さえずりの森(永山駅前雑木林保全育成の会)

1年という短い期間で雑木林を守ることに成功!2006/11/26保全団体として生まれ変わりました。

永山駅前雑木林 通信 第1号

2006年12月24日 | 雑木林通信
2006・12・24(日)発行

寒さの中にも、堅い冬芽をつけた木々は、少しずつ春に向かう準備を始めています。皆さん、お元気ですか?

昨年の今頃は、雑木林の存続を願う市民の思いを結集した7,000筆を越える署名により(関連1)、平成17年12月市議会で請願が採択されるという(関連2)、運動のひとつの山場の時でした。

一年後の今、市民みんなのものになった雑木林を、市民と市が協働して保全育成していく新しいステップに進むことができ、皆さんにこうしてメールマガジン第1号をお届けできるようになったことを思うと、感無量です。

《これまでの動き》
 ●11月26日(日) 「永山駅前雑木林 保全育成の会」の設立総会を開催
 ●12月8日(金) 第1回世話人会を行いました
 ●12月9日(土) 雑木林観察会を行いました


《今後の予定》
 ●12月27日(水) 市の担当の公園緑地課との打合せ
          協定締結について
 ●1月17日(水) 第2回世話人会(ベルブ永山サークル活動室19時より)
 ●1月20日(土) 保全育成作業(14時より 枯れ枝の片付け作業など)
          初めての作業活動です。
          ウォーミングアップを兼ねてご参加を(^o^)/
          たま広報1/20号「永山駅前雑木林の愛称募集」掲載


《お知らせ》
雑木林の愛称を広く募集します!
 いい名前を考えて、みんなで愛称で呼び合えたら、よりいっそう親しみが湧くでしょうね。
 メールでどしどしご応募ください。最終審査に残った愛称の作者には記念品を差し上げます。
 ベルブ永山にもチラシがあります。2月末日締め切りです。

会員募集は随時行っています!
 現在約70名の方が会員です。保全育成の作業、会の運営、資金面での支援など、まだまだたくさんの方の力が必要です。
 気軽にメールでご連絡ください。
  ・一般会員 年会費 千円 
  ・賛助会員 年会費 1口2千円(何口でも)

★ブログのお手伝いができる方を募集中です!
 この方面に興味がおありの方、どうぞお手伝いくださ~い。お申し出をお待ちしています。

なお、設立総会で承認された世話人17名は、日常は世話人会メーリングリストで会議を行っています。会員の皆さんの中でこのMLに参加したい方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。
世話人会への参加も歓迎します。

では皆さん、お元気でよいお年を。。。
(世話人会一同)




世話人会連絡先

 F A X :020-4669-4990

 E-mail:nagayama_uguisu@yahoo.co.jp


12月9日(土) 観察会の報告

2006年12月09日 | 観察会
永山駅前雑木林保全育成の会が設立されてから最初の雑木林観察会は、あいにくの小雨模様でしたが2人の初参加を含む合計10人が参加しました。



今回、初めて参加された諏訪のAさんは森林ボランティア講座の2期生で設立総会にも出席された方でした。
もう一人の初参加の方は、永山ハイツで育った若いOさん。現在、森林ボランティア講座を受講されているとのことで「期待の新人現る!」ってところでしょうか?



観察会は、倒木(立ち枯れしているものも含む)をたどったルート沿いのみに関してですが、立ち枯れしている寿命の短い栗の木が3,4本あります。倒木になる前に伐採の必要がありそうです。
伐採した後、隙間の出来たところの手当ては、落葉樹を植えるためにはまわりに大きく育っている常緑樹を伐って日光を取り込まないと成長は望めないとのこと。



バス通りに面した法面の松の木、鳥が運んできた種から大きくなったセンダン、ミズキなどあるが、枯れ枝もそのまま、つる植物が絡み合った状態を整える必要があります。



次回は2007年1月20日(土) 13時30分から16時 作業は枯れ枝の片付け程度の軽作業を予定。
今日は寒かったですが、濡れた落ち葉の色が鮮やかでとてもきれいでした。



永山駅前雑木林の会 第1回世話人会 報告

2006年12月08日 | 議事録


開催日時:12月8日 19:00~21:20
開催場所:ベルブ永山 サークル活動室
出席:15人
欠席:2人

1.役職
   以下のように決定
     代 表:浅井、(副)村山
     会 計:(主)叶内、滝口
     事務局:江川、伊藤、山下、福山、三好、望月、佐藤、村松
     作業局:(主)村山、井上、清水、西
     広 報:山口


