただし10000フィート以下は250ノット以下でとあります。また右側の赤枠のところは高度計の設定をQNHから標準大気圧(STD)に変える高度で、18000とデフォルトで入っていますが、日本は14000なので、14000に入れなおします。

つづいて巡航のページです。CRZボタンをクリック。巡航速度は300ノットあるいはマッハ0.80。右の赤枠のところに巡航高度を入力します。今日はフライトレベル300なので、FL300と入力します。

続いて降下のページです。DESボタンをクリック。速度がマッハ0.74あるいは290ノット、10000フィート以下が250ノット。標準大気圧からQNHに変更するのはFL140、降下角度は2.5度と出ています。これはこのままにしておきます。再びLEGSページに戻ります。

では改めてLEGSページを見ていきます。黄枠のところは前に出てきたように高度制限でAは以上、Bは以下という意味です。/の前は速度です。小さい字はFMCが内部で計算した数字で、大きい字は制限速度あるいは制限高度として明示的に入力した数字です。ポイントの名前に(700)@とあるのは旋回の場合に内部での計算に使う名前です。そのポイントまでの方位と距離が出ています。矢印が上を向いていますが、これは上昇中を表します。

降下のフェーズです。4000とありますが、このCREAMポイントでは4000フィートで飛べという意味です。

ここまで入力したらPROGボタンをクリック。目的地までの距離が528マイルです。飛行時間は離陸滑走路とRJTTの到着時刻の差を取ると1時間11分です。このデフォルトの機体では離陸前のCDUの入力はここまでです。

ではLEGSボタンを押しておきます。

出発準備を続けます。オーバーヘッドの左側、油圧パネルのところ、エンジン油圧ポンプを4つオン。

ウインドウ・ヒートをオン。

ヨーダンパーをオン、与圧・空調の赤い枠で囲ったところをオン。

正面のパネルです。経過時間計はリセットしてストップ。気圧はSTDが緑の大きな字で、29.92が白い小さな字になっています。これは現在STDがセットされているという意味ですから、QNHに直さなければなりません。

赤枠で囲ったつまみは二重になっています。外側は気圧の表示をインチにするか、ヘクトパスカルにするか。上では29.92になっていましたが、下では1013になっています。ここをHPAに変えるとこうなります。そしてSTDとQNHの切り替えはつまみを押します。

INにすると29.92と表示されます。

MCPの設定です。左側、右側の順番にフライトディレクターをオンにします。先にオンにした側に制御が移りますが、この機体ではすっと左側に制御があります。

まずHDGのところ、つまみが二重になっています。外側のつまみが旋回角です。一番左のAUTOにしておきます。

HDGはこのボタンを押すとその方位に向けて旋回します。下のHOLDというボタンを押すとそこで旋回が終わります。なお、ヘディングは337に合わせます。離陸滑走路の方位です。

左側のフライトディレクターがオンになっています。離陸速度ですが、本来は計算して入力しますが、このデフォルト機体ではどういうわけかつまみを回して速度を下げていっても最低が166ノットなので、166ノットで離陸します。

CDUの入力を終わっていますので、VNAV、LNAVボタンを押します。両方黄色のランプが点灯します

スタンバイ計器もチェックします。

エンジン計器です。画面の上に15度と出ていますが、これは機体外側表面の温度です。そして燃料は8万6千9百ポンド積んでいます。KGSとなっているのはバグですLBSでなければなりません。燃料の量も確かめます。

右側のフライトディレクターもオン。

右席のND画面をMAPに切り替えておきます。

下側EICASですが、いくつかのボタンが機能します。画面は詳細なエンジン計器です。なおオレンジで囲ったところ、キャンセル・リコールボタンは押すことができますが、画面に表示は出てきません。

エンジンオイルの量を確かめます。

キャンセル・リコールを除いて、赤い枠で囲ったボタンが機能します。上のエンジン計器はENGボタンです。

STATボタンです。上の3行は油圧です。油圧の作動油の量が少なくなっていないことを確かめます。まだ油圧は加圧されていません。APUもまた起動していません。メインバッテリーは電圧が28度で正常です。

これがFUELです。全体で8万6千9百ポンド。まだ燃料ポンプはオンにしてありません。センタータンクに26.1、1番から4番のメインタンクにそれぞれ表示された量、左右のリザーブタンクにそれぞれ2.0、スタブタンク、すなわち水平尾翼内部のタンクに5.0となっています。飛行中はセンタータンクの燃料から使い、スタブタンクの燃料は自動的にセンタータンクに移送されます。これで飛行機の重心位置の調整を行っています。

ドアは全部閉まっています。

ブレーキパッドの温度とタイヤの空気圧、ギア扉の様子をチェックします。

ペデスタルを設定します。

トランスポンダをセットしてスタンバイに。自動ブレーキはRTO。

ラダートリム、エルロントリムがゼロであることをチェック。

操縦室の扉を開けてみます。

客室の様子です。視点を移動すると内部に入って見ることができます。

再び扉を閉めます。

では最終の出発準備です。APUをスタート。

APUが始動していく様子を確かめます。

電気で動く油圧デマンドポンプの1から3をAUTOに、4をAUXに。4のAUXはプッシュバックの時のブレーキの油圧などを供給するためです。

ビーコン灯を上下点灯。

燃料ポンプをオン。

APU発電機がパワーアップしましたのでAPU発電機をオン。

すると外部電源が自動的に切れます。

与圧・空調をオン/ノーマルに。

プッシュバックします。メニューから地上サービスを呼び出します。

地上サービスをリクエストするをクリックします。すると、この空港ではサービスはありませんと言ってきますが、プッシュバックのボタンを押します。左右は操縦席に座って右手側に機体が曲がるなら右、左手側に回るなら左です。

キャンセル、リコールを押します。残念ながらこの機体では何も出てきません。

下側EICASをエンジン画面にします。

エンジンはオートスタートです。

 

