吉野直子 ジャック・ズーン 今井信子 トリオ
17日・フィリアホール 2F/R12・4500円
フルート=ジャック・ズーン・・初めて生聴きしました、音色に癒されます
息継ぎが綺麗で音の繋がりが途切れない・・
此れに絡む、ヴィオラの渋み、ハープの福与かな・・3様の共振性が素晴らしい
<フルート、ヴィオラ、ハープがつむぐ夢。澄みわたる清廉な響き。
現代最高の世界的奏者3人がそろった極上のトリオ。精緻にして絶妙、比類なき美しさのドビュッシー晩年の傑作ソナタ、ドビュッシーに魅せられて武満徹が描いた名作(吉野直子と今井信子は初演メンバー)を中心に、3人の織りなす色彩豊かで淡い光に包まれた響きをたっぷりと味わえる至福の晩>
ハープ=吉野直子HP、フルート=ジャック・ズーン音源あり、ヴィオラ=今井信子HP
ヘンデル1685-1759:トリオ・ソナタ ロ短調Op.2-1 (HWV386b)1730 ・・
旋律の繰り返しが美しい・・・2つの旋律楽器が2声の旋律声部を交わし、それを伴奏声部(通奏低音)が支えるという3声書法のソナタで・・ハープが通奏低音パートを受け持つ
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
ホフマイスター1754-1812:二重奏曲1789-90
◎フルート+ヴィオラ
グバイドゥーリナ1931-:喜びと悲しみの庭1980 ・・現代曲で、ハープの高音範囲20本弦程に、紙テープを挟んで・・ゆらゆら、ブルブルとヴィブラート振動させたり、左手で弦を器具で抑えたり・・ハープ奏法で始めての目撃が・・音楽波動は動物の鳴き声に聴こえたり・・面白い
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
・・・・・・・・・・・・・・
後半は・・瞑想状態で聴いてましたが・・心、細胞に染み入る旋律感ですね、ヘンデル曲の様に、親しみ易いのですが・・2度繰り返して聴くとより理解出来ると想います・・
武満 徹1930-96:そして、それが風であることを知った
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
武満 徹:エア ◎フルート・ソロ
ドビュッシー1862-1918:夢
◎ヴィオラ+ハープ
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
作曲の経緯ドビュッシーはその晩年、「様々な楽器のための6つのソナタ (six sonates pour divers instruments)」を作曲する計画を立てた。すなわち、
チェロとピアノのためのソナタ (1915)
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ (1915)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (1917)
オーボエ、ホルンとクラヴサンのためのソナタ
トランペット、クラリネット、バスーンとピアノのためのソナタ
コントラバスと各種楽器のためのコンセール形式のソナタ
の6曲である。6曲というのは、古典派以前の6曲1組の形式を意識したものと考えられている。 ドビュッシーは癌に侵されながらも作曲を続けたが、ヴァイオリンとピアノのためのソナタを書き上げた翌年没し、残りの3曲は計画のみとなってしまった。
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタは、1915年の9月から10月という短い時期に作曲された。残された他の2曲と共に、ドビュッシーが作曲した室内楽曲の傑作と評価されている。
初演 ]1917年4月21日、パリ。
楽曲の構成 ]静寂性の中にフルート、ハープという透明感のある楽器の美しさを際立たせている。ヴィオラの肉感的な響きが、これらによる音楽が淡白さに陥いることを防いでいる。
第1楽章 牧歌 (Pastorale)
不可思議なハープの和音、同じく調性が曖昧なフルートを引き継いで、ヴィオラが高音域で牧童のオーボエを思わせるメロディで入った後、変ロ長調を経てヘ長調に落ち着く。
ドビュッシーは1915年9月16日付けのジャック・デュラン(出版社デュラン社長)への手紙で、チェロソナタの初版楽譜の余白に書き添える『ソナタ(複数形でSonatasと書いてある。上記「作曲の経緯」参照)』の次作予定に「『フルート、オーボエ、ハープのためのソナタ』のスケッチを昨晩書き終えた」と書き綴っており、曲冒頭には当初の楽想の名残が伺える。しかしその手紙の封筒には追伸として「他のソナタは3つの楽器で:フルート、ヴィオラ、ハープ、またはヴァイオリン、イングリッシュホルン、ピアノ?」とも書いている[1]。