2.協定書について
   市から提示された内容で合意する
   打ち合わせの候補日を12月11日に連絡する。
   公園緑地課との打ち合わせ予定:第一候補12月21日(木)
                  第二候補12月27日(水)(⇒27日に決定)
 
3.当面の保全計画
   第一回作業を 2007年1月20日(土) 13:30~とする。
   倒木の片づけ、ゴミ拾いなど
   12月9日の観察会で確認する。(⇒雨のため、あまり時間とれず。)
                
4.保険について
  保全作業
   「多摩市地域活動サポート保険」について、多摩市に問い合わせしたたが、
   今年始めたばかりの保険で担当者も詳細がわからず
   ・掛け金は不要
   ・事前登録不要
   ・無報酬であること
   ・危険な作業は対象外
   ・傷害補償、賠償責任補償
   ・危険度の高いものはダメ
   更に調べてみる
    この保険の対象となるなら、保全作業はこれを使いたい。
    保全作業は対象となりそう。
   
    ボランティア保険も危険作業(チェーンソーなど)は対象外。
    この保険に入っている人は、他での作業でも保険は支払われるので、
    永山駅前雑木林の会で更に入る必要はない。
    また、個人で傷害保険・賠償保険に入っている人もいる。
    二重に掛けて会費を無駄にしないようにする。
   
  観察会
    行事保険などを掛ける必要あり。
    会員以外の参加者からは保険料を徴収する。
    行事保険は、20名以上、600円~?
    名簿提出は不要。前日までに払い込みの必要あり。
    雨天等で中止でも、返金されない。
    ⇒他に条件のよい保険ががないか調べてみる。

5.会員管理
   一般会員、賛同者へのお知らせ等について、
   ML(メーリング・リスト)、MM(メール・マガジン)どちらにするか等

   ⇒世話人会はML
    一般会員でも、希望者は登録可能とする。積極的に参加して貰いたい。
   ⇒一般会員、賛同者へはMMを月1回程度で配信。
     必要により、一般会員のみに配信できるようにしておく。
   ⇒会としての受け付け用メールアドレスを作る。
   ⇒名簿を早急に整える

6.ブログ
   URLはそのままで、リニューアルする。
   更新作業は、引き続きUさんにお願いする。
   詳細はUさんと相談。(⇒多忙につき辞退 会員に協力を呼びかける)

7.公民館利用者団体登録
  すぐ登録する。
   
8.入会申し込み用紙
  改訂版を作成する。
  Webからの申し込みを出来るようにする。

9.設立総会の折に出た宿題について
  おいおい検討、春の総会までに提案できるようにする。

10.愛称公募について
  多摩市広報に愛称公募スペースが約束されているので
  平成19年1月20日号(締め切り12/15)に載せる予定
  ホームページでの告知はすぐに始める。

11.守る会の残金
   3,888円 ⇒ 永山駅前雑木林の会へ繰り入れる。

12.その他
  『アースビジョン多摩』(2007年3月11日 パルテノンで上映会)の協力団体になる。


永山駅前雑木林 通信 (準備号)

2006年12月06日 | 雑木林通信
2006・12・6(日)発行

<永山駅前雑木林・保全育成の会>の会員の皆さま、今まで賛同(協力)いただいた皆さまへ

本メールは、今週末の9日(土)に予定されている観察会のお知らせのために、準備不足のまま急遽お送りするものです。
(会員の方で、メールアドレスが不明の方にはFAXにてお送りします。)

9日(土)の観察会は、いよいよ年明けから始まる保全作業活動に向けた心と身体のウォームアップという意味合いで実施します。
もちろん、草木や野鳥の観察も行ないます。
(作業そのものは年明けからですので、お間違えなく!)

特にまだ永山駅前雑木林の中に入ったことのない方、ぜひこの機会にご参加ください!

 ★12月9日(土)、午後2時~3時半
 ★集合場所は、グリナードからJTBや永山ハイツに向かう歩道橋を渡って、
  右手に雑木林がすぐ目の前の辺り
 ★底の厚い靴、軍手、防寒具の装備をお忘れなく

 ※今回はまだ保険の用意ができていません。各自ご注意願います。

* * *
先に触れました通り、今後の情報配信(ニュース)の方法につきましては、現在検討中です。もうしばらくお時間をください。
* * *

現在会員数は65名です。
随時会員募集中。
永山駅前雑木林に関心をお持ちの方、一般会員千円、賛助会員二千円の年会費で会員になれます。ぜひ!

