院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

花登筺作品「どてらい男」

2015-04-14 05:50:48 | 芸能

(テレビドラマ「どてらい奴」の1シーン。山善ミュージアムより引用。)

 40数年前、私は名古屋の金山というところにあった6畳一間の下宿で、テレビドラマ「どてらい男」(「どてらい」は凄いの意。男は「やつ」と読ませました。)を見ていました。ひとりの男が才覚と運でのし上がっていく物語です。

 脚本は花登筐(はなとこばこ)、主演は西郷輝彦で、歌手だった西郷が俳優としても認められた番組です。

 私はとても気づまりな学生生活を送っていました。友人の下宿の廊下に捨ててあった白黒テレビを拾ってきてからは、私の生活にテレビ番組という花が添えられました。「どてらい男」はきわめて面白く、いっときホームシックを忘れました。

 そのころ、梶原一騎とちばてつやによる「あしたのジョー」が人気でした。私には人気があるものを避ける癖があり、「あしたのジョー」は読みませんでした。

 梶原一騎という漫画原作者も凄いが、花登筐という人も凄いと20歳ころの私は思っていたのでした。


※今日、気にとまった短歌

  食卓の下に触れたる夫の足さっと引くこと昔はなきかな (小牧市)安藤恒子

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