フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

X-Plane11のBoeing787

2017-04-23 14:14:59 | 日記

X-Plane11用のBoeing787が発売されています。以前のX-Plane10用のBoeing787をX-Plane11用にしたもので、実際よりもずっと簡略化されていますが手軽に飛ばすにはよいかもしれません。ただし、オートスロットルにバグがあって、降下中によく外れてスロットルがどんどん前に出てしまいます。この時はすぐにオートスロットルのボタンを押してすぐにオンにしないとなりません。そこだけは気を付けないとちゃんと飛びません。

今のところX-Plane11用の大型旅客機で安定して飛ぶのはFlight FactorのBoeing757767777です。

ではX-Plane11に機体を読み込みます。各種塗りわけがあります。

重量などはデフォルトにしておきます。デフォルトで燃料が50トン強あります。

今日は帯広から花巻まで飛びます。帯広空港のデフォルトのランプに呼び出します。すると滑走路の上です。

滑走路上に出てきた機体を誘導路に移します。X-Planeの地図を開きます。そして当該機をクリックします。クリックして色が変わったらドラッグできます。

ドラッグして誘導路に移します。そして機種方位を動かすと誘導路に沿った方向に機種が向きます。

ちなみに地図を出したら帯広空港の詳細を見ておきます。風は弱く、QNHは2965.

誘導路上に機体が出てきました。

機内はこんな感じです。エンジンはかかっておらず、電源も切れていますが、なぜか左右のCRTはついています。

視点を後ろに向けて操縦室のドアを開けます。

機内の姿です。客室の電気をつけると明るくなります。

では操縦室の準備を始めます。バッテリーをオン。そしてAPUをオン。そして赤で囲ったインバーターや発電機をオン。左下のアビオニクスをオン。これをオンにしないと航法計器が点灯しません。客室サインをオン。ナビゲーション灯をオン。

もうすぐエンジンをかけるのでハイドロもオン。燃料、イグニッショ装置もオン。

燃料ポンプをオン、ヨーダンパーをオン、エアコンをオン。なお787では圧搾空気を使いませんのでエアコンも電気駆動です。

今日の巡航高度を入力。客室高度は自動的に動きます。

操縦席正面です。赤いブレーキランプはパーキングブレーキ。NDの表示をMAPに。ナビゲーションのソースをGPSに、BAROのつまみを回してQNHを合わせます。

スロットルの前に大きなCDUが2つ並んでいます。どこかをクリックするとX-Plane11のデフォルトのCDUが出てきます。

まずSTATUSをチェックします。

X-Planeのバージョンが出てきます。続いてFPLANのボタンを押してフライトプランを入力します。

RJCB(帯広)からRJSI(花巻)まで。EXECボタンを押します。最初のポイントがRACKO。ページダウンキーを押して次のページに行きます。

Z14航路を経てCAVESへ、さらにダイレクトでMORIOへ。EXECボタンを押して入力を確定します。さらに出発と進入を入力します。DEPARRボタンを押します。

RJCBの出発とRJSIの到着を入力します。

RJCBの出発はRWY17から、OTTER1デパーチャー。そしてEXECボタンを押します。

RJSIの進入はI20-Y(ILS20Yアプローチ)。MORIOトランジションです。入力したらEXECボタンを押します。続いて上昇(CLB)、巡航(CRZ)、降下(DES)ボタンを押して順に入力していきます。

上昇(CLB)のページではトランジション高度を14000にします。

巡航(CRZ)のページには巡航高度FL340を入力します。

降下(DES)のページは特に入力するところはありません。

ND画面をFPLN(フライトプラン)にして、FPLNのSTEPを次々に押してコースが正しくつながっているか確かめます。

コースがつながっていることが確かめられたらNDを地図(MAP)に、縮尺を適宜にしておきます。

MCPをセットします。最初の速度は180ノットぐらいにしておくと便利です。ヘディングは滑走路方位の168。最初の高度を10000にします。

CDUのPROGページを押します。全部で264マイルのコースです。

では出発します。操縦室の扉を閉めます。

ピトーヒート、ウインドシールドヒートをオン。

燃料の量を確かめます。

ビーコンをオン。

 エンジンの始動はスターターの上の黒いボタンをします。すると自動的にスターターが始動し、燃料カットオフスイッチがランになります。

燃料カットオフスイッチが自動的にオンになっています。

 右側のエンジンが始動しました。

左側のエンジンを始動します。スターターの上の黒いボタンを押します。

燃料カットオフスイッチは自動的にランになります。離陸フラップ5度をセット。

 オートブレーキをRTO。エンジンの表示も正常です。

 APUをオフ 

 

パーキングブレーキをオフ。

トランスポンダをオン。タクシー灯をオン。

AI機を8機飛ばすようにしてあるので、後ろに離陸機が並びます。偵察機に戦闘機・・・。

 着陸灯オン、ストロボ灯オン、トランスポンダTA/RA。

では離陸します。スロットルをマックス推力にします。

 と、その時、滑走路上にAI機が出現!。すぐスロットルを戻して地図を出します。

 その飛行機をクリック。すると色が薄黄色に変わります。

そして誘導路上にドラッグ。

これで滑走上はクリアーになりました。

では改めてスロットルをマックス推力に。

145ノットでゆっくり引き起こし開始。エンジン計器に赤が出ていますが気にせず離陸。もちろん、少しスロットルを戻したほうがよいですが。

軽々と離陸しました。

ギアアップ。オートブレーキはオフに戻っています。

いきなりオートパイロットを入れると思わぬ動きをすることがあるので、まずARMにそして、FLCHとLOCを押します。FLCHを押すと設定した高度まで設定した速度で上がっていきます。LOCを押すと先ほど設定したナビゲーションのソース、ここではGPSからのデータに基づいて飛んでいきます。FMCに入力したコースを飛んでいきます。VNAVボタンは決して押しません!