連絡先は、
 FAX:020-4669-4990
 Eメール:nagayama_uguisu@yahoo.co.jp
です。

=「永山駅前雑木林 保全育成の会」 世話人一同=

設立総会の記録

2006年12月02日 | 議事録

日 時  2006年11月26日(日)PM7:00~8:30
於    ベルブ永山 公民館視聴覚室
出席者  44名(会員登録者数 57名 但し閉会時)

式次第  1.開会挨拶
     2.来賓挨拶
     3.議事   議案 1) 会の名称及び会則について
               2) 世話人の選出
               3) 当面の作業管理計画
     4.質疑応答
     5.観察会の呼びかけ


1.開会挨拶
ここにあるのぼり旗はYさんに書いていただいたがこれも署名運動に活躍してくれた。
私が勝手に司会兼挨拶をしているが議事進行は会で決めた式次第に沿って進行する。

経過報告
1年前突然の開発計画で運動が始まったが、みなさんにいろいろな形で力を発揮して貰った。議会、市長、職員の方が力を出してくれた。一番はじめに署名を集め、7,000を超える署名を議会へと持っていった市民の力が今日につながった。これを発展的に解消し職員の方たちと一緒に多摩市の雑木林として残していきたい。

2.来賓挨拶
市長
今日ここに設立総会に至った事を嬉しく思う。
中心的に力強く引っ張ってきてくれたみなさん有難う。20世紀の間は開発しないと言ってきたが、21世紀になっても残したい雑木林。みなさんの署名もあり、市議会で決まった。聖ヶ丘・馬引沢地区等6箇所に約2万平方メートルの雑木林があり、そこも残すべく5500万円で12月の市議会にかけられる。新住宅市街地開発法の節目になる年に雑木林を残せた。
多摩市民だけでなく、外から来る人にも、次の世代にも良い状態に保全し、残して行きたい。知恵を紡ぎ汗を流してグリーンボランティア活動の中に永山も加わって、豊かな緑を残してもらいたい。

グリーンボランティア森木会
グリーンボランティア森木会は平成13年より活動している。講座終了者はななやま緑地、多摩中央公園、一本杉公園、よこやまの道の4箇所で活動している。良い環境を作るには、木を伐ることも必要だし、キンラン等も愛でながら保全していく。180名受講者中120名が終了。森木会に入っている人はおおよそ100名いる。その中で更に80名が月1~2回活動している。
もっとも大切なのは自分たちの中で安全にやっていく事。講座は毎月第4土曜日。この5年間殆ど雨は無い。ケガもない。6期は34名中、保全育成の会から4名が応募されている。この会の目的の中に、多摩ニュータウン開発の中で守られてきた貴重な遺産とあるが、これを今後とも守って行きたい。





議案
1)会の名称と会則の提案
準備会を開き、修正に修正を重ね、多くの市民の方に入っていただきたいと言う事でこの案にまとまった。
今日はあくまでも発会式であり、総会は来年4月以降新たに行う。会費も来年度にあてる。

質疑応答
名称について
Q もっとソフトな名前にしてはどうか。例「永山駅前の緑をはぐくむ会」など。
A 会の名称はこのまま残し、「以下、永山駅前雑木林の会という」として略称も入れ、世話人会で検討し、4月の総会に提案したい。愛称は会の名称に対してではなく、森全体の愛称にしたい。

会則について
Q 会員の議決権と団体の定義について 弟7条5項
A 団体の中には企業、事業者も入っており、それぞれ議決権は1である。第4条の会員の区分の通り会員の事業者、団体、個人がそれぞれ議決権1を持つ。
Q 弟 8条の連絡協議会の団体は賛助会員でなくとも良いのか。
A 臨機応変に考え、少しでも協賛できる団体をふやしていきたい。
  規定がないので会員は無理だが、寄付でなら協力できるという企業もある。
駅周辺の企業、アイフル、JTB、グリナード、小田急、京王等を回ってみたが、みな協力的で寄付は出来る、検討してみるというところもあった。
Q  第3条3項の住みよい環境と言うことで、遊歩道などを作ると自然が破壊される。
A  それについては今までも十分討議してきた。公園のような遊歩道は作らない。
Q 弟5条 会費  会員と会員以外の人の区別について 対応に差がでるのか。(例飲み物の配布等で。)
A 対応に差をつけることはない。会費は会の運営以外には使わないので飲み物等は出ない。

議案 2)世話人紹介
本会の運営目的から運営に携わる人の名称は一般的な幹事、役員よりも世話人が相応しいと考え決めたと説明。これまで29回の永山駅前雑木林を守る会会合に多く参加した人の中から15名を世話人として選出、順不同で読み上げる。
さらに会場から2人が名乗りを上げて、17名で世話人会発足。承認。