与圧・空調を全部オフにします。

エンジンはオートスタートしますから、最初に燃料コントロールスイッチをRUNにし、それからスターターをオンにします。左右、2基づつスタートします。

1番、2番エンジンをスタートさせます。1番、2番の燃料コントロールスイッチをRUNに。

ちょうどプッシュバックが始まります。

 パーキングブレーキをオフ。

プッシュバックが始まりました。

1番、2番エンジンのスーターターをオンにします。

スターターが正常にスタートするとボタンの中央が光ります。

EICASでエンジンが始動する様子を確かめます。

1番、2番エンジンが正常に始動しました。

続いて3番、4番エンジンの始動です。3番、4番の燃料コントロールスイッチをRUNに。

3番、4番エンジンのスーターターをオン。

3番、4番エンジンが始動していきます。

3番、4番エンジンも正常に始動しました。

プッシュバックが終了しました。

パーキングブレーキをオン。

油圧デマンドポンプの4番をAUXからAUTOに。

与圧・空調をノーマルに。

APUをオフに。

ランウエイ・ターンオフフライトとタクシー灯をオン。

今日は離陸フラップ20度です。

下側EICASをSTATに。

油圧は正常です。舵のチェックです。

燃料をチェックします。

燃料の量とポンプも正常です。2番タンクが3番タンクより少し量が少ないのは、APUの燃料を2番タンクから取るからです。

オートスロットルをARM。

オーディオパネルをセット。ほとんどダミーですが、ILSやVORの識別信号を聞くときには該当するボタンを引き上げ音量を大きくします。

トリムを合わせます。実はこのデフォルト機体のトリム、こうやって通常の離陸位置に合わせるとトリムが上過ぎて離陸に非常に難渋します。どうも12ぐらいにしておいたほうが自然に離陸します。

では地上走行します。パーキングブレーキをオフ。

 (つづく)


X-Plane11.11のデフォルトB737-800で羽田から伊丹まで(2)

2018-01-03 17:29:51 | 日記

X-Plane11.11についているデフォルトのB737-800で羽田から伊丹まで飛びます。

ではエンジンの始動です。空調をいったん止めなければなりませんが、当機では自動でやってくれます。一番エンジンのスターターをGRDに。

各メーターが順調に動いていくことを確かめます。

N2が20ぐらいになったら1番エンジンの燃料カットオフスイッチを引き上げてIDLEに。

1番エンジンが始動しました。

続いて2番エンジンのスターターをGRDに。

同じように2番エンジンの燃料カットオフスイッチを引き上げてIDLEに。

エンジン計器が正常であることを確かめます。これでエンジンが始動しました。

離陸フラップは5度。

フラップ表示機で5度になっていることを確かめます。

地上走行を始めますのでランウエイ・ターンオフスイッチとタクシー灯をオン。

トリムはデフォルトのままでもよく離陸するので、そのままにしておきます。

電源をAPUから左右のエンジンに切り替えます。左右のエンジンの電源スイッチをオンに。

真ん中のAPUのスイッチをオフに。

空調の設定はこのデフォルトの機体では自動でやってくれます。APUブリードをオフに。

では地上走行を始めます。パーキングブレーキをオフ。

RWY34Rに向かいます。

滑走路手前です。

離着陸時にはスターターをCONTにしておきます。

シートベルトサインはAUTOのままにしてあります。

警告が出ていないか確かめます。右席。

左席。何も出てきません。

滑走路手前まで来ました。舵を確かめています。このデフォルト機体では機内に舵の表示が出ないので外から確かめます。

では滑走路に入ります。ストロボ灯をオンに。写真を撮り忘れましたが着陸灯をオンに。ランウエイ・ターンオフライトとタクシー灯をオフに。

トランスポンダをTA/RAに。

操縦席正面左下の経過時間計をオンに。下の赤い四角のところをクリックすると経過時間計がオンになります。ETの表示があるのが経過時間。右上の赤い四角のところをクリックすると現在の時刻が出てきます。

滑走路に正対します。

スロットルを真ん中ぐらいまで押して正常に推力が出ていることを確かめます。

TO/GAボタンを押して離陸推力を設定します。TO/GAボタンはメインメニューの設定でジョイスティックのボタンあるいはキーボードに割り当てます。ただし、これからわかりますが最大推力が設定されるのでロケットのように急激に上昇していきます。あまりにも推力が強すぎるので、TO/GAボタンは押さずに手動で推力をN1で95%に設定して離陸したほうが慌てずに済むと思います。

地上滑走が始まりました。

あっという間に離陸します。

離陸してからオートスロットル(A/T)をARMに入れるといいです。このデフォルト機体では。

ギアアップ。オートブレーキは自動でOFFに戻ります。

オートスロットルをARMにしたのに続いて、オートパイロットをオンにします。赤枠で囲んだところのCMDボタンをクリックします。

速度は最初から250ノットを目指すことになっているので、離陸してまだ旋回が始まるか始まらないうちからどんどん250ノットに加速していきます。それに合わせてどんどんフラップを上げます。水平儀の上にCMDと出ています。これはオートパイロットが入っていることを示しています。速度は250ノット、高度は24000フィートが目標です。水平儀の上の表示、一番左に白地でARMと出ています。これはオートスロットルがARMされているという意味で、後で水平飛行に移ってオートスロットルが起動するとここに緑色の表示が出ます。水平方向はLNAVですからCDUへの入力したルートで、垂直方向はVNAV SPDですから速度を目標の数値に保つように上昇率を調整します。水平儀下側の白地の数字は電波高度計の数字です。

フラップ表示機はゼロになっています。フラップは全部上がっています。その隣、ギアの3つのランプも消灯しています。これはギアが上がってロックされていることを示します。このデフォルトの機体ではギアのレバーは中央のオフの位置には戻りません。

右旋回ですがなぜか旋回角が10度にしかなりません。

こういう時はたいていMCPの旋回角の指定がずれています。ヘディングを設定するつまみは2重になっています。内側がヘディング、すなわち飛行機が飛ぶ方位の設定、外側が旋回角の設定です。ヘディングを設定するときに気をつけないと外側のつまみを回してしまいます。外側のつまみを30にすると最大30度で旋回します。

上昇旋回を続けています。

30度で旋回しています。あっという間に10000フィートが迫ります。

10000フィートになったら着陸灯をオフ。スターターをAUTOに戻します。

上昇(CLB)画面で設定したように10000フィートの制限がなくなったので速度は290ノットに上がります。

さらに上昇旋回を続けます。

本来はもっと先で設定するのですが、ここで到着地のILS進入の周波数を設定しておきます。CDUのNAVRADボタンを押すとこのような表示になります。ILSの周波数はNAV1に、コースの方位はCRS1にセットします。このデフォルトの機体ではNAV2にも同じ周波数とコースを設定してILSを2チャンネル使って自動着陸することができません。1チャンネルでも荒っぽくなりますが自動着陸することはできますが。

あっという間に巡航高度のFL240に到達です。速度は目標の290ノットのまま。高度が次第に24000に合わせられていきます。そして水平儀の上の左側、オートスロットルのところが緑の文字でFMC SPDとなりました。これは先ほどCDUで設定した速度になるようにエンジンの推力をオートスロットルが調整しますという意味です。ヨコ軸の操作は引き続きLNAV。水平儀の下にマジェンタの三角が出ていますが、これが中央に来ているときは指定したコースの真上を飛んでいるという意味です。また水平儀の上、右側はVNAV ALTとなっています。水平飛行に移りましたからVNAVは高度の維持をつかさどりますという意味です。

