中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

静流@代々木公園 ★★★★★

2021-10-18 07:35:00 | 和食
「その電話がかかってきた時、この何ヶ月間の全ては夢だったかのような錯覚を覚えた」


作家・北村薫は小説の中で主人公にこう言わせましたが、私も同じ心持ちです。


静流
長い長〜い禁酒法の暗黒時代が明けて、復帰戦に選んだのは勿論こちらのお店。お店の前に立つと変わらないふんわり優しい佇まい。


この半年間、酒が飲めないとは言え、ずっと無礼を続けてきたため、何となく後ろめたい様な、バツの悪い様なでちょっと身を固くして行ったのですが、大将ご夫婦は恨み言を言うでもなく、素敵なユーモアで迎えてくだり、緊張が一瞬で解けました。そう、この半年は悪い夢だったかのような錯覚です。


さてさて、そうしたら始めましょうか。最初は半年前までもそーだった様に、おビールをいただきます。おツレと一本ずつ、だいだいエールと国産桃バイツェンをいただきました。


さー、ここからは目眩く美味しいお料理とお酒の世界。付け出しは柿と水菜の白和え。お酒の立ち上がりは、こちらのラピスちゃん。とっておきを最初に出していただきました。


お料理もとっておきが続きます。鮑の炊いたのと自家製カラスミ、真イカと何とかいう白身の魚の刺身に雲丹の塩漬け。お酒もガンガン参ります。


すとーん、と落ちてく様な美味さの緑ちゃん。


ずっと意味ありげにカウンターに置いてあったこちらは何とかいう瓜だそうでこの後で供されました。ザーサイかと思った、と言ったら大将に笑われました。


松茸さま。どんな風に料られるのかな⁉︎と楽しみにしてましたら


お椀でしたー。しかも、鱧と南瓜、栗、ズワイガニのしんじょ、といった秋全開な椀。なお、こちらの店は写真NGですが、この椀だけはOKとのコトでパチリ。

怒涛のひやおろし。秋ですなぁ。


香り茸。知ってるー、凄い希少なヤツー。調理前に香りを嗅がせていただきましたが、なるほど、とんでもなく香り立ちます。椎茸の10倍、と言った感じ。さて、この香り茸はどんなお料理になるのかしら


って、



ブラックアウト
まさかまさかの記憶がございません。子持ち鮎の焼き物が出てきたのは覚えてる。でも、そこからの記憶ナッシング。でも、それもそのはず


焼酎飲み散らかしてるー!!!この日は隣の席に酒飲みの常連さんがいらしていて、大将、この常連さんと我々をぶつけたら面白かろうと席を隣同士にしたとのコト。ちょっとそんなんいらないからー。調子に乗っちゃうからー。互いに煽り合って大変なコトになっちゃうからー(現に記憶が飛ぶほど飲んだ)


焼酎ロックガンガンやった後にまたお酒に回帰したようです。


全然覚えてないー。
折角の復帰戦だったのに見事にノーゲム。しかも、おツレの話だと来月もこの常連さんと日にちを合わせて予約してしまったとのコト。あー、馬鹿バカばか!


全ては夢だったらいいのにな。

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