都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

すごいジャズには理由がある (岡田暁生、フィリップ・ストレンジ):ジャズが良く分かる

2014-09-12 05:30:19 | 芸術
ジャズはクラシカル・ミュージック(古典音楽)と同じで、ビバップ、モード、クールはロマン派、印象派、無調の百余年を20年で駆け抜けたとある。更にジャズは70年代に死んだともあり、なるほどと思った。

 和音やコードの分析が多く、ビル・エバンズとスコット・ラファロが飛び抜けているのが良く分かった。俄然ジャズが楽しく聴ける。特にマイルズとコルトレーンの聴き比べはまさに、モティーフと宗教・練習の対比だ。

 ジャズで危険なのが「筋肉パターンを脳みそが覚える」というのは良く分かる。様式化ともいえるが、テクニックで流す危険性で、当方もドローイングの際これを感じる。(見た目に綺麗で手間もかからないが発見や進歩が無くなる)

 マイルズはDVの常習犯で利害重視の問題の多い人というのは音楽からも分かる。ころころ変わるスタイルや派手な振る舞いを感じる。

 かたや、ビル・エバンズはこれほど不幸を背負っていたとは初めて知った。後期の演奏も手に入れて聴いてみたい。

 大変、ためになる著作だ

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