さて、ここでMCPにあるSPEEDボタンを忘れずに押してください。これを押しておかないと実は速度の設定が機能しないのです。本来はオートスロットルが動き出したら自動的にこのボタンが押されるべきですが、そうならないので、手動で押してください。現在の機体外面の温度はマイナス32度。燃料をチェックします。現在2万ポンド。中央タンクから燃料を使っていますので、中央タンクだけが量が減っています。

そして巡航に入りましたから設定速度が巡航(CRZ)で設定した速度に変わります。300ノットあるいは0.80ノットでした。

このように設定されています。巡航速度を変えたいときはここを変えます。また巡航高度を変えたいときはその右側のFL240というところを変えます。

ところが今回のフライトではマッハ0.80だと速度が345ノットになり、速度を300ノットにするとマッハが0.695になります。普通はどちらか低いほうで飛びますから300ノットで飛ぶはずなのですが、どういうわけか300ノットと345ノットの間を速度が行ったり来たり、加速したり減速したりします。

これはかなわないので、MCPで速度をマッハ0.80と指定して飛びます。MCPのVNAVボタンを押してこれを消灯させて、速度つまみのヨコにある小さいボタンを押して速度表示をノットからマッハに変えて、0.80を設定します。

やがて相模湾から富士山が見えてきます。ちなみにほかのブログ記事ではデフォルトのX-Planeのシナリーに高解像度のメッシュシナリーを入れたり、フォトシナリーを入れたり、気象ソフトを起動させたりしていますので表現がもっと細かくてきれいだと思います。

PFDを見てみます。オートスロットルがFMC SPDからMCP SPDに変わりました。そして目標のマッハが0.80で、現在のマッハが下の四角で囲ったところ、0.80となっています。これで安定して飛びます。

経過時間計、離陸後8分です。ロケットのような速さで飛んでいます!

時計の右上をクリックすると現在の時刻が出てきます。特に表示がなければ国際標準時UTCの時刻が出てきます。

CDUのPROG画面を見ます。大阪到着は1時58分予定。ですからあと26分。距離221マイル。その下のT/Dは降下開始地点の意味で、そこまで85マイル、1時43分に到達予定。

シミュレーター画面の右上にある二重丸をクリックすると地図が出てきます。飛んできたコースが出てきます。

この先ですが、TOHMEを出るとKOHWAまでの間に降下開始になります。下向きの矢印が出ています。

降下が始まったら最終進入開始地点の高度3500フィートまで途中の高度制限を守りながら一気に下りてしまいます。そのためMCPの高度には3500を入れておきます。ただし高度のつまみの下にALT HLDとあってここに緑色のランプがついています。これは現在の高度で水平飛行せよという意味で、上の窓に入れた高度で飛べという意味ではありません。

降下(DES)ページを改めてチェックします。

降下速度はFMCの設定どおりにしますので、降下地点が近づいたので改めてVNAVボタンを押します。すると速度の窓の数字が消えます。SPEEDボタンは押したままです。

降下開始地点です。先に設定したようにMCPの高度を現在の高度より下げておけば自動的に降下が始まります。ヨコの制御はLNAVのまま。速度はFMC SPDになり、タテの制御がVNAV PTHになります。VNAV PTHとはFMCが内部で計算した各ポイントの高度をたどって飛ぶという意味で、自動的に計算した降下パスを飛ぶことになります。速度290ノット、降下は3500フィートまで。現在の高度を示す数字の脇に赤枠で囲んだマジェンタの小さいバーが見えますが、これが上昇率、降下率を示すバーで、PFD一番右側の扇形の目盛は1が毎分1000フィート、2が毎分2000フィートの意味で、上側が上昇、下側が降下です。ですから今だいたい毎分300フィートで降下せよとVNAV PTHから指令が出て、そのようにオートパイロットが飛んでいる状態です。

KOHWAまであと18マイル。その高度がFL214ですから現在の高度とあまり差がありません。ですから大変ゆっくり降下しているのです。このあたり、実機ではもっとダイナミックに途中の高度を計算しなおして、もっとサクサク降りていきます。

またND画面の右側に上下のスケールが出てきました。これはVNAV PTHで現在の機の位置が目標とする高度の上にあるか下にあるかを示すもので、マジェンタのひし形が下にあれば目標よりも高い位置に、上にあれば目標よりも低い位置にあることを示します。一方PFDの水平儀の下にあるマジェンタの三角はLNAVの目標とするルートと機の位置の関係を示したものです。真ん中にあれば目標とするルートの真上を飛んでいます。

 いま知多半島の手前で、中部国際空港がよく見えます。

KOHWAを過ぎて降下が本格化しました。降下率は毎分1750フィート。LNAVもVNAVもパス上にちょうど乗っています。

VNAV PTHで降下中はMCPの降下率の数字が自動でどんどん動いていきます。触らないようにします。

10000フィートが近づき、240ノットへの減速が始まりました。

240ノットで3500フィートへ降下を続けます。

スピードブレーキは着陸前にARMします。すると接地と同時に展開してくれます。しかしこのデフォルトの機体ではARM位置にレバーは動くのですが、手で展開しないと自動では展開しませんでした。

ちょっと引いて上にあげたところがARM位置です。

10000フィートを過ぎたので着陸灯をオン。

奈良の盆地と生駒の山、その先に大阪平野が広がります。

オートブレーキを2に。

右旋回で方位322度、最終進入コースの延長線上に乗ってきました。速度をMCPで指定します。180ノットに減速します。VNAVボタンを押してVNAVを解除し、速度の窓に180を指定します。SPEEDボタンは押したままです。

フラップ5度。

フラップ表示器で確かに5度になっていることを確かめます。

既にILSの周波数と方位は設定してあります。PFD上にはILSのローカライザーとグライドスロープの指示が出ていますので、APPボタンを押してILSの電波に乗って進入していきます。

PFDを見ると水平儀の右と下にひし形が出ています。右が高さを合わせるグライドスロープ、下がヨコを合わせるローカライザーです。ぴったり真ん中に来た時がちょうどコースの上です。いま、タテが本来の位置より上に来ています。オートパイロットで自動的に追随して合わせてくれます。速度は180ノットのまま。水平儀の上の指示を見るとわかりますが、今のところタテはグライドスロープ(G/S)で飛んでいますが、ヨコはまだLNAVで飛んでいます。APPボタンを押してありますからヨコもいずれローカライザーの指示に切り替わります。

