安芸クイーンという赤色のブドウが好きです。このブドウを栽培し始めたのも、私自身が好きだからです。安芸クイーンは、裂果があったり、色付きが悪かったりと栽培が難しく、近隣でも栽培を止める農家が多いようです。栽培が難しいと聞くと、なんだかファイトが湧いてきて、色々手を尽くして今年はなんとか結実しました。
糖度は18度から20度に達するので甘く、でも意外にあっさりしていて癖になる(止められない)甘さです。ワインなどの味が紹介される時に「フォクシー香がある」と表現されることがありますが、安芸クイーンには、このフォクシー香があります。(私はキツネ・・・FOXの香りを間近に嗅いだことがないので、フォクシー香とかフォクシー臭というのがどんなものなのかは正確には分かりません。)
ピオーネの甘さは「どぎつい」感じなので、一度にあまり沢山食べる気にはなりませんが、安芸クイーンは結構いけます。シャインマスカットも美味しいのですが、皮ごと食べると何となく皮の残留感があるのが欠点です。かといって、マスカットオブアレキサンドリア同様、皮を剥くのは大変です。
安芸クイーンは鮮やかな紅色(htmlのカラーコードだとcrimson=#dc143c)で、大変美しいのも魅力の一つです。そんなこんなで、私は安芸クイーンが好きです。
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