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②なら100年会館

2014年07月24日 | ライブ・公演・舞台

ジュリーの声は登場から少しハスキーで、万全とはいえないかもしれなかったが
そのハスキーさが、かえって声にセクシーさを増していた気がする。

「追憶」の若い男の「お前を二度とは悲しませない」の言葉に
ロマンチックな幻想を抱きつつも、でもその言葉は本当なの?信じていいの?
という疑念を抱いてしまう私ですが
「そっとくちづけを」の、君を守るんだ 僕の命だから♪
という言葉には、心から信じられる、守ってもらえると思ってしまう。

「我が窮状」 この歌の重みがどんどん、深く重くなってきている昨今。
この曲がでた2008年から、随分と世の中は変わってきてしまった。
ジュリーの歌は私達の現実にさらに迫って来る。今こそこの歌を!
全身全霊を込めて歌い上げるジュリーに対し、こちらも
覚悟を決めて向かい合わねばばらないのだろう。
ところで、コンサート会場に集まった人々の考えは「窮状」について
どういうお考えなのでしょうか??聴いてみたいと思う。

「届かない花々」に続き、今年の新曲など。
「東京五輪ありがとう」 ジュリーは、かる~くユル~くシニカルに歌う。
でもオリンピックはこの目で見たいと思っているワタクシ・・・
6年後の被災地はどれくらいの復興をとげているのだとうか?
「一握り人の罪」 あまりにストレートすぎる、そのまんまの出来事の歌詞。
この歌で、ジュリーがTVには出るはずもないよね、と思いながら
嗚呼無情・・・と溜息のように訴えるジュリーの声が、心に沁みた。
.「櫻舗道」イントロがキラキラときらめくように美しく、私の上に
降りかかってくるようだったが歌詞は哀しい。
爛漫の桜は来年もまた見る人はいないのだろうか。
ジュリーは感極まったのか、泣いているようだった、声が涙声になっていた。
隣のJ友さんも涙をぬぐっていた。私は・・・・・泣かなかった
「.三年想いよ」「.F.A.P.P」
ジュリーのこういう気持ちって、どれほどファン以外の、
被災地の人に伝わっているのかしらね?

毎回、反原発の会が会場前で署名を集めているが、私は前に署名したので
それ以降は書いていない。一回きりだよね?おそらくすでに大多数の
ファンは署名をすませたのでは?と思うのだが、4年ぶりにライブの奈良では
署名のところに、いつもより多くの人がいたのは、普段はジュリーのライブに
来ない、地元人がやはり多いのかと思った。

次は会場中の空気を変えるような、元気なヒット曲が続いてゆく・・・
「危険なふたり」「.ダーリング」など
今回はいつもより、往年のヒット曲が多めの気がするけど
その辺はバランスを取っているという事だろうか。

どの曲の時かな、上着を脱いでシャツとズボンになり
シャツの裾をズボンから出す時に、ガバっとお腹の上までシャツを
引っ張り上げたので、白いお腹が丸見えに
J友様が、渋谷でナマ腹がチラチラ見、と言われていたので
奈良は5列目だから見えるかも?と期待していたのウレシッ!
と喜ぶ昔少女のワタクシと、見せたいのかも?
アンダーセブンティのジジー


今回のライブで何が可愛いって、やっぱり「ポラロイドガール」
決めのポーズで純情なセリフ♪ のところで、
丸いヒップをフリフリ突き出してくれるとこですよ!
これ、お正月もやっていたね。ちょうど右側にいる私の方に向かって、
昔よりずっと肉付きが良くなった、丸いお尻を
二度三度
突き出すのがとっても可愛い66歳!

(他の66歳がやったら・・・・ゲ!逮捕する!
幾つになってもそれをやっても許されるってわかっているのよ、
イヤン可愛い!とヨロコブ、ワタクシ・・・

「いくつかの場面」
聴く度にセンチメンタルになる、この曲が出てからもう、何年たったのか?
若いジュリーが歌うこの曲に、10代の私は胸が震え感動し涙した。
目の前にタイガースやPYG時代の苦闘するジュリーが浮かんだ。
ところが、そこからさらに幾星霜が過ぎてしまったのだった。
66歳になったジュリーなど、若い私には想像を絶することだった。
ジュリーはいつまでも若く美しく、細く綺麗であり続けると信じていた。
ほんとに子供だったなー 
ジュリーは私の勝手な想像を、とうに、はるかに、超えた存在となって

眼の前で変わらずに(見た目はともかく)歌い続けている。
40数年間もガッチリと私の心を掴んだままだ。

本当にいくつの場面をジュリーと一緒にきたのだろうか
ジュリーは時に、物凄く厳しかったり、冷たかったりするけれど。
一緒に歩み続けてきた、昔少女、今おばさんの気持ちを
よくわかってくれているのだと思う。


気になったのは、そしていつもこころをはなれない♪
「はなれない」物凄く苦しい顔して声を出すのだけど
かなり辛そうだった、苦しそうだった。後でJ友様達とお話したのだけど
無理にキーをそのままで、頑張らなくてもいいのじゃないかしら。
今の声の歌いやすさでやればいいのに

と、そう感じてしまったのだけど・・・どうなんでしょ。

アンコール
登場したジュリーの二着目の衣装の何とポップなこと!
さらに観客の方を向いてガバと上着を開けて見せ、
真っ黄色の派手なシャツを
見せびらかすように、しばらく
前を開けたまま・・ ジュリー御開帳ですか〜(笑)
アンコールはワハハハ・・・・と、楽しく始まった



「ストリッパー」「.勝手にしやがれ」「ヤマトより愛をこめて」
お馴染みの大ヒット曲が並んだ。
最後は少しでもジュリーに近づきたいと、前が通路なのをいいことに、

目いっぱい前まで進んで、盛り上がった。
ジュリーと一緒の時間は、もうほんとに楽しくってね〜
とても幸せな時間でした。次のフェスがさらに楽しみになりました
それよりも、どうしてこんな肝心の事を書き忘れるのだろうか
「昔の面影は全くない」と言い切りましたが、訂正します。
例え老眼と近眼が進もうと、わたくしの眼には はっきりと見えました。
最後の最後、アンコールの時
天井を見上げたジュリーの表情


感極まったかのように天を仰ぐ、ジュリーの顔
白くなった髪と髭は顔の輪郭をふちどるように
照明に照らされて銀色に輝き
キラキラと清々しいように美しく、輝くように綺麗だった。
隣りのさんごさんと同時に「ジュリーキレイ!」と
叫んでしまいました 錯覚じゃないよ、ほんとに綺麗だったよ。
昔の面影があの時だけは見えました。


わたくしに画力があれば、是非とも書きたいとまで思った
二着目のアンコールの衣装、
黄色いシャツをガバっと開けて見せた時ね
J友様によると、渋谷よりも長い事見せびらかしていたそうです


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