速度を150ノットに下げます。

フラップ15度、ギアダウン。ギアの3つのランプが赤の時はロックが外れて動いているとき。これが緑に変わればダウンでロックされた状態です。

フラップを40度まで下げます。ギアのランプは3つ緑になりました。速度は135ノットまで下げます。

本当はここでNAV2にもILSのの周波数とコースを設定すると、2つのILSを使ってダブルチャンネルで進入着陸をやってくれるはずですが、このデフォルトの機体ではそうはならないようです。

大阪の市街地を見ながら安定して降下していきます。

前方に空港が見えてきました。

最終進入が始まったらMCPの高度はゴーアラウンドの高度に合わせておきます。5000フィート。

横方向もローカライザー(LOC)による誘導になりました。そして受信しているILSの識別符号(ISK)、コース(337)、併設されたDMEで測った距離(2.2)が出ています。速度は135ノットで着陸します。着陸まであと2.2マイル。

安定して降下しています。水平儀を見ると2度ぐらい機首上げ姿勢です。降下率は毎分700フィートほど。このまま、オートパイロットもオートスロットルも切らないで着陸しても機体の破損は起きないでしょう。手動の着陸に自信がなければこのまま降りてください。接地したらすぐにオートスロットル、オートパイロットを切って、直ちにスロットルをアイドルまで戻して逆噴射をかけます。逆噴射はスロットルをアイドルまで戻さないとかかりません。

ただし接地してまだエンジンがアイドルでないとなかなか止まりません。ですから接地前にオートスロットルだけ切って接地直前にスロットルをアイドルまで戻したほうが確実です。

オートスロットルを切るところです。

オートパイロットも切って手動で着陸するときは、この白いバーを一度下げてまた上げます。これでオートパイロットが切れます。

無事着陸しました。自動でブレーキがかかります。逆噴射。スピードブレーキが自動で展開しなければ手動で展開させます。

十分に減速しました。逆噴射を戻し、スピードブレーキも戻します。

誘導路に向かいます。

ストロボ灯をオフ。

着陸灯をオフ。ランウエイ・ターンオフライトとタクシー灯をオン。

APUをスタート。

フラップアップ・ゼロ。

トランスポンダをスタンバイに。

フライトディレクター、オートスロットルをオフに。オートパイロットももちろんオフに。

駐機場に到着です。パーキングブレーキをオン。

電源をAPUに切り替えます。APUの2つの電源スイッチをオンに。

メインのエンジンのほうからの電気が切り離されました。

燃料カットオフスイッチをカットオフに。

燃料ポンプを全部オフ。

ランウエイ・ターンオフフライトとタクシー灯をオフ。

電気で動く油圧ポンプをオフ。プローブヒートをオフ。

APUブリードをオンにして、APUからのエアーを空調に。

衝突防止灯をオフ。

シートベルトサインをオフに。

ドアを開けるとドアが開いたことを示す表示が点灯。

降機が始まりました。

経過時間計は着陸したときにオフにしてあります。離陸後36分。

これが降下、進入、着陸で飛んだコースです。

ということでX-Plane11.11のデフォルトのB737-800で羽田から伊丹まで飛びました。制約はありますがそれなりに十分楽しめます。

次はデフォルトのB747-400を飛ばしてみます。これはさらにバグがあったり制約があったりしてB737-800より大変かもしれません。

(おわり) 


X-Plane11.11のデフォルトB737-800で羽田から伊丹まで(1)

2018-01-02 20:24:37 | 日記

今日はX-Planeのバージョンの11.11についているデフォルトのB737-800で羽田から伊丹まで飛んでみます。

X-Planeのデフォルトの飛行機には残念ながらバグがたくさんあり、機能もかなり限られています。もし大型ジェット機で一番出来のよいものをというのであれば、有償機体B757だと思います。737NGでというのであれば、無償のアドオン機体B737-700がよいでしょう。ただしFMCは別途有料になります。またデフォルトのB737-800をコツコツ改良している方がいて、その方の機体も無償で飛ばすことができます。いずれも過去のブログで紹介しています。よそから持ってきた機体のインストール方法などは過去のブログを読んでください。たいていは実に簡単で、ダウンロードしたZIPファイルを開いてディレクトリーごとカット&ペーストするだけです。

今日のコースはRJTT JYOGA2 JYOGA Y56 TOHME Y54 KOHWA Y546 KODAI IKOMAE RJOO、RJTTの離陸は34R、RJOOの着陸は32Lです。

どういう意味かというと、まず出発空港が羽田、東京国際空港ですからそのICAO(国際民間航空機関)コードがRJTT。次に出てくるのが羽田の標準出発経路(SID)JYOGA2、そしてJYOGAポイントに行きます。そこから航空路Y56でTOHMEへ。TOHMEから航空路Y54でKOHWAへ。さらにKOHWAから航空路Y546でKODAIへ。KODAIから伊丹の標準到着経路(STAR)でIKOMAEに乗って伊丹、大阪国際空港、ICAOコードRJOOまでです。そして離陸滑走路は羽田の34R、着陸滑走路は伊丹の32Lです。

ではX-Plane11を起動します。新規フライトを選びます。

まず飛行機を選びます。Boeing737-800を選びます。

選ぶとこのような画面が出てきます。右上のDefaultというところで塗り分けを選ぶことができます。下のところで重量・バランス・燃料の調整と故障の設定をします。それから右下に「エンジンをかけた状態で起動する」とありますが、これをクリックしておくとエンジンをかけた状態で起動し、クリックしておかないとコールド&ダークの状態で起動します。今回はコールド&ダークから起動します。

たとえばKLMの塗り分けにしたところです。塗り分けはX-Planeのユーザーグループで無償のダウンロードをして追加することができます。方法は過去のブログを読んでください。

重量・バランス・燃料の調整です。まず単位を選びます。米国慣用単位を選ぶと重量がポンドに、メートル法を選ぶと重量がキログラムになります。単位が違うと数字が倍ぐらい違うのでよく気をつけます。ここではポンドが選ばれています。左下にデフォルトに戻すというところがありますから、それをクリックすると、総重量がマックスの半分弱、燃料で2時間21分ぶん搭載されます。東京から伊丹までなら十分すぎる量です。

故障のところをクリックします。左下の修正を選ぶと故障が直ちに直ります。たとえば飛行中や地上走行中に故障(たとえば車輪のパンク)が起きて直したいときも、この画面を出して直します。また故障時のシミュレーションのために敢えて故障を起こすこともできます。

続いて場所を選びます。どの空港から離陸するかです。羽田空港なのでICAO記号のRJTTと入れます。Haneda、Tokyoと入れても候補が出てきます。さらにカスタマイズを選びます。

