ナジャハウス スタッフブログ

フラメンコ衣装制作・レンタルの「ナジャハウス」のスタッフブログです。

【『黒い衣装の達人』パルメーラ・カンタオーラの衣装】

2012年06月06日 | アトリエ

こんにちは智です

今回のテーマは、いつもと少し角度を変えて、

踊り手を後ろで支えるアルティスタ達にスポットを当てました

 

よく、初めてフラメンコを見る友達に

『後ろで黒い衣装を着て、手拍子して叫んでいる人達は何をしているの?』と聞かれます。

Cante[カンテ/歌]・Toque[トケ/ギター]はフラメンコの知識がなくともわかりますが、

フラメンコ特有のPalma(s)[パルマ(ス)/手拍子]やJaleo(s)[ハレオ(ス)/かけ声]は、きっと初めて見聞きするものなんだと思います

 

そこで フラメンコを愛するナジャハウスとしては、フラメンコを観る方達にも

『もっと楽しんで欲しい 』ということで、パルマ(ス)についてちょっとした豆知識を伝授いたします

 

「パルマ(palma(s))」はスペイン語で「手の平」のことです。

 フラメンコでは、この「手の平」もギターと並んで重要な楽器となり、曲調に合わせて、

はじけて乾いたような甲高い音「セコ(seco)」と空気を含ませ低くこもった音「バホ(bajo)またはソルダ(sorda)」を使い分け、

拍の頭打ちと裏打ちを組み合わせてリズムを刻みます

 

このパルマを駆使し、時にハレオ(掛け声)をかけ、踊り手、歌い手、ギターを盛り上げ、

全体の呼吸を合わせていく役目を担ってくれるアルティスタのことを、パルメーロ(男性) パルメーラ(女性)と言います。

 

豊富な曲の知識、冷静で正確なリズム打ちと高度なテクニックを要するパルメーロ(ラ)は、

本場スペインでは専業として成り立っています。

日本では、まだまだ専任のパルメーロ(ラ)が少ないため、お教室の先生や上級生、または歌い手が兼任する事が多いようです。

 

舞台で踊った経験のある方ならきっと誰しも、緊張のあまりコンパス(リズムの周期)を見失しなったり、

真っ白になってパソ(ステップ)を忘れてしまったりと・・・沢山の失敗があったと思います

 

私も踊っていて、泣きたくなるような事が何度もありましたが

そんな時いつもパルメーラのパルマとハレオに助けてもらい、勇気づけられて最後まで踊りきることが出来ました

 

そんなすばらしいパルメーラ(手拍子をする人たち)、そしてカンタオーラ(歌う人たち)に敬意を表して

パルメーラ&カンタオーラ用の衣装を考案してみました

 

パンタロンでスタイリッシュに、マニッシュにベストと合わせてかっこ良く

ブラウスとパンタロンの異素材の組み合わせで陰影を楽しみましょう

女性らいしいブラウスにマーメイドファルダを合わせて甘辛コーディネート

シージョのフレコで動きを出して

編み目がクッキリとしているので、近くで観ていてもお客さんに楽しんでもらうのもいいですね

 

黒でまとめても、これだけ楽しめるコーディネート

これからフラメンコを観に行く機会のある方は、バックのアルティスタ達にも見逃さず

注意してみてね

きっと楽しみも倍増するはずです

 

 

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【ワンランクUP!ペチコート術】

2012年06月06日 | アトリエ

朝倉です。

今回のメルマガテーマは・・・

【ワンランクUP!ペチコート術】です。

 

ペチコートを透け防止などの役割だけではなく、見せる事を目的としてコーディネート

チラリと見えた時、ファルダを振り回す時、観ている人の目を楽しませ、

コーディネートをした本人はペチコートを見せる楽しみも増えます

ペチコートを変えるだけで、踊る事、舞台に立つ事がおもしろくなるかも

マンネリした衣装も、ペチコート一つで表情が変わるかも???

そんなコーディネートを意識した衣装をご紹介します

 

南国の草花に満ち満ちるカディスをイメージして、コーディネート

  テーマは・・・【ふりそそぐ太陽と青い海】

グリーンのワンピースに、ペチコートの代わりに花柄ファルダを合わせました。

赤の花柄とパイピングが利いて、華やかに

そしてカディスの花のように生き生きとアレグリアスを踊るのはいかがでしょうか

ワンピース・・・¥26,250(新古品) 

花柄ファルダ(ペチコートとして使用)・・・¥15,750(新古品) 

 