PFD上にフライトディレクターのバーが上下と左右に出ていますから、その交点を追いかけるようにマニュアルで飛びます。そして速度はあっという間に180ノットになりますから少しづつ250ノットにしていきます。いきなり250にすると一度高度を下げて加速することになります。オートスロットル(A/T)はオフのままです。

ルートの設定に従って左旋回が始まります。

フライトディレクターの動きが安定していることを確かめてオートパイロットをオンに。

経過時間計のボタンはここにあります。

やがて10000フィートになりました。HOLDが自動的に緑色になります。このままだとスロットルはマックス推力のままなので設定の250ノットを超えてどんどん加速していきます。

そこでここでオートスロットル(A/T)をオンにします。すると自動的に推力が絞られて設定した推力が保たれます。ECASにオートスロットルと出ています。

では速度を290ノットに、高度を34000フィートにして改めてFLCHを押します。すると自動的に推力が上がって上昇を再開します。

着陸灯、タクシー灯をオフ。

順調に加速、上昇中です。

14000フィートを超えたらBAROボタンを押して気圧を29.92にします。

間もなく襟裳岬近辺です。

順調に飛行中です。

客室サインをオフ。

今日の巡航はFL340です。速度は自分で設定します。300ノット/マッハ0.80。

副操縦士が乗っています。

ND画面上のアイテムはオンオフができます。

巡航高度に達しました。

速度を300ノットにします。オートスロットル(A/T)を必ずオンにしておきます。

速度をマッハに切り替えることができます。

速度300ノットで巡航中です。

X-Plane11ではシミュレーターの速度を上げようとしてもシミュレーターが重いのかなかなか実際には上がりません。一方、対地速度はすぐ上がります。6倍まで上がりますが、変針や高度の上下があると上手に追随できなくてフライトが非常に不安定になることがありますからよく見ていないといけません。

さて、今日はあっという間に降下開始です。VNAVは非常に不安定なので、降下の際の高度制限は自分でクリアーしていきます。最初はMORIOで9000フィート以上です。そこでMORIOで9000フィートになるように降下していきます。現在の高度がFL340ですから高度差は25000フィート。後ろのゼロを3つ取って3倍すると75。すなわちMORIOの75マイル手前から降下を始めればよいことがわかります。

CAVESからMORIOまで44マイルですからMORIOの75マイル手前はCAVESの31マイル手前です。降下開始まであと4マイル。減速に時間がかかりますから少し早く降り始めます。

では降下開始。まず速度を290ノットに。そして9000フィートに向けてFLCH。

降下が始まりました。オートスロットル(A/T)をオン。推力はアイドルになりますが、時々オートスロットルが外れていきなり推力が上がり、速度が上がりだすことがあります。その時はすぐにA/Tをオンに。すると推力が再びアイドルに戻ります。FL140を過ぎたらQNHを合わせます。

オートブレーキを2か3に。

今日はILS進入です。周波数とコースを入力しておきます。CDUのNAVRADボタンを押してセットします。

三陸沿岸が見えてきます。

間もなく10000フィートになりますので速度を240ノットにします。

減速が進まないときはスピードブレーキを引きます。

雲の中に入っていきます。

防氷装置をオン。

着陸灯をオン。

客室サインをオン。

まもなくMORIO。現在の高度9800フィート。順調に降下しています

このあと、階段状に高度制限が並びます。こういう時はひとつづつFLCHで設定すると大変なので、一番下の高度を設定して、V/S機能を使って、降下率を動かして高度制限をクリアーしながら降りていきます。すなわちたとえば下の例だとD019Rで3400フィート以上ですから、ここまでに3400フィートに下りて、降下率をゼロにしてそれ以上降下しないようにしてこのポイントを通過。すると次のD019Lが3200フィート以上ですからすぐに降下率を動かして降下し、3200フィートになったら再び降下率をゼロにしてそれ以上降下しないようにしてこのポイントを通過。同じようにして最後のFF20まで降りていきます。

MORIOで9000フィートです。ARCで最終進入コースに向かっていきます。

高度は2100フィートに合わせます。V/Sをオンにし、降下率を動かして降下したり水平飛行に移ったりというように降りていきます。

ではARCに入っていきます。降下率を上げると速度が上がってしまいます。

速度を180ノットに。フラップ5度。

降下が続いています。

雲の下から山が見えてきました。

降下率を動かしながらなるべく水平飛行がないように降りていきます。

ARCを飛んでいます。

QNHを合わせます。FL140を過ぎた時に合わせますが、その後もQNHが変わることがよくあります。

地図に花巻空港を出し、詳細を見ます。最新のQNHは2988。

QNHを変更します。外気温5度。

最終進入コースに向けてファイナルターン。

ここから先はILSの電波に乗りますので、NAVのソースをNAV1に切り替えます。このスイッチを切り替えないとILSの表示がPFDやNDに出てきません。

ローカライザーとグライドスロープが動いています。

アプローチボタンをオン。

盆地の中を降りていきます。

速度を140ノットに。A/Tは必ずオン。フラップ23度、ギアダウン。

先のほうに滑走路が見えました。ファイナルフラップ37度。

安定して降下していきます。

まもなく着陸です。

順調に降下しています。

オートパイロットをオフ。オートスロットルも一緒にオフになります。

最後はマニュアルで着陸します。自動着陸もできます。その場合は最後までオートパイロットをオフにしません。

まもなく着陸です。

 無事着陸しました。スピードブレーキは自動的にARMされていて着陸すると自動的に展開します。

 リバースオン。滑走路上で止まりました。

あっという間のフライトでした。 

 誘導路に入ります。

 APUをオン

トランスポンダをオフ。

 オートブレーキは自動的にオフに戻っています。

 