滑走路から始めることも、滑走路の手前3マイルあるいは10マイルから始めることも、駐機場から始めることもできます。今回は駐機場の1番から始めることにします。

気象はスライダーをいちばん左にすると快晴で無風、一番右にするときわめてひどい天気になります。詳しくはカスタマイズを選んで指定します。

天気の画面です。左下の設定を手動設定にします。そしてCAVOKにすると飛行には良い天気です。しかし深い霧を選ぶこともできます。また気圧はここではすべての場所で29.92インチになるようになっています。したがって飛行中に気圧の設定を動かす必要がありません。また手動設定を選んだところですが、もしインターネットに接続していればインターネットから現在の気象をダウンロードして使うこともできます。さらに外部の気象アドオンあるいは気象ソフトを使って気象を設定することもできます。

そして時刻です。スライダーを動かすと真夜中から真夜中まで変えられます。詳しくはカスタマイズをクリックします。

指定の時刻を入力します。月日も入れられますが、今のところアドオンを入れないとシナリーに季節の区別はありません。ただ、日の出と日の入りの時刻が違います。また左下をクリックすると現在の時刻で飛ばすことができます。

飛行機、場所、気象、時刻の設定が終わったらフライトの開始です。

フライトの画面が出てくると右上にこのようなマークが出てきます。赤枠のところ、一番左の飛行機のマークが上で設定した飛行機・場所・気象・時刻の設定、ヘッドホーンのマークが航空管制の設定(今回は使いません)、二重丸が移動式の地図、そして一番右が設定のメニューです。これらは飛行中も選択することができます。

設定のジョイスティックのところで、Boeing737-800に前の記事で指定したBoeing Jetが選択されていることを確かめます。

早速起動しました。こんな画面です。これは3Dコックピットの画面です。

もし操縦席視野が広すぎる、狭すぎると感じた時は、設定のグラフィックでFOVを選び、水平視野角の調整をします。スライダーを左右に動かすと視野の範囲が変わります。

外から見たところです。機能としてドアは開閉しますが、この機体では残念ながら機体のアニメが対応しておらず、ドアを開けても見た目は開いたようには見えません。

では出発準備を始めます。オーバーヘッドパネルのバッテリーの黒いふたを開けます。

すると中にスイッチが見えます。

これをオンにして黒いふたを閉めます。これでバッテリーの電気が入りました。最小限の機能のみ働きます。

この後、全体の電源を入れますが、その前に電源を入れた途端にワイパーやフラップが動き出さないようにスイッチがオフの位置にあるかを確かめていきます。まずワイパー、左右両方PARK。オフの位置です。

丸いメーターがフラップの指示器です。左に水平を向いているとフラップは全部上がっています。緑のランプ3つはすべてのギアが下りてロックされている状態。ギアハンドルもダウンの位置。

スピードブレーキは一番前、ダウンの位置。スロットルは一番手前のアイドルの位置。リバースは一番前、ダウンの位置。フラップレバーは一番前、フラップアップ・ゼロの位置。燃料カットオフスイッチは左右ともに一番下、カットオフの位置。パーキングブレーキはオンで赤いランプが点灯。ここで手元のジョイスティックやフライトヨークと各レバーが連動して動くかどうか確かめておくとよいでしょう。

駐機場に止まっていると地上電源が接続されます。グランドパワーの青いランプが点灯。その下のスイッチをオンの位置にクリックします。スイッチは一度オンにすると自動的に中立の位置に戻ります。写真を撮り忘れましたがナビゲーション灯をオン。

操縦かんを隠すことができます。メニューのフライトから操縦桿の表示切替を選びます。

電源が入ったのでまずCDUの設定をします。CDUは左右についていますが左だけが動きます。そのままの位置で入力することもできますが、クリックするとポップアップして入力しやすくなります。ポップアップを戻すにはCDUの右上の丸いねじのところをクリックします。画面に不要なメッセージが出ています。

CLRボタンを押して消します。そしてまずSTATUSを選択。画面の左右にはそれぞれ6個のボタンがついていて、左の上から下に1L、2L、・・・、6L、右の上から下に1R、2R、・・・、6Rと呼ばれます。STATUSを選ぶには1Lのボタンをクリックします。

するとこの画面が出てきます。赤枠のところにX-Planeのバージョン番号が出てきます。なお、ルートのポイントや航空路、周波数の情報は実機でも1年間に13回全世界一斉に更新されます。X-Planeでも有償でそのデータを入力することができます。詳しくは過去のブログを読んでください。下の例ではダウンロードしたときのデータが2016年10月から11月のものです。そのためそれより前の、あるいは後のデータに基づいて飛行計画を作った場合にはそのポイントにその航空路がなかったりすることがよくあります。その場合は適宜ルートをつなぎ合わせるしかありません。

続いてFPLANを選びます。

するとこういう画面が出てきます。

1Lに出発空港を入れます。東京国際空港、ICAOコードはRJTTです。1Rは到着空港、大阪国際空港、RJOOです。フライト番号は56と入れてありますがこれは任意です。入れなくても動きます。続いてコースを入力します。このブログの冒頭にコースを載せましたが再掲します。

RJTT JYOGA2 JYOGA Y56 TOHME Y54 KOHWA Y546 KODAI IKOMAE RJOO

5RにはJYOGAと入力します。これが最初の航路上のポイントです。その前のJYOGA2は標準出発経路(SID)ですから別のところで指定します。続いて次頁をクリックします。

2枚目のページが出てきます。コースに従って左側に航空路、右側にポイントを順番に入力していきます。KODAIの先は標準到着経路(STAR)になりますから別の場所で指定します。ここまでの入力を終わったらEXECボタンに青いランプが点灯していますからこれをクリックして確定させます。

続いてDEPARRボタンをクリックします。

このページが出てきます。まず羽田の出発を指定します。1Lをクリック。

すると左側にSID、右側に滑走路が出てきます。出発空港は最初に滑走路を指定します。34Rですからこのページにはないので次頁をクリック。

2ページ目からRW34Rを選びます。

次にSIDのJYOGA2を選びます。これは1ページ目にありましたから前頁をクリック。そしてJYOGA2を選びます。終わったらEXECをクリックして確定させます。

引き続き6Lをクリックして出発・到着の選択画面に戻ります。

今度は2Rをクリックして伊丹の到着を設定します。

到着空港はまずSTARから選びます。IKOMAEを選択。右側はアプローチの選択になります。ILS32Lを選びます。

EXECをクリックして確定させます。

ではLEGSをクリックしてコースが全部正しくつながっているか確かめます。

このような画面が出てきます。マジェンタ(赤紫色)のところはFMCが次に向かうポイントとしてすでに確定させているところです。飛行するにしたがって次々にマジェンタの場所が先に進んでいきます。

