(ウィキペディア「陸上自衛隊」より引用。)
自衛隊員の自殺の多さが異常だとの報道がある。記事はいじめとか極限状況が自殺の原因ではないかと推測している。
だが、ものごとの因果関係の特定は、そんなに簡単なものではない。たとえば医者の場合、精神を病む医者がもっとも多い科は精神科である。上のマスコミなら「原因」をどこに求めるだろうか?精神科医は常に精神を病んだ人と接しているから、それが伝染るんだと言うかもしれない。
じつは精神科を選んだ医者には、もともと精神状態が不安定な人が多い。彼らは精神医学を勉強して自己治療しようと考える。(私がそうだった!)職業選択の時点から、精神科医は精神を病むリスクが高いのである。
皮膚科の女医に美人が多いが、彼女が皮膚科学の力で美人になったわけではないことは容易に分かるだろう。美人の女医は皮膚科を選びやすいというのが「原因」である。(美容皮膚科に転向しようとするとき、医者本人が美しくなければ話にならない。)
※今日、気にとまった短歌
浮かれたなはじめて僕が下の名で「さん」を付けられ呼ばれたときは (江戸川区)住友秀夫
他の物事の場合でも、一面だけではなく別の角度からも見ていかなければ、と感じました。ありがとうございました。
人間が行動を起こすとき、たった一つの「原因」よることはないと私は思っています。
たとえば転職する場合でも、今の仕事より次の仕事のほうが給料がよいという理由だけではないでしょう。転職先が老いた両親の家の近くだとか、子どもの通学に都合がよいとか、転職先に親友がいるとか・・とにかくいろんなベクトルがあって、それらの「合力」が行動を決定するのだ思っています。
またコメントをお願いします。
同い年の知り合いに美人皮膚科医がいます。彼女は若い時から美人でした。子供を産んでから医学部に入り直し皮膚科医になりました。今でも美人です。
彼女の誕生日は、11月12日。「いい皮膚の日」です。これも皮膚科を選んだ「原因」の一つかも知れませんね。
世の中の事象には「ニワトリと玉子」のような関係が多く、どちらがどちらの「原因」とは言えないことが山ほどあります。
物理学の世界には「因果関係」というのはないそうです。
http://blog.goo.ne.jp/nakazato-hitoshi/e/62d2ff39db7a7ddd12d16178cab7b0bc