第2楽章 間奏曲 (Interlude) 第3楽章 終曲 (Finale)
主な録音
オーレル・ニコレ(Fl)、セルジュ・コロー(Va)、篠崎史子(Hp)
オーレル・ニコレ(Fl)、今井信子、吉野直子(Hp)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アンコールも素晴らしい、癒され波動でした・・




ダブル・アクション・ペダル・ハープ ]現代の西洋音楽の独奏やオーケストラ、室内楽などで広く用いられているハープは、ダブル・アクション・ペダル・ハープである。これは、主に47本の弦を変ハ長調全音階で張り(半音低く調律された白鍵のみのピアノのイメージ)、7本のペダルを足で操作することにより、各オクターブのハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロそれぞれの弦を同時に半音上げたり、全音上げたりできるようになっているハープである。全音階ハープを転調などに対応できるようにするため、楽器職人セバスチャン・エラール等により作られた。この仕組みにより、様々な調を演奏することができるが(調によっては異名同音的に)、どんなに熟練してもペダルの操作を全くの瞬時に行うことは不可能であるため、オーケストラなどでは2人で演奏することによって、ペダル操作の不完全さを補うことがある。また、ダブル・アクション・ペダル・ハープに代わる楽器として、半音ごとに弦が張られたクロマティック・ハープというものも19世紀に作られたが、結局は廃れてしまった。
音域は6オクターブ半を持ち、最高音は中央ハの3オクターブ半上の変ト(ペダルで嬰トになる)、最低音は中央ハの3オクターブ下の変ハである。いちばん高音から0オクターブ(2音のみ)、1オクターブ・・・7オクターブ(3弦のみ)と数える。弦には識別のために色が付けられており、各オクターブのハ(C)の音が赤、へ(F)の音が青(黒)となっている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17日・フィリアホール 2F/R12・4500円
フルート=ジャック・ズーン・・初めて生聴きしました、音色に癒されます
息継ぎが綺麗で音の繋がりが途切れない・・
此れに絡む、ヴィオラの渋み、ハープの福与かな・・3様の共振性が素晴らしい
<フルート、ヴィオラ、ハープがつむぐ夢。澄みわたる清廉な響き。
現代最高の世界的奏者3人がそろった極上のトリオ。精緻にして絶妙、比類なき美しさのドビュッシー晩年の傑作ソナタ、ドビュッシーに魅せられて武満徹が描いた名作(吉野直子と今井信子は初演メンバー)を中心に、3人の織りなす色彩豊かで淡い光に包まれた響きをたっぷりと味わえる至福の晩>
ハープ=吉野直子HP、フルート=ジャック・ズーン音源あり、ヴィオラ=今井信子HP
ヘンデル1685-1759:トリオ・ソナタ ロ短調Op.2-1 (HWV386b)1730 ・・
旋律の繰り返しが美しい・・・2つの旋律楽器が2声の旋律声部を交わし、それを伴奏声部(通奏低音)が支えるという3声書法のソナタで・・ハープが通奏低音パートを受け持つ
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
ホフマイスター1754-1812:二重奏曲1789-90
◎フルート+ヴィオラ
グバイドゥーリナ1931-:喜びと悲しみの庭1980 ・・現代曲で、ハープの高音範囲20本弦程に、紙テープを挟んで・・ゆらゆら、ブルブルとヴィブラート振動させたり、左手で弦を器具で抑えたり・・ハープ奏法で始めての目撃が・・音楽波動は動物の鳴き声に聴こえたり・・面白い
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
・・・・・・・・・・・・・・
後半は・・瞑想状態で聴いてましたが・・心、細胞に染み入る旋律感ですね、ヘンデル曲の様に、親しみ易いのですが・・2度繰り返して聴くとより理解出来ると想います・・
武満 徹1930-96:そして、それが風であることを知った
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
武満 徹:エア ◎フルート・ソロ
ドビュッシー1862-1918:夢
◎ヴィオラ+ハープ
