dao360.dll って何？

私のパソコンには、ＭＳのOffice2000のスタンダードとプレミアム
という二つのバージョンが混在しており、インストールＩＤも二つ
あることになっている。

オフィスの更新は一切していなかったので、オフィスにサービス・
パックをインストールしてみた。そうしたらアクセス2000のウィザ
ードが使えなくなってしまった。「Current dbの失敗」というメッ
セージが出て、それ以上先に進まない。

ＭＳのサポートオンラインを探したら、この現象は dao360.dllが
レジストリに正しく登録されてないことが原因とあり、修復方法と
して「ファイル名を指定して実行」のボックスに、
　Regsvr32 "C:＼programFiles＼CommonFiles＼MicrosoftShared
＼Dao＼dao360.dll
と入力して「ＯＫ」せよ、とあったのでやってみたが、ダメだった。

上記のパス名でＭＳの共有ファイルを見ると、パスの最後にremove.
exe となっており、どうやら dao360.dll は何処かへ移動した様子
である。ファイル検索すると、ＷＩＮＮＴの中のサービス・パック
ファイルの中に i386 というのがあり、そっちに移されてしまった
らしい。

パソコン素人の私には、どうしてこんなことになるのか分からない。
ＤＡＯとはデータ・アクセス・オブジェクトの略らしい。dll という
のも何やら重要なものらしいが、レジストリに再登録せねばならない
ったって‥、どーやんだろ？　レジストリたってねぇ‥。

ここまで事態が頭に整理されるのに丸一日かかった。
さらに半日がかりで考え考えしつつ試行錯誤してみた。

「Regsvr32」とは一種の命令語だろう。英語のregisterのもじりの
ようである。それに続けて、Ｃ:\WINNT ～と i386 のあるパスを綴
り、さらに￥で区切って、dao360.dll としてみた。

ビンゴ！ だった。「succeeded」と表示が出た。

私のパソコンの問題なのか知らないが、サービス・パックの追加は
要注意のようだ。忙しいときに余計な時間と労力を取られる。
パソコンのこのような方面がよく分からないのだけど、Java とか
Ｃ言語を少し勉強すれば良いのだろうか。

一般のヒトビトも、やはり私と同じように一日二日と悩みつつ考えて
この種の不具合を処理した経験を積んでは、パソコンに馴れ、パソコ
ンを知るという積み重ねをやっているのだろう。

そう思うと、これも経験という勉強なのかな、とは思うが、パソコン
を便利なモノとして利用しつつ、パソコンが人生の伴侶化しつつある
時代のような気がしている。