都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

新春

2024-01-01 02:32:17 | 都市計画

あけましておめでとうございます。

 今年もこのブログのご愛読どうぞ宜しくお願い致します。

 毎年、不況が来る、株が下がると言っていたが、日銀の低金利政策と円安のしぶとさに負けた。今年は、流石に我が国も利上げ、米国債は下落のため、円は適正レートの65円/$は急に変わらないだろうが相応の上昇はある。

 株価は:

①異常な円安の揺り戻し

②中国経済不振による世界需要の低下

③投機(不動産・先物・希少品(車・時計など))の資産価値低下

④金利上昇と借換の貸し渋りなどを考えると低下せざるを得ない。むしろ、銀行金利が上昇し家計経済への金利効果と、国家の財政赤字での金利支払い増加が起こり、財政引き締めへの転換の年となろう。日銀も、株価下落と保有国債の含み損をどう処理するかが課題だ。つまりは、政策として低金利による景気維持・財政緩みのバラマキと投機経済の終焉だ。

オフィス市場は需要低迷だが、大阪では8万坪の新規供給(ストック300万坪の3%相当)があり、4%の空室率は7%の危険水域に上昇する。となると、新大阪・梅田・御堂筋沿い船場の3極以外は、テナントが流失し、新規ビルは賃料低下での誘致となろう。つまり、オフィスの3極集約と賃料低下だ。東京も同様となるだろう。そのため、スタート・アップ企業などにはオフィスを構えやすい時期となる。東京だけでなく、副本社を大阪に設け、リスク対応を図る政策が関西に欲しい。( 拙論 https://drive.google.com/file/d/1VmMS_H35IiWR7Qu4ygJVi1MnemszeR6k/view )

 株価など下落は速い。春から夏に徐々に気温は上がるが、秋に急落し肌寒くなるのと同じだ。しかし、底はなかなか見えない。

 2008年のリーマン・ショックから16年経つ。何が引き金になるだろうか

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