議案 3)当面の作業計画について
今日設立された団体と多摩市とが協定を結び、協議していくまでの当面の計画を立てた。
(1)2006年12月から2007年3月までの期間を当面とする。
(2)活動日は月2回が限度。日を特定すると参加できない人が多い。
(3)年配の人も多いので、1日がかりのボランティアは大変である。
(4)市民がボランティアとしてやるので難しいことは出来ない。
下草刈りや倒木の除去。鶯の生息場所を整えたい。管理用通路を必要最小限に作る。むやみに中に立ち入らない配慮が必要。2~3月にはクズ掃き作業がある。
(5)安全に危険のない作業の為の準備が必要。
(6)会には何も準備がない。自己責任でケガのないように。作業道具は各個人が草刈鎌を用意して欲しい。
(7)ボランティア保険として年間600円がかかる。残る400円が運営費となる。
質疑応答
Q 公園ではなく、市の区分では緑地ではないか。
A 緑地です。
Q ボランティア保険について。
他にも種類があるので、600円の保険が承認されたということにしないでもらいたい。既にボランティア保険に加入している人もいるし、他にもいろいろな種類があるので調べたい。
A 保険に関しては今後検討していきます。
Q 道具の購入について。購入してからの作業か。
A まず各自で草刈鎌を買ってもらって、体験しその中から必要な道具をそろえていく。多摩市と協定が結ばれれば、市が道具は貸与するということである。

参加者の発言
多摩市環境部公園緑地課
今年6月に譲渡契約を締結し5ヶ月が過ぎたが、2億1千万で購入できた。嬉しい。後世に伝えていく為に、今よりもいい形で緑が残せるように一緒にやっていきたい。
観察会のお知らせ
30年間雑木林のへりをずっと回って勉強させてもらった。残ってよかった。ここに花の咲いたヒイラギの葉を展示してあるが観察会まで持つかどうか、取りあえずは皆で歩きながら次の作業の腹案を考えて行きたい。先人が長い間かかけて共生してきた雑木林との共生術を学びながら残して生きたい。今日もウグイスがホケホケと鳴いている。観察会は12月9日午後2時からです。

会場から
■永山の雑木林は春に一緒に回って素晴らしい所だと実感している。残って嬉しい。管理に関しては個人のスタンスがあり、千差万別で一つに纏めるのは不可能である。最大公約数を取って、Mさんの思い入れを軸にしてお互いの意見を交換し尊重しながらやって行ってほしい。

■残る事の嬉しさでいっぱい。何よりも次世代に伝えていきたい。子供の頃、泥遊びに転げまわっていた自分と比べ、アスファルトの上で遊ぶ子どもたちに、体感できる雑木林の楽しさを伝えて行きたい。

■私はいつも藪にウグイスホーホケキョと言っているが、アイフルに通勤する若い女性たちが「ウグイスの声が聞こえない」と言っていた。多摩市以外の人がウグイスの声を楽しみにしている。この森は絶対残さなければいけないと思った。永山からみどりへの思いを発進していきたい。

■ウグイスが来ていたが、最近鳴かなくなった。保全活動をしていていなくなったのか。これからそのへんのノウハウも教えて欲しい。

■ウグイスは心配ない。メジロもたくさんいる。1メートルでよい。笹があれば大丈夫。作業用具は鎌だけに限定すると危ないので、刈り込み鋏も使い、工夫しながらやっていきたい。

■たぬき、はくびしん、コジュケイなどと実際に出会ったことで雑木林を好きになり関わってきたが、メールで情報が配信されてきたので関わってこられた。mixiの地元のコミュニティの自己紹介にも「緑の多い永山が好き」という若い世代にも書き込みが多い。この1年永山ハイツ内外に知り合いが出来たことも収穫で、雑木林の保全活動を通じて、人の繋がりを更に広げていきたい。

閉会
現在の会員数56+1名で57名。本日の参加者44名中29名しか入っていない。見守りたいと言うだけで良い。幅広い市民の方に入っていただきたい。


生まれ変わりました。

2006年12月01日 | お知らせ
永山駅前雑木林 第124報」でお知らせしました通り、『永山駅前雑木林 保全育成の会』の設立総会も11/26(日)に無事終わり、「永山駅前雑木林を守る会」は、雑木林の保全団体として生まれ変わりました。

現在、これからの会について世話人会ml(メーリングリスト)でいろいろと活発に議論されているところです。ブログの更新方法についても、その中で決めていきたいと思います。