今夜はスーパームーンで、かつ、皆既月食が起きるという、24年振りのレアな夜になりそうでしたが、残念ながら、曇り空のため、お月見はできませんでした。仕方がないので、インターネットのライブ映像を見て楽しみました。九州・四国・本州の多くの地域で、お月見できないようです。沖縄からのライブ映像ではバッチリで、月食の様子を観察できました。
ところで、スーパームーンってどういうのかご存知ですか?さっき、家内の尋ねられたとき、「満月と月が地球に最接近するのが重なったことを言うんだよ!この時、月が一番大きく見えるからスーパーなんだ」と答えました。お月見(EME)を始めて3年位経つので、何気にこたえることができたのです。月は、楕円軌道で地球を周回しているので、地球に近づいたり遠ざかったりしています。一番近くに来た時(近地点=Perigee)に、一番大きく見えます。次の表は、SM5CUIのMoonTrackerの表示ですが、今日がFull Moon でPerigeeになっていて、Distanceが最小であることが分かります。
伝播ロスは、距離に比例するので、Distanceが最小のときに一番小さくなりますが、EMEに最適かというと、そうではないようです。雑音などの要因によって、DGRDという指標が一番小さい時(表では-2.0dB以上の時)がEMEには適していると言われています。なので、5月は18日から23日の期間が月面反射通信には適していました。
この期間は、毎日、月没前の3時間は、無線小屋に行ってEMEにトライしました。この期間に15QSOできて、この内8つはinitQSOで、その中の2つ(VK3AXHとUY9YJM)はバンドニューでした。