ND画面上で地図状にしてコースを調べることができます。操縦席正面のEFISにあるND画面の選択つまみをPLNにします。すると飛行計画が地図状にND画面に出てきます。さらにCDUのLEGSページの6RにはSTEPという表示が出てきますから、6Rを次々に押してポイントとコースを次々に画面に表示させていきます。

ただ、ND画面上にはVOR、他のポイント、他の空港などたくさんの情報が一度に表示されるので大変見にくくなっています。その場合はEFISの赤枠のところのボタンをクリックします。するとそれらの表示が消えます。

こうやってコースが正しくつながっているか順に確かめていきます。

終わったらつまみをMAPに戻しておきます。

それからLEGSページのMIRAIのところに6000Aとあります。これは高度制限でAはそれより高い高度という意味で、6000フィート以上という意味です。もしBだったら6000フィート以下で、AもBもついていなかったらぴったり6000フィートでという意味です。FMCではこうした経路上の高度制限を考慮して上昇率などを決めていきます。また6000Aの前に/がありますが、この前は速度制限です。あとで出てきます。

では上昇のページを見てみます。CLBボタンをクリック。このデフォルト機体では上昇(CLB)、巡航(CRZ)、降下(DES)の3つのフェーズを合わせてVNAV(バーチカルナビゲーション)と呼んでいます。これから設定するそれぞれのページで速度などを設定します。巡航高度の設定は巡航(CRZ)の画面で行います。飛行中に巡航高度を変える時も巡航(CRZ)画面で設定します。

上昇速度は290ノットあるいはマッハ0.74。ただし10000フィート以下は250ノット以下でとあります。また右側の赤枠のところは高度計の設定をQNHから標準大気圧に変える高度で、18000とデフォルトで入っていますが、日本は14000なので、14000に入れなおします。

こうなります。つづいて巡航のページです。CRZボタンをクリック。

巡航速度は300ノットあるいはマッハ0.80。右の赤枠のところに巡航高度を入力します。今日はフライトレベル240なので、FL240と入力します。

こんな感じです。続いて降下のページです。DESボタンをクリック。

速度がマッハ0.74あるいは290ノット、10000フィート以下が250ノット。標準大気圧からQNHに変更するのはFL140、降下角度は2.5度と出ています。これはこのままにしておきます。再びLEGSページに戻ります。

では改めてLEGSページを見ていきます。赤枠のところは前に出てきたように高度制限でAは以上という意味です。/の前は速度です。小さい字はFMCが内部で計算した数字で、大きい字は制限速度あるいは制限高度として明示的に入力した数字です。ポイントの名前に(700)@とあるのは旋回の場合に内部での計算に使う名前です。そのポイントまでの方位と距離が出ています。矢印が上を向いていますが、これは上昇中を表します。

またJYOGAを見てみます。高度制限がFL150以上となっています。速度は巡航高度のFL240になるとノット表示からマッハ表示に変わっています、

KOHWAなどの高度が中途半端な数字ですが、これはFMCが内部で計算した数字です。高度制限はMIRAIのの6000フィート以上です。矢印が下を向いていますがこれは降下中を表します。

LEGSの最後にゴーアラウンドの経路が示されています。進入や着陸をやり直してゴーアラウンドする場合、特に管制の指示がなければ公表されたルートに従って飛びます。この場合、IZUMIポイントまで飛びます。高度が5000フィート以上。そこまで方位が185度で距離が11マイル。そしてIZUMIで旋回待機に入ります。右回りで速度制限が230ノットです。旋回待機はHOLDボタンをクリックして詳しく設定できます。

ここまで入力したらPROGボタンをクリック。目的地までの距離が298マイルです。このデフォルトの機体では離陸前のCDUの入力はここまでです。

では出発準備を続けます。オーバーヘッドパネルの設定です。ヨーダンパーをオン。

オンにした状態です。

スタンバイパワースイッチがオフになっているのでオートにします。黒いカバーを開けます。

中のスイッチをオートにします。

黒いカバーを閉めます。

ウィンドウ・ヒートをオン。

その下のプローブ・ヒートは出発前にオンにしますからこのままにしておきます。

油圧システムのうちエンジンで起動する1番と2番をオン。電気で起動するほうはオフのまま。こうしておくとエンジンがかかるまで油圧は起動しません。

与圧の設定です。設定をオートに。

巡航高度と着陸空港の標高を入れます。

MCPの設定です。左側、右側の順番にフライトディレクターをオンにします。先にオンにした側に制御が移りますが、この機体ではすっと左側に制御があります。

CDUの入力を終わっていますので、VNAV、LNAVボタンを押します。デフォルトの機体ではこの時に両方緑色のランプが点灯し、巡航高度も自動的に入ります。またLVLCHGもオンになります。

離陸滑走路の方位を入力します。RWY34Rですから337。

左側のEFISの設定です。STDというボタンを押すと高度計の気圧設定が標準大気圧の29.92になります。本当はQNHの29.92とSTDは別の表示になるはずですが、このデフォルト機体ではQNHを29.92に合わせると表示がSTDになります。今回のフライトは最初から最後まで29.92インチなのでSTDボタンを一度押しておけばそれで大丈夫です。地図の縮尺を調整します。

操縦席正面のパネルです。左側がPFD、右側がNDと言います。

PFDのほうですが真ん中に水平儀があります。マジェンタのタテヨコ棒はフライトディレクターが作動したときにどこに向けて操縦すればよいかを示す棒です。よく見ると水平儀の真ん中に四角い白い箱が見えます。飛行中はこの白い箱をマジェンタのタテヨコ棒の交点に合わせるように飛ぶと、フライトディレクターの指示に従って飛ぶことができます。タテ棒がヨコの制御、ヨコ棒がタテの制御です。ですからこの場合だと高度はそのままでもっと右に舵を切れということになります。タテの数字は左側が速度、右側が高度。速度は下の数字が打ち切りになっています。数字の-4とあるのは電波高度計の数字、マジェンタの250と24000はそれぞれ速度と高度の目標です。すなわち飛行機は離陸するとこの速度と高度を目標に飛ぶことになります。FDとあるのはフライトディレクターがオンになっているという意味で、自動操縦をオンにするとここがCMDに変わり、白い箱をタテヨコ棒の交点に合わせるようにコンピュータが飛行機を自動操縦してくれます。上のLNAVですがヨコの制御はLNAVに従うという意味です。LNAVはCDUから入力した航路に従って飛ぶという意味で、MCPのHDGの数値に合わせて飛ぶときはここがHDGに変わります。右のVNAV SPDは設定された速度になるように上昇率を制御しますという意味です。

