少年野球とともに 

ここには少年野球の監督時代のあれこれを備忘として
書いていたけど、
今後は中国と日本語教育が中心になる見込み。

千葉日報杯の決勝戦のスタンドで

2008-08-17 22:40:13 | 公式戦結果

本日、千葉日報杯の表彰式に出るため、決勝戦を見て、閉会式に参列した。
負けて悔しい気持ちで一杯で、負けたチームと顔合わせするのもいやいやだったが、いって、よかった。
わがチームのコーチたちはずっとさえない表情で、皆、傷心から立ち直れない。
監督の私もそう。きづくとため息ばかり・・。

あの時スクイズのサインを出していれば・・とか選手起用のタイミングが
もう一呼吸はやければ・・とか
この天台で野球をやらせられなかったのはすべて自分のせい・・とか、後悔。
後悔のおもいは尽きない。

しかし、天台のスタンドにはともに戦った選手、監督、コーチたちが大勢いた。
そしてスタンドでたくさんの対戦チームの監督たちと親しく、
ゲーム展開や勝負のあやとかについて意見交換できた。
ほんとに大きな勉強をさせていただいた。
監督として県大会の修羅場を幾度も戦い抜いて来た人たちは、
やはり、とんでもない。感銘を受けた。すごい!
野球の視点も、勝負勘も、そして覚悟も、半端ではない。
ベスト4をかけた争いをしたN監督は練習試合で負けてから、
われわれへの対策をいかに練ってきて、そして昨日勝ったかのお話を伺えた。
一方で昨年大敗したチームの監督から、試合前の勝負へのチームの心の緩みの
正直なお話も聞けた。

私はこのチームの監督として、初めて指導はじめてわずか二年。
しかしこのチームのすべての子供たちがキャッチボールを始めた日から、
誰よりもグランドで選手全員を見ている自信がある。
県大会のベスト8を夢見てがんばって、今回、幸運にも実現したが、
でも自分がおもう以上に子供たちの潜在能力の高さに改めて気づいた。
県大会のベスト8を目指していてたのが間違いで、
真剣に県で優勝を狙う心構えと、準備をしていたら、どうだったか?
それも残念でならない。
勝ち負けは紙一重であるが、そこにいたる道のりは
紙一重とかの薄っぺらの言葉で語れるほど
軽くはない。

今日の決勝は見事な勝負だった。
お互い持ち味を出しながら、でもしっかり勝ち負けがついた。
少年野球に携わり、まだまだ勉強不足な自分は、
子供たちのためにもっともっとがんばらなければいけないことを
強く感じた8月17日だった。

今日はチームが敢闘賞をいただいたが、表彰盾をもらった熊谷君が、
今、チームでもっとも敢闘賞にふさわしい選手。
それを僕の指示でなく、キャプテンが指名したことが今日一番うれしいことだった。
大人の大きな声の指示で動くことなく、自発的に最高の選択をする。
こういうチームなってほしい。いつもいっていること。これができると最高。
今回も、ベンチからのタイムを我慢に我慢してあえてせず、
捕手松戸がいいタイミングで、自分からタイムをとれた。
それも県大会の最高の舞台で。

ベンチ不在の野球で県大会は勝ち抜けないのは身にしみているが
野球がほかのスポーツとちがって、日本では特に変な風にゆがめられている
異常なスポーツであることを、ほかの人にも自覚しほしいとおもう。
スポーツは単純に汗をかいて、思い切りやって楽しくあるべきもの。
できれば少年野球くらいは、力いっぱい投げて、思い切り振って・・・。
大人がでしゃばり、形にはめ込んで、軍隊さながらのおかしなものには絶
対したくない。
いつもこの葛藤に悩む。
慶應の「エンジョイベースボール」を実行し、
でも勝つのが私の目指す野球。・・
そこにいくまでは、まだまだ、まだ全然、
修行が足りない自分を自覚してます
いろいろなことを考えた夏休み最終日でした。



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