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
作曲の経緯ドビュッシーはその晩年、「様々な楽器のための6つのソナタ (six sonates pour divers instruments)」を作曲する計画を立てた。すなわち、
チェロとピアノのためのソナタ (1915)
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ (1915)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (1917)
オーボエ、ホルンとクラヴサンのためのソナタ
トランペット、クラリネット、バスーンとピアノのためのソナタ
コントラバスと各種楽器のためのコンセール形式のソナタ
の6曲である。6曲というのは、古典派以前の6曲1組の形式を意識したものと考えられている。 ドビュッシーは癌に侵されながらも作曲を続けたが、ヴァイオリンとピアノのためのソナタを書き上げた翌年没し、残りの3曲は計画のみとなってしまった。
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタは、1915年の9月から10月という短い時期に作曲された。残された他の2曲と共に、ドビュッシーが作曲した室内楽曲の傑作と評価されている。
初演 ]1917年4月21日、パリ。
楽曲の構成 ]静寂性の中にフルート、ハープという透明感のある楽器の美しさを際立たせている。ヴィオラの肉感的な響きが、これらによる音楽が淡白さに陥いることを防いでいる。
第1楽章 牧歌 (Pastorale)
不可思議なハープの和音、同じく調性が曖昧なフルートを引き継いで、ヴィオラが高音域で牧童のオーボエを思わせるメロディで入った後、変ロ長調を経てヘ長調に落ち着く。
ドビュッシーは1915年9月16日付けのジャック・デュラン(出版社デュラン社長)への手紙で、チェロソナタの初版楽譜の余白に書き添える『ソナタ(複数形でSonatasと書いてある。上記「作曲の経緯」参照)』の次作予定に「『フルート、オーボエ、ハープのためのソナタ』のスケッチを昨晩書き終えた」と書き綴っており、曲冒頭には当初の楽想の名残が伺える。しかしその手紙の封筒には追伸として「他のソナタは3つの楽器で:フルート、ヴィオラ、ハープ、またはヴァイオリン、イングリッシュホルン、ピアノ?」とも書いている[1]。
第2楽章 間奏曲 (Interlude) 第3楽章 終曲 (Finale)
主な録音
オーレル・ニコレ(Fl)、セルジュ・コロー(Va)、篠崎史子(Hp)
オーレル・ニコレ(Fl)、今井信子、吉野直子(Hp)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アンコールも素晴らしい、癒され波動でした・・




ダブル・アクション・ペダル・ハープ ]現代の西洋音楽の独奏やオーケストラ、室内楽などで広く用いられているハープは、ダブル・アクション・ペダル・ハープである。これは、主に47本の弦を変ハ長調全音階で張り(半音低く調律された白鍵のみのピアノのイメージ)、7本のペダルを足で操作することにより、各オクターブのハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロそれぞれの弦を同時に半音上げたり、全音上げたりできるようになっているハープである。全音階ハープを転調などに対応できるようにするため、楽器職人セバスチャン・エラール等により作られた。この仕組みにより、様々な調を演奏することができるが(調によっては異名同音的に)、どんなに熟練してもペダルの操作を全くの瞬時に行うことは不可能であるため、オーケストラなどでは2人で演奏することによって、ペダル操作の不完全さを補うことがある。また、ダブル・アクション・ペダル・ハープに代わる楽器として、半音ごとに弦が張られたクロマティック・ハープというものも19世紀に作られたが、結局は廃れてしまった。
音域は6オクターブ半を持ち、最高音は中央ハの3オクターブ半上の変ト(ペダルで嬰トになる)、最低音は中央ハの3オクターブ下の変ハである。いちばん高音から0オクターブ(2音のみ)、1オクターブ・・・7オクターブ(3弦のみ)と数える。弦には識別のために色が付けられており、各オクターブのハ(C)の音が赤、へ(F)の音が青(黒)となっている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます