フランスの作家:ロマン・ガリの自伝小説を映画化した作品”母との約束、250通の手紙”を鑑賞しました。
母親が小さい頃から「あなたは作家、大臣など偉大な人になる」と言い続けられ、その期待に応えるべく生き抜いたロマン・ガリ。
戦争中、厳しい条件で書くことが困難な状態になっても、偉人たちが成し遂げたことを伝えて、「あなたならできる」と信じ続けた母。
戦地で生命の危機に面しても、「あなたは絶対に大丈夫」という根拠のない自信につながる言葉が送られ、奇跡の生還。
戦地から帰り、戦時中に送られてきた250通もの手紙の真相を知り、愛の深さを痛感させられました。
言葉の力の大きさを知るとともに、自立した生き方のためには、どういう接し方が望ましいのかを考えさせられた作品でした。
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raiwaysシリーズの3作目”かぞくいろ”をWOWOW鑑賞しました。
再婚した相手の少年と、再婚相手の夫を死別で失った25歳の女性が、死別した夫の実家で人生を再開させる姿を描き出す作品。
亡くなった夫と少年をこよなく愛する女性が、少年を守って育てようとする姿は美しくもあり、強さを感じました。
人間、守るものがあるというのは、自分一人では出せない力が発揮できるのですね。
誰かのために!という力の大きさを感じたステキな作品でした。
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取締役目前でリストラを実施することになったエリートサラリーマンが電車の運転士に転身する”49歳で電車の運転士になった男の物語”をWOWOW鑑賞しました。
実父もリストラを実施する立場になり、苦しんだと言います。
リストラされる側も辛いが、リストラする側も辛い。
それに加えて、自分の親が病気で余命宣告。
その状況になってはじめて、誰のために、何のために働くのか。
親の病気看病より大事な仕事をしているのか?
年齢こそ違うが、現在の私の状況と酷似しているので、とっても考えさせられる作品でした。
自分が本当にやりたいこと(=夢)を追う姿は、家族や仲間の共感を得られるんですね。
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借金を抱え、借金を返せば元の幸せに戻れると考えている男性が、3億円の宝くじに当選してから、お金の本質と向き合い始める作品”億男”をWOWOW鑑賞しました。
借金が返せても、お金に執着し囚われ続ける男性には、妻がついてこれない。
信頼している友人に3億円を持ち逃げされて、お金がある/ないが幻想であったことに気づき始める。
私自身も何かをやるとき、お金がある/ないということで、決断が変わることが今でも多い。
本当は、お金がある/ないでなく、自分の心が決めるはずなのに!
お金の本質と向き合うきっかけをくれるステキな作品です。
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大沢たかおさん主演の"AI崩壊”を鑑賞してきました。
公開初日の映画なので、これから鑑賞される方もおられるでしょうから内容に触れず感想を投稿させていただきます。
この世の中には、唯一無二の「正しさ」が存在しないのだということを痛感。
それぞれの立場から、それぞれの価値観で、同じ事象を見ると、それぞれが「正しい」と感じることがある。
その思いが強ければ強いほど、他の「正しさ」を認めることができず、「正しさ」の衝突を起こすのだ。
それも自覚なしで、、、
今、私自身が「正しい」と感じていることは、数百年前の日本でも「正しい」とされていたのか?
または、他の国では「正しい」とされているのか?
「正しさ」の押しつけに気を付けようと感じた作品でした!
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北村匠海さん、新田真剣祐さんが共演している、”サヨナラまでの30分”を鑑賞しました。
自分が好きなことをやることの素晴らしさ、エネルギーの大きさを感じるとともに、人間にはそれぞれ特性があり、特性を受容して生きることの素晴らしさを感じさせてもらった作品です。
憧れの存在のようになりたい!と他人になることを目指すのでなく、自分が何をしている時が楽しくて、どういう特性があるのかを受け入れるって大事なんですね。
改めて、自分の特性を言ってくれる友人の言葉に耳を傾けてみることにします! . . . 本文を読む
オリンピック開催時に発生したアトランタ爆弾事件に関する実話をベースにした"リチャード・ジュエル”を鑑賞しました。
公園警備員として、不審物を発見し被害を極小化した英雄が、一転して犯人扱いされたという実話。
紳士的態度でFBIの操作に協力するリチャード。
FBIはリチャードを犯人にするための確証を作り上げようとしているにも関わらず。。。
メディアを通して、犯人との確証が広められ、全国民までを敵に回す形になる中、旧知の仲の弁護士が弁護する。
最終的には、「私を犯人とする証拠はあるのですか?」とのリチャードからの質問に回答できないFBI捜査官たち。
6年後に真犯人が見つかり、リチャードの疑いは無事に晴れたというのです。
規模の大小はあるにしても、こういうことって、あるんでしょうね。
今回も知らなかった事実を教えてもらえたことに感謝感謝です。 . . . 本文を読む
とっても泣きたい気分だったので、お気に入り映画”君の膵臓をたべたい”をビデオ鑑賞しました。膵臓病を患い余命短い少女と、その秘密を唯一知ったクラスメイトの男子。この二人を中心に様々な人間関係が創りだされていく。 根底に愛があるから、最終的には愛に満ちた関係が出来上がる。 本当に根底部分が愛なのか、恐怖や敵対心、自己優越感なのかというのは大きな違いを生み出すんですよね。現実世界においても、自分の根底が何なのかを意識させられる素敵な作品です。ありがとうございます。追伸)タイトルの言葉の意味を知ると、伝えたいことを短い言葉で表現することの大切さを痛感します! . . . 本文を読む
岩井俊二監督の作品”ラストレター”を鑑賞しました。高校時代、姉妹揃って同じ男性に恋をし、手紙を行き来させる中で生じた出来事。20年以上後になって、不幸な出来事から、またまた文通が始まる。手紙というのは、会話と違って言葉(文字)が残る。残された言葉が、その人の人生にどういう影響を与えるのか。それは、言葉を残した本人よりも、受け取った人の方が強く感じるのだと。言葉を残すことの意味、愛を込めた言葉の力というものを感じさせてもらったステキな作品でした。本当に言葉って、人生において大事なものなんですね。ありがとうございます。 . . . 本文を読む
人気漫画を映画化したシリーズ最終作”カイジ ファイナルゲーム”を鑑賞しました。今回の題材は、日本の国家赤字を預金封鎖という最後の手段?を講じようとする政治家に対し、それを阻止しようとする資産家との戦いにカイジが参戦するというもの。ゲームへの向き合い方を通して、ものごとの本質を感じさせれられる部分があったことに加え、今回は、早晩、日本国家が直面するであろう大規模赤字への対応という壮大なテーマに関心が向きました。戦後、復興を目指す日本国においても、預金封鎖がされ、新たな円の価値が定義されたと聞きます。今、預金している円の価値をなくすというもの。このテーマが映画化されるということは、絵空事ではないのではないかと感じさせてくれる作品でした。ありがとうございます。 . . . 本文を読む