フラップを戻します。

誘導路上で停止。パーキングブレーキをオン。

APUは緑のランプがついたら電気が使えます。

燃料カットオフスイッチをカットオフ。

ビーコン灯をオフ、客室サインをオフ。

油圧などをオフ。

燃料ポンプもオフ。

防氷装置もオフ。

ということで無事にフライトが終わりました。

 こうして手軽に飛ばせられる大型飛行機です。

(おわり) 


X-Plane11の滑走路や駐機場の勾配

2017-04-16 22:20:38 | 日記

X-Plane10では滑走路を地形に沿って勾配をつけるか、勾配のない平面にするかの選択ができました。

ところがX-Plane11ではベータ版では平面にする設定がなくなり、シナリーやメッシュの状況で滑走路や駐機場に飛行不能なぐらい勾配がある場合には、それを直すにはシナリーファイルそのものをいじらなければならなくなりました。

しかしX-Plane11のリリース版では勾配のない平面にする選択が復活しました。

設定はX-Plane11のセッティングの「一般」のところで行います。右下に、Runway follows  terrain contoursとありますが、ここを選択すると勾配がつき、選択を外すと勾配がなくなります。

上手に作ったシナリーでは勾配をつけて実際と同じように飛ぶ方がよいですが、極端な勾配がついている滑走路や、駐機場が坂の上にある空港ではこの選択を外して勾配をなくさないと正常に飛びません。

なお、選択を変えたら一度X-Plane11を終了してシナリーを読み直すか、メニューのデベロッパーのところにある、Reload the Sceneryを選択してシナリーを読み込み直します。

以下が勾配のついた滑走路です。崖のような場所があって、大型機の場合、これだと正常に離陸しません。

勾配をなくした滑走路です。これなら正常に離陸します。

勾配のある駐機場

勾配のない駐機場

(おわり)


X-Plane11のEclips 550 NGで関西から福岡まで(3/3)

2017-04-15 16:00:21 | 日記

引き続きX-Plane11のEclips 550 NGで関西から福岡まで飛んでいます。

現在地はMARCOまで49マイル。

ここでSTOUTまで直行します。GTN750のフライトプランからSTOUTを出します。

クリックするとメニューが出てきますからDirect toを選びます。

直行、OKをクリックします。

フライトプランはSTOUTまで101.4マイル、21分となりました。

SKYVIEWの地図、フライトプランも更新されています。

CDIも次のポイントがSTOUTになっています。

もうすぐ降下です。最初の高度が12000フィートです。

降下開始地点は自分で計算します。一般には降下する高度の後ろのゼロ3つを取って、それに3をかけたマイルだけ手前から降り始めます。たとえば25000フィートから12000フィートまで降りるならその高度差は13000フィート。ですからゼロ3つを取って13、その3倍で39。すなわち12000フィートに達したい場所の39フィート手前から降下を始めます。ここでは先ほど見たようにKIRINで12000フィートになりたいので、KIRINの39マイル手前から降下開始です。

では降下開始です。ALTCHGを押し、降下率をマニュアルで設定します。

1100フィートで降下を始めました。降下速度は230ノット。

雲が広がって、福岡空港は雨ですから防氷装置を全部オンにします。

夜間飛行で降下していきます。

山口県上空を飛んでいます。

前方に山口宇部空港が見えます。

降下率はSKYVIEWの画面から設定することもできます。たとえば毎分1200フィートにしたいのであればそのように入力します。

すると毎分1200フィートを目標に降下していきます。

引き続きオートパイロット、オートスロットルはオンです。スロットルは一番前に出したままです。

ではミニマムをセットします。SKYVIEWの右下のつまみの真ん中、下向きの矢印を選びます。

MDAを選びます。このままつまみを左右に回してMDAを設定することもできます。しかし画面から直接数字を入力することもできます。

MDAを選ぶとこのようにMDAの表示が出てきます。

そこをクリックして数字を入力します。240です。

こうして降下が順調に進んでいます。

オートパイロットの表示です。GPSがナビゲーションに使われていて、降下率1200フィートで12000フィートまで降下中。自動操縦オンです。

SKYVIEWの地図には設定高度に到達する予想地点が水色の弧で示されています。ちょうどKIRINポイントの直後になっています。もしこれがずっと手前に来ていれば降下率を小さく、ずっと先であれば降下率を大きくします。大変便利な機能です。

左側のSKYVIEWにエンジン、地図と全部で3つの画面を同時に表示させたところです。

まもなくKIRINです。降下の設定も問題ありません。

続いてDAZAIの5000フィートを設定します。

すると水色の弧がこの位置に来ます。これから左旋回してどの位置に来るかです。

左旋回しました。ちょっと手前過ぎるので、DAZAIの先で5000になるように降下率を下げました。700フィート。

FL140を過ぎたのでATISの放送に従ってQNHを29.68に設定します。

トラフィックの警告が出ました。

10000フィートを過ぎます。

着陸灯をオン。

引き続き降下中です。ITODAの8000フィート以上、10000フィート以下の高度制限をクリアー。KAHOCの高度制限7000をクリアーするには7000で水平飛行に入る必要があります。

雨雲が出てきました。雲に着陸灯が反射しています。

7000フィートでKAHOCまで、7マイルあまり水平飛行します。

速度は230ノットのままです。

KAHOCを過ぎました。ではDAZAIへ5000フィートまで降ります。水色の弧を見ながら降下率を調整します。1100フィート。

ここでILSの識別符号IFFが入感しました。オーディオパネルを開いてNAVの音声を消します。

DAZAIから最終進入コースのHAWKSに向かいます。HAWKSで4500フィートです。

引き続き4500フィートまで降下するように設定します。降下率は同じく1100フィート。

DAZAIです。引き続き4500フィートに向けて降下中。

GPSのナビゲーションで飛んでいます。

最終進入です。HARRYで4000フィートですが、それ以前にILSの電波に乗るはずです。ゴーアラウンドは福岡VORを経て壱岐VORまで行って旋回。高度4000フィート。ミニマムは240。ただしこのチャートには小型機、カテゴリーA、Bが出ていません。