ここでデフォルトのジェット機の飛び方を紹介すると、デフォルトのジェット機では離陸して最初の速度制限あるいは巡航高度に達するまで、離陸推力のままで飛行機は飛んでいきます。その時に速度は上昇率を調整して合わせます。すなわち目標速度より遅いときは上昇率を下げ、目標速度より早いときは上昇率を上げます。そして最初の速度制限あるいは巡航高度に達したら高度と速度を合わせますから、推力は普通は下げなければなりません。これを自動で下げてくれるのがオートスロットル機能で、MCPにあるオートスロットルのA/TのつまみをARMにしておくと自動的に推力の調整をしてくれます。PFDの上にLNAVとありますがその左側が空欄になっているのがわかるでしょう。ここがオートスロットルが機能しているときに表示が出る部分です。普通、A/TのARMは離陸前に行いますが当機ではそうすると地上でいきなり推力が吹き上がってしまうことがあるので、離陸後にARMすることをお勧めします。また右下のSTDは先に合わせた高度計の気圧設定で、29.92インチであることを表します。

続いてオートブレーキをRTOに。機体外面の温度は15度です。防氷装置などは必要ありません。また右下に燃料の搭載量が出ています。左右と中央のタンクにそれぞれ入っていて、合計でいくらと。今回はポンド単位の数字です。

離陸時にマップのスケールは一番小さい5マイルにしておきます。

警報、警告は737NGでは左右のグレアシールドについています。左右の黒い画面に警告が出ます。黄色いボタンを押すとリセットされます。

出発準備が整っていきます。

ドアですが、ドアの開閉はできます。ただし、この737のデフォルト機体ではアニメが対応していないので開いたり閉じたりする様子が見られません。開閉を設定するには設定のキーボードからドアを選びます。1番ドアの開閉であればそれぞれ閉める、開くにキーを割り当てます。

たとえばこんな感じで。

このデフォルト機体では下側ECASには常にエンジン計器が表示されています。エンジンオイルの量を確かめます。オイルの温度は機体外面の温度15度と同じになっています。

さて、ではいよいよ出発します。燃料ポンプをすべてオンにします。

APUを始動します。スイッチをスタートにすると排気温度計が上がってきます。スイッチは自動的にオンに直ります。

衝突防止灯をオン。

プローブ・ヒートをオン。

電気の与圧を左右ともオン。これで舵やフラップなどが動くようになります。その下にFWD ENTRYというサインが点灯しています。これが前方のドアが開いているという表示です。アニメでは閉まっていても論理的に開いています。これを閉めてから出発します。

 APU発電機が起動するとAPU電源の青いランプが点灯します。そうしたらその下の2つのスイッチをオンに。自動的に地上電源が切られますが念のために地上電源のスイッチをオフに。

 ではプッシュバックをします。メニューからフライト、地上サービスの操作表示を選びます。

地上サービスをリクエストするをクリックします。すると、すいません、この空港にはサービスはありませんと言ってメッセージが出ますが、プッシュバックのトラクターはしばらくするとやってきます!プッシュバックの向きを左、右で指定します。これは紛らわしいのですが、操縦席に座って左手側に機体が曲がっていくときは左、右手側に機体が曲がっていくときは右です。

トラクターが接続されたと言ってきますからパーキングブレーキをオフに。トリムはそのままにしておきます。

左を選んでプッシュバックしています。

プッシュバック中です。

 プッシュバックは自動で終わって、トラクターは自動で離れていきます。

そしてパーキングブレーキをオン。

(つづく)

 


X-Plane11の購入からセットアップまで

2018-01-02 16:36:05 | 日記

X-Plane11の購入からセットアップまでを紹介します。

まずX-Plane11は頻繁にバージョンアップが行われますので、インターネットに接続した環境で使うことをお勧めします。

言語はダウンロードあるいは最初のDVDの挿入からセットアップの最初までは全部英語ですが、セットアップの最初で言語を選択することができ、日本語を選択することができます。日本語を選択したうえでX-Plane11を再起動すると多くのコマンドが日本語になっています(ただしすべてではありません)。一方、この先で紹介するように最初から日本語のX-Plane11もDVD版で販売されています(これも今のところすべてが日本語ではありません)。

なお、X-Plane11はマシンのスペックに余裕がないときれいに動きません。奨励されているスペックは以下のとおりです。特にビデオカードはNVIDIA、AMD、Intelの3種類をサポートするとあります。OSはウィンドウズ、マックOS、リナックスの3種類ですが、リナックスについては動くバージョンかどうか購入前に試すことが勧められています。

X-Plane11は基本的にネット上で販売していて、X-Plane11のトップページは以下のようになっています。

まずためしにダウンロードして飛ばしてみるという場合はTRY ITを選びます。OSはウィンドウズ、マックOS、リナックスの3種類です。自身のマシンで動くかどうか、最初TRY ITで動かしてみることをお勧めします。

購入する場合はBUY ITを選びます。するとまずディジタルダウンロードのページが出てきます。X-Plane11は全世界のシナリーをセットアップすると何十ギガバイトになります。高速インタネット回線が利用できない場合は次に出てくるDVD版をお勧めします。DVD版でもバージョンアップはネットにつなげばできます。

下の左側がDVD版です。一方右側はPCゲームサイトとして有名なSTEAMで、ここからもダウンロード版が購入できます。

 これがSTEAMのページです。時々ディスカウント販売をしています。購入時にはSTEAMのアカウントをオープンしてログインし、シナリーは別にダウンロードします。

また日本語DVD版も販売されています。アマゾンから購入できます。空港拡張シナリーも今後充実させる予定のようです。

それからX-Plane11で飛行機を操縦するにはジョイスティック、フライトヨーク、ラダーペダルなどが必要です。さすがにキーボードとマウスだけでは厳しいものがあります。

X-Planeの操縦機器を買うならX-PlaneのユーザーグループXplane.orgネットショップで買うのが一番種類が多くて安く買えます。ジョイスティック、フライトヨーク、ラダーペダル、計器類などが並んでいます。

CH Productsはじめ会社名が並んでいますから、そこをクリックするとその会社の製品が出てきます。

 アマゾンでも数は限られますがフライトヨークを売っています。昔はもっと安いものが国内でも簡単に買えたのですが・・・。

ジョイスティックもアマゾンで売っているものがあります。

 またラダーペダルがあったほうがはるかにリアルな飛行ができます、というかラダーの機能がないとセスナなどもまともに飛びません。上述のX-Plane.orgのショップにも何種類かありますが、アマゾンからも買えます。

一方、X-Planeのユーザーコミュニティーでは以下のジョイスティックをお勧めしています。正確に位置決めができるからだそうです。

 それから最近はX-Plane11でもバージョン11.20VRからバーチャルリアリティー、VRが本格的にサポートされていて(まだベータ版ですが)、その場合はかえって単純なジョイスティックのほうがよいようです。VRを使ってX-Plane11を動かすことは今年はひとつの流行になるかもしれません。早速ユーチューブに飛行体験がアップされています。

