現在、保護者面談期間中。
まいにち保護者の皆様方と現状の成績や学習状況、今後の展開について意見を交わしております。
その中でよく話題に上がるキーワードは「復習」
「真面目に復習もしているのになかなか伸びない」
や、
「そもそもうちの子は復習をしていない(復習の仕方がわかっていない)」
といったお話をいただきます。
復習について字引きを引くと、「教えられたことについて繰り返し練習すること」と出てきます。
勉強における復習と言うと、「間違った問題を解き直して次に間違えないようにする」ということが意識されがちですが、これは1面に過ぎません。
授業の中で出てきた公式や用法、思考過程なども「教えられたこと」にあたります。
宿題も復習のうちです。大半の宿題は、授業で扱ったことについてのおさらいだからです。
これらを前提に、生徒の皆さんの「復習不足」について考えてみます。
復習をしていない、あるいは、復習しても伸びない生徒の大半は、「目の前の問題を解くこと」に集中しすぎている場合が多いように見受けられます。
宿題や授業中に間違った問題について、「その問題」が解けることが最大目標となり、前提知識や思考・解法のプロセスに目が行っていないため、
いざ復習となったときに面倒になったり、たった1つ数字や単語がが変わったりしただけで、再び間違ってしまうのです。
こういう復習の仕方をしている方は、「勉強=単調な暗記」と捉えているように見受けられます。
(保護者の皆様の考え方が、生徒の皆さんに乗り移っている場合もよくあります)
断言しますが、すべての科目のすべての問題を覚え尽くすことは不可能です。
仮に、単問ごとにすべてを覚えつくさんばかりの学習をし、高校入試を乗り切ったとしても、必ず大学入試でつまずきます。
高校の学習範囲は、少なく見積もっても中学範囲の3倍はありますので。
復習の質を上げるためには、プロセスに重心を置いたした方法が必要になります。
具体的なところは、教室にて生徒の皆さんにこれまでも、これからも、繰り返し伝えていきたいと思います。
もうすぐ、中間テスト。
最後の詰めに、キラリと光る復習を広げて行きたいと思います。
大塚
英検講座の締め切りが9月30日(水)となっております。
本日は3級2名、4級4名、5級1名が追加で申込を行われました。
教室外生の、英検講座のみの募集も受け付けております。
お申込み予定の方は、お早めに申込みをお願いします。