こちらは、serrano(セラーノ・山地に住む人の意味)に由来する【セラーナ】をイメージ。

野や山を思い浮かべ、まっちゃ色のブラウスにこげ茶のシンプルなファルダを合わせました。

ブラウスのまっちゃ色に合わせファルダをペチコートとしてコーディネートすると、

統一感があり、やさしい雰囲気を持ったコーディネートになります。

大胆に見せるも良しチラリと見せるも良し2色が混じり合った動きもきっとおもしろいはずです

まっちゃ色ブラウス(TBL-10-16)・・・¥30,450

※茶色ファルダ(TSK-40-5)・・・¥21,000

※まっちゃ色ファルダ(TSK-40-20)・・・¥21,000

※は色違いのファルダを使用

 

 

こちらは、上のコーディネートとファルダは同じで、色を逆にしてコーディネートしました。

空豆売りの女という意味を持つ、habera(ハベーラ)。

歌のうまい姉妹が、空豆を売りながらマラガのファンダンゴをうたっていた事に由来するらしいですよ。

スペイン語でhabas(アバス/空豆)色に見立てたまっちゃ色のファルダからは、渋いこげ茶色のファルダが見え、

全体的に引き締まったコーディネートとなります

ペチコートととなるファルダの色が変わると、全体のイメージも変わりますね

ブラウス(XRBL-15-8)・・・¥39,900

チョーカー・・・¥6,800

※まっちゃ色ファルダ(TSK-40-20)・・・¥21,000

※茶色ファルダ(TSK-40-5)・・・¥21,000

 ※は色違いのファルダを使用

軽快なリズムに合わせて、小粋に踊るタンギージョをイメージ

一見すると、首元とコルドベスに赤が入る程度ですが、

踊りだせば黒のファルダから赤のファルダがチラリとのぞくのが粋。

赤と黒のコントラストを効かせて、お客さんも「ハッ」と目が冴えるはず

黒アメリカンスリーブ(TBL-4-3)・・・¥24,150

黒ファルダ(TSK-39-7)・・・¥26,250

赤ファルダ(TSK-44)・・・¥26,250

 

こちらは、上の写真とファルダは同じものを使用。

ペチコートの代わりに白と黒の花柄ファルダを合わせモノトーンのコーディネート。

白を【光】、黒を【影】に見立てて、悲哀に満ちたソレアをイメージ。

踊る時に、チラリと見える花柄のファルダが大人っぽく、個性を引き出してくれます。

上の写真の赤とは違い、凛とした雰囲気に魅せる時に白と黒のコントラストが効いてきます

白ブラウス(TBL-21)・・・¥34,650

黒カマーベルト(RWB-1-1)・・・¥4,200※7泊8日のレンタル価格※

黒ファルダ(TSK-39-7)・・・¥26,250

白黒花柄ファルダ(TSK-40-16)・・・¥31,500

 

このように、お手持ちの衣装でファルダやペチコートを変えて楽しんでみて下さい

もちろん、コーディネートに困ったらご相談ください


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失敗

2012年06月01日 | 立川

立川です
あ~5月が終わり6月がやってきた。
うっとおしい梅雨も始まります。

今日は、息子の不祥事で学校に呼び出されることに
なり、なんとも憂鬱な6月の始まりです。


近所のお祭りで、夜遅くまで仲間とはめをはずし、通報されました。
いろんな人に迷惑をかけ、本人もさすがに反省し、自主的に頭を
丸坊主にしました。

親としてはこれを機に変わってくれたらいいなと願ってはいますが
なんせ1人では何もできなくても仲間が集まると、悪行がエスカレート
するので、油断ができません。

何度もこうした失敗や反省を繰り返し、人間は成長していくんでしょう。
そういう意味では失敗は必要なプロセスです。

ナジャハウスのスタッフも私を筆頭に毎日いろいろやらかします。

うっかりミス、思いこみミス、スキル不足によるミス、もう失敗の
オンパレードです。

失敗って恥ずかしいし、できればそっと隠しておきたいかもしれませんが
私はそのようには思いません。

ですから、ナジャハウスはそんなやらかしてしまった失敗はミーティング
の時にみんなの前で情報公開します。

人の失敗談を聞きながら、いろんな気づきがあり、本人も話すことで
もっと見にしみて反省できます。

最近は、みんな失敗すると、これはみんなにシェアしなくちゃ!という
気持ちが当たり前になって、失敗をネガティブに捉えることはなくなりつつ
あります。とても良い傾向だと思っています。

お客様に対してやらかした失敗も、とにかく素直に謝り、どうやったら
逆に喜んでもらえるかという視点で考えるようになりました。

小さな会社ですが、最強のチームになって、お客様の幸せを作って行く
ことが私の目標ですから、失敗はとても大切な要素なんです。
本当のプロ集団になるためには、どれだけ多くの失敗を重ね、それを肥やしに
していくかです。

本当にスタッフ達のしでかす失敗のしりぬぐいで相当私も鍛えられました。
スタッフのみなさんありがとう。
そして私の失敗のフォローもよろしくね。

 

 

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