X-PlaneがサポートしているVRはHTC ViveOculus Riftです。

ではX-Plane11のインストールから始めます。X-Plane11には以下のようなインストーラーがついています。これは今後も頻繁に使うプログラムで、バージョンアップをしたり、新たなシナリーをダウンロードして使うときにはこのプログラムを使います。またX-PlaneはプログラムをOSに登録しないので、ディレクトリーは自由に動かせます。複数のX-Planeをインストールすることも可能です。

以下の画面はインストールプログラムが起動したところです。

正規のユーザーかどうかの認定はデジタルダウンロードではプロダクトキーを入力します。DVD版の場合はディスクの1番を入れます。

続いてインストールするディレクトリーを選びます。

ライセンスの合意画面です。

そしてシナリーのインストールです。下の画面は全世界を選んだところです。全部で60ギガ必要で、ダウンロードに大変な時間がかかります。

これはアジアだけを選択したところです。今回はアジアだけの選択でインストールします。それでも全部で13ギガ必要です。

ダウンロードとインストールが始まりました。

インストールが完了しました。早速起動します。

ここでインターネットに接続しているとプログラムのアップデートをしますかと聞いてきますので、アップデートすると答えます。

さらにアップデートをしますかと聞いてきますので、アップデートすると答えます。

アップデートの画面です。Continueを選びます。

ディスクスペースとアップデートされるバージョンの確認です。

アップデートが終わりました。X-Planeをスタートさせます。

最初に紹介ツアーが出てきます。紹介ツアーを見るにはContinueを選びます。

紹介ツアーはこんな感じです。

紹介ツアーを終わりにしたいときは画面下のSKIPを選びます。

チュートリアルへの誘導画面が出てきます。たとえばセスナの離陸を試してみたいときはそれを選びます。終わりにしたければその左側のGo to Main Menuを選びます。

これがX-Plane11のメインメニューです。設定をしますのでSettingを選びます。

こんな画面が最初に出てきます。日本語表示にしますので日本語のところをクリックし、右下のDoneをクリックします。

するとメインメニューに戻りますから、X-Plane11の終了を選びます。

終了の確認です。改めて終了を選びます。

再びX-Plane11を起動します。するとメインメニューが日本語表示になっています。設定を選びます。

これが設定の画面です。設定には「一般」以下8つのサブメニューがあります。これは「一般」の画面です。基本的にはそのままでよいのですが、ためしに赤枠のところの2つを選択してみます。

この2か所を選択して実行完了してX-Plane11の機体を呼び出すと以下のような画面になります。これはデフォルトのB747-400ですが、緑色のところがクリック可能部分で、マウスを近づけると英語ですが計器の解説が出てきます。

思わぬところにスイッチがあったりしますから、一番最初はこの画面でどこがクリックできるのか、それが何の装置なのか確かめたほうがよいかもしれません。不要になったら改めてこのページで2か所のクリックを外して実行完了をクリックします。

設定の次の項目、サウンドです。お好みで調整します。

それからグラフィック。上の棒状のスケールは右に動かせば動かすほどシナリーは細かくなり、実行速度が下がり、コンピュータがフリーズしやすくなります。マシンの性能に合わせて調整します。なお、赤枠のところ、メインモニターがフル画面シミュレーターになっていますが、もしウインドウズの画面にしたければここを変更します。

ウィンドウ付きシミュレーターになります。

設定のネットワーク、これも普通はそのままです。

設定のデータの出力、これも普通はそのままです。

そしてジョイスティックの設定。これはジョイスティック、フライトヨーク、ラダーペダル、操縦機器を接続したときに必ず設定しなければならない画面です。各可動軸、ボタンに機能を割り当てていきます。設定が終わっていないと今すぐ調整という選択肢が出てきますからこれをクリックします。そして上のデバイスのところに、接続されている機器の名称が出てきます。

またX-Plane11から、機体ごとに設定を変えることができるようになりました。というのはたとえば大型ジェット機と小型プロペラ機では操作する機能が違うので、今までは新しい飛行機を呼び出すたびにここでジョイスティックの設定替えをしなければなりませんでした。しかしX-Plane11からは設定をいくつも作ってそれをそれぞれの飛行機に割り当てることができるようになりました。それがプロフィールの管理です。

それからコントローラーの調整はピッチ、ロール、ヨー3軸の感度と非線形性を設定するところです。

機能の割り当ての前に以下のような反応度の測定の画面が出てきます。指示どおりにコントローラーを端から端まで動かしてみます。

さらにコントロールから手を放して中心位置の測定をします。

このような画面が出てきます。

それからこれからの設定に名前を付けて保存しておきます。プロフィールの管理を選びます。

新しいプロフィールの作成を選びます。

名前としてBoeing Jetを入れます。

それが選択されますから、それに結び付ける飛行機として、Boeing 737-800とBoeing 747-400を選んでおきます。

そして使用プロフィールのところでBoeing Jetを選びます。

コントローラーの感度は左にすればするほどより敏感にリアルになります。最初は全部中央になっています。

それからボタンの設定ですが、ボタンによっては何の機能も割り当てないことがあります。その時は「何もしない」を選びます。またハットスイッチのボタンなどでリストに該当する機能がない場合、一番下に「カスタム」という項目があるので、それを選んでください。すると「編集」というボタンが出てきますから、それを選ぶと機能がたくさん出てきますので、そこから選んでください。

それからデフォルトの操縦画面を何にするかは、ビューのビューモードの変更で選びます。普通は3Dコックピットです。ジョイスティックのボタンに割り当てておくと便利です。

英語では「None」が「何もしない」に相当します。

可動軸で前後左右の動きが逆の場合は軸を反転させるというところをクリックします。たとえば以下の例は右の足踏みブレーキです。

反転にしておかないとブレーキから足を放した時にブレーキがかかるようになってしまいます。

ブレーキには何種類もあります。一番一般的なブレーキは「通常に保持」です。ジョイスティックのどこかのボタンに割り当てておくとよいでしょう。

ジェット機が離陸やゴーアラウンドの時に使うTO/GA機能もボタンに割り当てることができます。

続いて設定のキーボードです。機能にショートカットキーを割り当てます。特に設定がなければそのままにしておきます。

設定の最後がGPSハードウエアです。実機に搭載する本物のGPSをX-Planeとつなぐことができます。その場合に設定する画面です。何もなければそのままにしておきます。そしてすべての設定が終わったら実行完了を押します。これでメインメニューに戻り、いよいよ機体を呼び出して飛行の準備をすることになります。

(おわり)