Hくんはある意味で運も良かった。
他の高校が中間テストを実施している中、
彼の高校は翌週の頭から中間テストと、半週のずれがあった。
おかげで彼は、中間テスト後に微妙な表情をした他校の同級生を目撃することができた。
「(自分より偏差値が上だった)あの人達がこうなってしまうのか・・・」と考えたはず。
それから彼のテスト勉強はギアが一段上がった。
翌日の土曜日も昼から自習しにやってきた。
おそらく日曜日も猛勉強しただろう。
月曜、火曜と中間テストが始まっても自習、質問にやってきた。
やり残しや不明な点を残さず試験に臨みたいという意志が伝わってきた。
極めつけは、試験が「終わった」当日に、
その日の問題でわからなかったところを質問しに来たところだ。
彼はすでに高校生として十分な姿勢を身に着けた。
数学で9割取ったのは努力の成果に他ならない。
この姿勢で通常時も過ごし、期末テストを迎えれば、
次回ももっといい結果が待っているだろう。
他の生徒は彼を見て、
次はもっと準備をしなければ、と思ってくれるだろう。
こうして中学生は高校生になっていく。
講師として、感無量である。
そして今日のブログがこんな文体になっているのはほんとうに意味不明である。
ほんとうに。
大塚