ファイナル・ターンが始まりました。高度は4500フィートになっています。

ここでナビゲーションをNAV1に切り替えました。ILS進入です。

ILSコースに会合していきます。ローカライザー、グライドスロープ、両方とも動き出しています。

アプローチボタンをオン。

グライドスロープに従って降下が始まりました。ILSコースに乗っています。速度はまだ230ノット。サブのナビゲーションにGPSをセットしています。コースはぴったり重なっています。残燃料は228キロ。ゴーアラウンドにも十分です。風は追い風です。横風成分が6ノット。

180ノットまで減速します。翼が小さいからでしょうか、減速率はかなり高いです。

地上はかすかに見えますがまだ滑走路は見えません。雨が降っています。

たまに雲が切れると滑走路が見えます。しかしすぐ雲に覆われます。

140ノットに減速します。

ギアダウン、3グリーン。フラップは1段下げでT/O。

フラップ2段下げ、着陸フラップ。速度を100ノットに。

雲は晴れました。安定して降下しています。

福岡の街が広がります。下を走るのは都市高速です。

風はほとんど無風になりました。

まもなく着陸です。

オートパイロットをオフ、オートスロットルも自動的に切れます。

ここで初めて操縦かんとスロットルをマニュアルで動かします。

 スムーズに着陸しました。スポイラーや逆噴射はありませんのでブレーキで減速します。

無事着陸しました。

駐機場に向かいます。着陸灯をオフ、タクシー灯をオン。

ストロボ灯をオフ。

オートパイロットをすべてオフ。

駐機場に向かいます。

駐機場に入ります。

そして無事到着しました。

この飛行機はX-Planeのなかでも大変な優れものです。オール液晶のフライトパネルも慣れれば大変便利です。

ぜひ楽しんでみてください。

(おわり)


X-Plane11のEclips 550 NGで関西から福岡まで(2/3)

2017-04-15 14:34:36 | 日記

引き続きX-Plane11のEclips 550 NGで関西から福岡までのフライトを準備しています。

フライトタイマーのオン、ストップ、リセットもここでできます。

フライトタイマーが動いている様子です。

トランスポンダの数字と状態も上のほうに表示されます。クリックするとトランスポンダのオンオフもセットできます。CODEをクリックすると4桁の数字を入力できます。VFRをクリックするとあらかじめ設定しておいた有視界飛行の時の数字などをセットすることができます。

ここではトランスポンダをスタンバイからグランドにしておきます。

VFRを選んでみます。

すると1200が表示されます。元の数値に直しておきます。

画面左上はオートパイロットの状態です。左が左右の動き、右が上下の動きです。

ここをクリックすると下のメニューにオートパイロットのメニューが出てきます。左からオートパイロット、フライトディレクターのオンオフに続いて左右、上下の動き、そしてナビゲーションのソースの設定です。

オートパイロット、フライトディレクターをオンにするとボタンの色が変わります。

左右方向の設定はヘディングとNAVが使えます。TRKはこのソフトでは使えません。

上下方向の設定は上昇降下率、速度、高度保持、アプローチ、ノーズダウン、ノーズアップの設定ができます。

ナビゲーションのソースを選択すると先ほどと同じようにSKYVIEW、NAV1、NAV2の選択ができます。

エンジン計器です。上からN1、N2、低圧タービンの入り口の温度、出口の温度、そして燃料の量、燃料流量、電源の電流、電圧が表示されます。特に燃料の量と電圧を確かめます。燃料の量の単位はメニューから変えることができます。

GTN750の最初の画面からユーティリティーを選びます。

先ほどはフライトタイマーの設定を行いました。今回はチェックリストを選びます。

するとこのようなチェックリストが出てきます。チェックリストというよりプロシーデュアリストです。フライトの各フェーズごとに出てきて、クリックしてチェックを入れることができます。

続いてグレアシールドです。左側の赤枠で囲ったBAROのつまみはQNHの設定です。このつまみを押すと29.92の標準設定になります。続いて大きな赤枠のなか、左上がヨーダンパー、その下がオートパイロット、その右上ATSはオートスロットル、その下がフライトディレクター。その左のSPDというつまみが速度の設定、その右上のNAVがGPS、NAV1、NAV2を使って飛ぶ設定、その下がアプローチ。このボタンはRNAVアプローチの時にも押します。その右上がヘディング、その下がヘディングの設定。その右上が速度一定で高度を変えるとき。その右が上昇率、降下率の設定で、その右上が高度一定、その下のつまみが高度の設定です。オートパイロットのスイッチの下にはギアとフラップの表示が出ます。

