院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

AIJ投資顧問・浅井社長の国会参考人招致

2012-03-28 09:41:24 | 経済
 いつも言うが私は金融や経済に詳しい者ではない。でも、以下のことくらいは分かる。

 AIJ投資顧問という会社は、相場師なんだろうと私は思っている。5000億円が消滅するなんて、相場以外には思いつかない。

 5000億円とは途方もない金額で、イージス艦が2隻半買える。(日本はイージス艦を2隻しか所有していない。アメリカは60隻以上。)というか、5000億円は2隻半も買える値段なのだ。

 今回の年金消失事件の本質は、相場師が相場に失敗したということである。

 AIJに年金資金を任せていた年金担当者はAIJを責めるけれども、ハイリスク・ハイリターンの相場師に、年金のような貴重な資金を預けたのは他ならぬ年金担当者ではないか。責められるべきは年金担当者自身である。(金融のことをよく知らなかったなぞと、よくもぬけぬけと言えたものだ。知らないことには手を出すな。運用は自己責任で行うべきである。)

 国会でもAIJの浅井社長を参考人招致して、各議員が非難しまくったが、浅井という相場師は相場師としての常道をやっていただけで、非難しても始まらない。

 年金を失った真面目な労働者が怒るのはよく分かる。彼らは何の罪もないのに、年金担当者の無知によって、財産を失ったのだ。

 だが、財産は戻らないだろう。相場師が相場に負けて資金を失うのは自然なことである。

 AIJ投資顧問を何らかの罪で引っ張ろうと警察は必死である。。そうしなければ該当する年金受給者の気持ちがおさまらない。でも、引っ張れたとしても微罪だろう。繰り返すが、相場師が相場に失敗しても当たり前のことだから。

 だから、該当する年金受給者が怒りをぶつけるならば、相場師自身に対してではなく、年金資金のような実直な金を、相場師に預けたズサンな年金担当者にぶつけるべきだろう。怒りの矛先を間違えてはいけない。

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