今日も病院の個室で暇なので、KiCadで遊びました。昨日の時点では、ベタ塗りが上手くできなかったので、その方法を模索しました。
私がインストールしたKiCadはver6.0.8なので、ネットで検索して色々解説されているものとはバージョンが違うようで、ボタンの配置などが異なり、使い方も少しづつ違うようです。しかし、バージョンアップによって機能が縮小されることは無いだろう、使い勝手が良くなるように改善しているんだろうと解釈して手探りで試しました。
それと、やたらとハングアップするのには閉口していて、ハングアップするたびにタスクマネージャを起動してタスクを削除するという始末でしたが、ネットで調べたところ、IMEが悪さをしているようなので、この記事を見て、IMEを前のバージョンに戻したところハングアップしなくなりました。
ベタ塗りする前に、別のプロジェクトを作成して、基板の寸法を変えて、周囲に取り付け穴を設けました。昨日作成した回路を流用する方法を模索しました。そのためには、階層シートを利用すればよいようです。この記事は少し古いようですが、参考になりました。階層シートで作成した回路図を囲んでコピペすることで回路図が再利用できました。
塗りつぶし(ベタ塗り)するには、「塗りつぶしゾーンを追加」をクリックして、領域を指定するとハッチングで囲まれた領域が生成されるので、その領域を選択ツールで選択して、右クリックして「ゾーン」->「ゾーンを塗りつぶし」を選択すると、ベタ塗りパターンが表示されました。半田面側のベタ塗りパターンは、反転されたものになるので、「表示」メニューの「基板ビューを反転」にチェックして表示させました。
ベタ塗りをするにあたり、配線幅を昨日よりも太くしました。そうすると、トランジスタのピンピッチが狭すぎたので、フットプリントエディターでピンピッチを広く(約3.8mmに)しました。この変更はPCBエディター内でのみ有効なようで、3Dビューワには反映されていませんでした。
ベタ塗りのバターンが簡単にできることが確認できたので、フライス盤もどきで切削加工する時のイメージにより近づいたと感じています。
PCBを作成する一般的な方法であるネガ型フォトレジストマスクは、次の方法で簡単にプリントできることを確認しました。
1)ファイル->印刷を選択
2)印刷代ダイアログで□B.Cuと□ミラーして印刷にチェックを入れる
次の画像は、印刷プレビュー画面に表示されたものです。
このネガ型フォトレジストマスクを使って感光基板に紫外線を当てて現像し、エッチングすればPCBが出来上がります。
熱転写フィルムを用いる場合には、印刷時にミラー印刷のチェックを外せば良いでしょう。
いずれにしても、プリント基板が簡単にできそうなので、ワクワクしてきました。
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