では引き続き出発準備を続けます。窓の上のほうにエンジンのスイッチがあります。左右ともオフ。

スタートバッテリーと発電機はオフ。

スロットルはアイドル

パーキングブレーキは引いた状態、オン。

ギアレバ、ダウン。

ギアはダウン3グリーン。

灯火、防氷装置はNAVライト以外オフ。

フラップは離陸位置T/Oにします。電動です。

フラップ位置T/Oの表示が出ます。

ラダーを確かめます。サーキットブレーカーはすべてダミーです。

舵の動きを確かめます。

離陸トリムをセットします。

ひとつのチェックリストが終わると次のチェックリストに進むことができます。

ではメニューを開いてドアを閉めます。地上電源、GPUはつけたままにします。これを使ってエンジンを始動します。

ドアが閉まりました。

酸素のコントロールをオン、そして酸素マスクをAUTOに。酸素ボトルの圧力を確認。

キャビンエアーをノーマルに。

発電機は左右ともオフ。

ライト、警報装置をテスト

ELTはARM

ではエンジンの始動に入ります。ビーコンをオン。

ATISを受信しています。QNHは3003。

QNHを合わせます。

エンジンスタート前のチェックリストです。

スタートバッテリーをオン。

右側のエンジンスイッチをオン。

自動的にエンジンが起動していきます。

続いて左側もオン。

左右のエンジンが正常に起動しました。

左右の発電機をオン。

メニューを出してGPUをオフ。

地上走行できる状態になりました。

天気が良いので防氷装置はとりあえずオフ。

タクシー灯をオン。

パーキングブレーキをオフ。

では地上走行を開始します。

RWY06Lに近いところから出発しましたのでJ4、Y誘導路を通って06Lまで行きます。

関西空港の俯瞰図です。06Lを離陸して西に飛びます。この図はデパーチャやアライバルの方向がわかるので便利です。

今日のデパーチャです。離陸後左旋回で神戸沖、淡路島の北の端を飛びます。

オートパイロットのボタンはすべてオフ。

滑走路端に来ました。AIの到着機があります。

トランスポンダーをオン。

着陸灯、ストロボ灯をオン。

AI機が滑走路上に止まってしまっているときは手動でどけることができます。X-Plane11の地図を開き、当該機をクリック。

色が変わりますから引き続きマウスでクリックしてドラッグすると位置が変わります。

離陸のチェックリスト。

フライトタイマーをオンにします。ユーティリティーを選択。

フライトタイマーを選択。

スタートをオン。ディレクションは数字が増えていくか減っていくかのセットです。右下のTrip/DEPタイマーは先ほど説明したとおりです。

たとえば地上を離れたところからの時刻をタイマーで測り、エンジン始動時刻を記録することもできます。

滑走路に正対します。

離陸はスロットルを一番前、マックスパワーで行います。87ノットで引き起こします。スムーズに上がっていきます。

上昇率を調整してゆっくり速度を上げていきます。推力はマックスのままです。

ではオートパイロットを入れます。ヨーダンパー、フライトディレクター、NAVそしてALTCHGをオンにし、オートパイロットをオン。これで設定した高度まで設定した速度で上がっていき、GPSを使ってフライトプランに従って飛んでいきます。

このときALTボタンには黄色いランプがついています。設定した高度にARMされているという意味です。

速度は180ノットをセットします。現在の速度との速度差が大きいので、一旦上昇が止まって加速して、再度上昇していきます。ですから一気に設定速度を上げずに少しづづ上げていくと上昇しながら加速していきます。

フラップは地上400フィート以上でアップに直します。

フラップの表示を確かめます。

180ノットに達しました。毎分約3000フィートで上昇中

右側のSKYVIEWの画面です。フライトプラン上、次はHELEN、あと2分、フライトプラン全体であと332マイル1時間51分。これはゴーアラウンド経路まで入れた距離と時間です。そして地図上の4つの数字。左の上下の数字が到着空港までの飛行予定時間と到着予定時刻。すなわち福岡空港まで1時間38分飛行する予定で到着時刻は現地時刻12時06分の予定。右側の上下の数字は次のポイントまでの飛行予定時間とそのポイントへの到着予定時刻。ここではHELENまでの飛行予定時間2分40秒、到着予定時刻は現地時刻10時30分です。

左の先に淡路島が見えます。操縦室のブラインドはクリックして動かすことができます。

右手は大阪湾の奥です。

残りの燃料を確かめます。495キログラム。

では巡航高度25000フィートをセットします。推力は引き続きマックス。巡航高度に達するまでスロットルをマックスにしておきます。

関西空港を後ろに上昇していきます。

淡路島が見えます。

右手に神戸空港が見えます。

CDIや地図を確かめます。フライトプランのルートに沿って飛んでいます。

外気温はマイナス4度

風は向かい風で319度から22ノット。横風成分4ノット。

上昇は180ノットを巡航高度まで維持します。標高や重さによる最適な上昇速度は表がソフトについています。以下のように途中で250ノットにしたりすると上昇率が下がってうまく上がりません。

10000フィートを過ぎました。着陸灯をオフ。

離陸後5分29秒。

デパーチャとトランジションのチャートです。瀬戸内海上空をHARBARへ行きます。

エンルートチャートです。HARBARからY60ジェットルートに乗ります。

続いて瀬戸内海上空、Y602をMARCOまで。広島のあたりです。

客室のブラインドを動かすことができます。視点を客室に持っていくとドアの脇にメニューがあります。

GTN750の地図の表示です。

SKYVIEWの地図の表示です。SHIONに向かっています。

小豆島上空です。

小豆島です。

雲はまだほとんどありません。

HARBARに向けて飛んでいます。あと34.8マイル、9分。

上空から高松空港が見えました。

14000フィートを越えたら気圧を29.92にします。25000フィートの巡航高度に到達です。

巡航速度もソフトに表がついていますので高度や重さに従って最適な数値を見つけます。今日は242ノット。

242ノットをセットし、オートスロットルをオン。スロットルは一番前に出したままで、自動的に推力が絞られます。このあとスロットルは着陸直前にオートスロットルを解除するまで一番前に出したままです。

ALTのボタンが黄色から緑に変わっています。設定した高度で水平飛行をしています。

GTN750からNearestを選びます。

空港を選びます。

近くの空港が出てきます。高松空港は185度の方向に10.57マイルです。

最初のメニューからWaypoint Infoを選びます。さらに空港を選びます。

高松空港を選択してみます。RJOT

空港の標高が出てきます。607フィート。

引き続き今日の到着地、福岡空港、RJFFを選び、周波数のところからATISの周波数をCOM2のアクティブとスタンバイにセットします。

また滑走路のところから今日の進入滑走路RWY34を選び、そのILS進入の周波数と方位をNAV1とNAV2、OBS1とOBS2にセットします。

引き続き順調に飛んでいます。HARBARまで13.6マイル。向かい風51ノット。

だんだん雲が濃くなってきます。

下側のGTN650からデフォルトNAVを選びます。

するとそれまでの古いGPSによく出ていた数値が並びます。この表示に慣れているときには便利です。

上側のGTN750のオーディをパネルをクリック。NAV1の識別符号とマーカーが聞こえるようにセット。

与圧装置も作動しています。

夜間飛行をするために時刻を夜にします。右席の前に照明のボタンがあります。右側下のスイッチを押すと夜間照明が入り、つまみを回すと画面の明るさが変わります。さらに左側にはキャビン全体、操縦室全体、足元の照明をオンオフするスイッチがあります。

これが上の写真にある右側のスイッチです。

夜間飛行を外から見たところです。

雲が白く光っています。

福岡空港のアライバルです。ATISの周波数は127.2。先ほどセットしました。航空路上のKIRINから入ってきます。ここが12000フィート以上。DAZAIアライバルでITODAが8000以上12000以下、KAHOCが7000以上、DAZAIが5000以上。当機にはVNAVがないので、こうした高度制限は全部マニュアルで飛ぶ必要があります。できるだけスムーズに高度制限以内で降下するにはどのように飛べばよいかです。

客室にも照明がつきます。先ほど紹介した客室全体の照明スイッチはオフにします。

この赤っぽい光は赤色の懐中電灯をつけたところです。

白い懐中電灯ではこうなります。

客室の照明は前方、中央、後方に分けて設定することができます。

(つづく)


X-Plane11のEclips 550 NGで関西から福岡まで(1/3)

2017-04-15 07:41:32 | 日記

このほど発売された双発ビジネスジェット機、Eclips 550 NGはなかなか優れものです。特にタッチ式スクリーンのナビゲーション・システムは現在のX-Planeで最も進化した内容ではないでしょうか。

なお、当機のナビゲーションデータは、X-Plane10から使われているGNS430のデータを使います。もしX-Plane10を使っていればそのデータをディレクトリーごとX-Plane11にもコピーします。またNavigraphから有料のデータを購入してインストールすることもできます。このページのリストの一番下です。

そこで早速この機体を飛ばしてみました。この機体はX-Plane10でも11でも動きます。デフォルトでさまざまな塗り分けがありますから、赤枠のところで選択します。そして左下から重量の設定をします。

ここでペイロードと燃料の設定をしますが、機体を読み込んでから専用の設定ソフトで設定することもできます。

さっそく読み込みます。地上電源やピトー、エンジンカバーなどは機体を読み込んでから設定できます。

 操縦室の様子です。電源は入っていません。画面左に小さなメニューボタンがあります。赤枠で囲ったところです。これをクリックします。

 こんなメニューが出てきます。グランドを選択し、チョーク、電源、ドアの3つをオンにします。ドアは開きます。終わったら左側の丸にバツをクリックします。メニューが閉じます。

メニューを閉じる前に重さを設定します。搭乗者と荷物を左側から設定します。燃料の量をゲージで設定します。ここはドアを閉じると変更できなくなります。

外から見ると客室の窓にブラインドが下りています。メニュー右端、SHADESで設定できます。

ではチョーク、カバーを外します。

まだドアは開き、地上電源は接続されたままです。

エンジンの始動は地上電源で行います。AI機にレトロな飛行機が見えます。

ではこれから操縦席の設定を始めます。

まずシステムバッテリー、バスタイをオン。

ナビゲーションライトをオン。

SKYVIEWのスクリーンが点灯します。上下2つのGARMINのGPSナビゲーション装置GTN750、650もオンになります。画面のContinueを押します。

タッチスクリーンになっています。左側の赤枠の縦長のところをクリックすると画面がポップアップします。またポップアップした画面の右上をクリックするとポップアップが元に戻ります。下側GTN650の場合は右側の白い丸をクリックしてもポップアップします。画面を動かしていって、最初の画面に戻りたいときには右上にあるHOMEを押します。右下にあるDirectのボタンをクリックすると直行する空港、ポイントなどをいつでも設定できます。よく考えてありますね。

上側750のフライトプランを選びます。

前回のフライトで飛んだフライトプランが残っています。これを消します。消すポイントをクリック

するとメニューが出てきます。最後まで削除を選びます。

確認画面が出てきますからOK。

改めてポイントを追加するを選びます。

出発空港RJBBを入力します。すると右側にそのボタンが出てきますからクリック。

改めてRJBBのボタンが出てきますからそれをクリック。すると右側にメニューが出てきます。デパーチャをロードするを選びます。

まず離陸滑走路を選びます。06L。

デパーチャを選びます。HELEN1。

トランジションを選びます。HARBAR。

するとこのように入力されます。マジェンタ色の左側のラインは、今アクティブになっている区間です。

入力の最後がHARBARなので、それをクリック。

航空路をロードするをクリック。

Y602を選択。

どこまで行くかの選択肢が出てきますからMARCOを選択。

最後の入力ポイントMARCOを選択。

同じ方法でY256でSTOUTまで行くように入力。

同じようにY20でKIRINまで行くように入力。

KIRINのあとはアライバルになりますからこの次に到着空港を入力します。ポイントの追加を選択。

福岡空港RJFFを入力。

RJFFが入力されますからそれを改めて選択。

アライバルをロードを選択。

進入滑走路ILS34を選択。

続いてアライバルを選択。DAZAI。

トランジションはなし。

こうしてゴーアラウンド経路まで入力されます。注意が必要なのは入力経路にゴーアラウンド経路まで入っているので、航路全体の距離が着陸滑走路までの距離より長くなっていることです。

これでルートの入力は終わりです。続いて右席側のSKYVIEWの設定をします。下のメニューからスクリーンを選びます。なお左右のSKYVIEWは同じものです。

サブメニューが出てきます。MAPを選択。

さらにPFD、EMSも選択すると以下のようにスクリーンに3種類の画面が出てきます。MAPだけの選択に戻してBACKを選択

TOOLSを選択

すると以下のようなサブメニューが出てきます。

COMを選択。すると以下のようなメニューが出ています。SKYVIEW画面の上のほうに無線周波数を2つ表示できるのですが、どの周波数を表示するかを選びます。COM1 A+SはCO1のアクティブとスタンバイ、続いてCOM2のアクティブとスタンバイ、さらにCOM1とCOM2のアクティブ、COM1とCOM2のスタンバイです。選択が終わったら続いてSETUPを選びます。

まずBAROを選びます。

気圧表示をインチにするかミリバールにするかを選びます。選んだらBACK

TIMEを選びます。世界標準時か現地時刻かを選択。終わったらBACK

BACKを次々に選んで最初の画面に戻ります。先に紹介したように右上のHOMEボタンを押しても戻れます。MAPを選びます

FPLを押すと画面にフライトプランが出てきます。これは便利です。右側のMAP MENUを選びます。

地図の設定を行います。WEATHER、TCASを選択。さらにヘディングアップを選択。そしてITEMSを選択します。

何を画面に表示させるかを選択します。FIXを選択すると画面があふれんばかりになります。ここでは空港とVOR/DMEを選択。終わったらBACK。

さらに対地速度や到着予想時刻、エンルート予想時刻などの表示を設定。

終わったらBACK。

先ほど紹介したようにFPLを選択。

MAPにフライトプランが出てきます。

NRSTをクリックすると近くの空港のリストが出てきます。

そしてDirect toをクリックすると直行コースがセットされます。

さらに近くのVORやFIXも出てきます。

そして各ポイントの詳細情報も出てきます。

 またINFOを押してポイント名を直接入力することも可能です。

 また地図はマウスのスクロール機能を使って縮尺を簡単に変えることができます。内側の輪が2マイル。

内側の輪が60マイル。

ではそのほかの機能をGTN750で見ていきます。画面をポップアップさせます。

右上のHOMEボタンを押すとこの画面が出てきます。この画面の各機能を説明していきます。

まずNearestを選びます。そして空港を選びます。

近くの空港のリストが出てきます。一番上に出ている空港を選びます。

空港の情報が出てきます。情報、滑走路、周波数の3種類の情報が出てきます。まず情報を選びます。空港の標高やトランジション高度などが出ています。この空港に直行したいときはDirect-toをクリックします。またチャートも出るようになっていますが、このソフトでは事前に画像ファイルを作ってコピーしておかなければなりません。

続いて滑走路です。滑走路を選択することができます。滑走路の長さや現在地からの方位、距離が出てくると同時に、ILSがあればその周波数や方位が出てきます。そしてNAV1、NAV2のアクティブあるいはスタンバイの周波数、さらにNAV1あるいはNAV2の方位をボタンを押すだけでセットすることができます。これはすぐれものです。

そして周波数を選びます。この空港の各種周波数が選択できるようになっています。ここではATISの周波数を選びます。そしてその下でCOM1あるいはCOM2のアクティブあるいはスタンバイに直接セットすることができます。これもすぐれものです。

これが周波数のリストです。

この画面の上の2行は通信関係の情報がまとめて表示されています。一番左がCOM1で、上がアクティブ、下がスタンバイです。たとえばATISの周波数をCOM1のスタンバイにセットすると、その周波数が上の周波数の黄色の枠のところに出てきます。

スタンバイをアクティブにコピーするにはアクティブの周波数のところをクリックします。するとスタンバイの周波数がアクティブの周波数にコピーされます。

NAV2とCOM2は下側のGTN650でセットしますので解説しておきます。右下のつまみの内側のつまみの上側をクリックします。

すると周波数の画面がNAV2がCOM2に、COM2がNAV2に変わります。そしてNAV2、COM2のスタンバイ周波数を外側、内側のつまみで直接セットできます。

左側のつまみの内側の真ん中をクリックします。するとスケルチが外れます。感度が悪い時に押します。外側のつまみをクリックすると音量の設定になります。

NAVの周波数が出ている場合にはNAVの識別符号の音量の設定です。COM2の周波数が出ている場合にはCOM2の音量になります。

再び上側のGTN750に戻ります。右下のつまみの内側の上のほうをクリックします。するとNAV1のスタンバイ周波数を外側、内側のつまみから直接入力できます。

さらに同じところを押すとCOM1のスタンバイ周波数の入力ができます。

左上のボタンを押すとスケルチです。COM1のアクティブ周波数をクリックしてから左上のボタンの上側を動かすとCOM1の音量の設定ができます。NAV1のアクティブ周波数をクリックしてから左上のボタンの上側を動かすとNAV1の識別符号の音量の設定ができます。要するにCOM1とNAV1のアクティブ周波数をクリックして、スタンバイ周波数をアクティブ周波数にコピーしてきたら、音量の調整がそのあとすぐにできるようになっているのです。

下側GTN650にはクリーンスクリーンという機能があります。

これを押すとこの画面になりますから、右上のHOMEボタンを押して戻ります。

GTN760にも650にもDirect toのボタンがついています。これを押すとこういう画面が出てきます。ウエイポイント、フライトプラン、近くの空港の3つの選択肢があります。

GTN750の場合はこういう画面です。

先ほどの最初の画面に戻ってトラフィックを選びます。すると他機の情報が出てきます。現代の航空機にはADS-Bという衝突防止装置がついていることが一般的です。これは航空管制なしに自律的にお互いに他機の位置がわかる装置です。下のメニューを選びます。

ここで左上のADS-Bをオフからエアボーンに、TCASをオフからオペレーショナルにセットしておきます。またTCASの画面の長い線が飛行機の飛ぶ方向や速さを表していますが、その表し方の設定や識別する他機の高度をどう選ぶかが下側の設定です。

画面の左上でADS-B、TCASが作動していることを確かめます。

また最初の画面に戻ります。地上の地形を示しています。マウスのスクロール機能で縮尺が動きます。

最初の画面に戻り、天気の情報です。天気と風の情報が出てきます。

最初の画面に戻り、プロシーデュア(PROC)を選びます。これは到着空港の滑走路や到着経路を設定する画面です。出発前の設定と実際の到着が異なる場合があります。上空で設定するのに便利です。到着空港が自動的に選択されてメニューが出てきますから、必要に応じて変更します。

最初の画面に戻り、ユーティリティーを選び、さらにフライトタイマーを選択します。

3つの時間・時刻が並んでいます。一番上は一般的なタイマーです。2番目は経過時間計、3番目は出発時刻を記録するところです。経過時間計と出発時刻の記録はエンジン始動時にオンにするか、地上を離れた時にオンにするか選ぶことができます。

上側GTN750の画面の上のほうです。赤枠のところがCOM受信機のオンオフの設定です。1とあるときにはCOM1の受信がオン、COM2の受信がオフ。2とある時にはCOM2の受信がオン、COM1の受信がオフ。12とあるときにはCOM1とCOM2の両方の受信がオンです。またその上側はCOM送信機のオンオフの設定です。1とある時はCOM1の送信機がオン、2とある時はCOM2の送信機がオンです。いずれも数字のところをクリックします。

またAudio Pannelをクリックすると送受信の選択を一度に行うことができます。

それからトランスポンダの設定はトランスポンダの数字をクリックします。そして4桁の数字を直接入力します。またトランスポンダの設定をスタンバイ、オン、高度の報告と選ぶことができます。上空では高度の報告にします。

最初の画面に戻り、MAPを選択します。するとこの画面になります。

マウスのスクロールで地図の縮尺を変えることができます。MENUを選びます。すると地図を半円にするか全円にするか、地図に地形情報を入れるかどうか、画面の解像度をどの程度にするか設定することができます。

さらに下の写真のようにCDIを選ぶと、ルートの方位情報の設定ができます。今回はGTN750にフライトプランを入力しました。この場合はGPSを使ったSKYVIEWのルート設定に従うことになります。CDIではNAV1、NAV2そしてSKYVIEWの3つを選択することができます。ここではNAV1とNAV2はセットしていませんので、SKYVIEWを選んだ時だけポイントの情報が出てきます。

ではSKYVIEWの画面の設定です。画面上、ひし形のマークが浮かんでいますが、これは他機の情報です。衝突防止装置、TCASがオンの時に表示されます。赤、黄、緑のバーは迎え角の表示装置です。失速するような大きな迎え角にならないようにします。左下は風向風速の表示で、Xとあるのは現在の自機に対する横風成分です。右下のOATは機外の気温です。

正面の方位指示器でナビゲーションのソースを選ぶことができます。GPSを使ったSKYVIEW、NAV1、NAV2を選択できます。

何も選択されていない状態にすることもできます。

トリムの設定です。離陸時にエレベータートリムは上の破線の位置まで上げておくと楽です。

SKYVIEWの右下と左下のつまみの真ん中下に下向きの矢印が出てきます。これを選ぶと上にこのようなメニューが出てきて、それぞれ選択してつまみを動かして数字をセットすることができます。

しかし各数字は画面上の数字にカーソルを当てるとスクロール機能を使って設定することができますし、クリックすると直接数字を入力することができます。たとえばQNHの数字をクリックするとこのように直接数字を入力する画面が出てきます。

同じように高度の設定です。

そして上昇率、降下率の設定は高度の設定の右側のところにカーソルをもっていって行います。今は何も設定されています。

ヘディングの設定は画面の下のほうにあるヘディングの数字をクリックして行います。

コースの設定も同じように行います。

SKYVIEWの上のほうに周波数が2つ並んでいます。どの周波数を表示させるかは先に選択しました。

ここではCOM1とCOM2のアクティブ周波数が表示されています。

真ん中には現在の時刻が表示されています。末尾にLとあるのは現地時刻です。

 (つづく)


双発ビジネスジェットEclipse 550 NG

2017-04-09 18:18:48 | 日記

X-Plane11の正式バージョンがリリースされ、今年は新しいシナリーや機体が次々に出て来るでしょう。

小型機をたくさん作っているAerobask社が双発ビジネスジェットEclipse 550 NGを発売しました。この機体はX-Plane10でもX-Plane11でも動きます。

この機体は操縦席に4枚の大型液晶パネルがあって、本格的なデジタルフライトパネルになっています。

しかも左右はSkyview、中央はGarminのGTN750と650という非常に先進的な計器で、この機体用に特製。X-Planeのデジタルフライトパネルとしては最も進んでいるのではないでしょうか。

塗装もデフォルトで各種用意されています。そのなかでもこれは実に賑やかです。

反対側はこんな感じです。

これが操縦席の様子です。

客室から見たところです。

客室の様子です。もちろんドアは地上で開きますし、窓のブラインドを動かすことができます。

グレアシールドにはオートパイロットのスイッチが並びます。全体としてスイッチの数は非常に少なくなっています。

これがSkyviewです。左右同じものがついています。表示はさまざまに変えることができます。またマウススクロールが液晶画面上でも多用できてとても便利です。

中央に縦にGTN750と650が並んでいます。とても使い勝手が良いです。非常に多くのメニューがあります。

GTN750に地図を表示したところです。画面の上のほうでは無線やトランスポンダを操作します。

操縦かんはスティックです。

ペデスタルとペダルです。すっきりしています。

飛行中をX-Plane11の地図でとらえたところです。

最初、パネルの操作が大変かもしれませんが覚えれば実に簡単です。また飛行そのものもとても安定しています。近年は小型ビジネス機の進化が進んでいます。大型旅客機とは違う楽しさがあります。

ちなみにJardesignのA330-243もX-Plane11用が発売されました。まだバグがありますがよく飛んでくれます。

 

ポルトガルのリスボン空港に進入するところです。

いずれまた機体の操作の仕方など紹介したいと思います。

(おわり)