最近、エリートとされた国家公務員総合職も東大にそっぽを向かれコンサル人気に見る影もないという。それは、同期が次官になると退職するが天下りのシステムが取りざたされ、滅私奉公のうまみがなくなったこと、官僚の技能では世の中に通用しないこと、世の中がピラミッド組織のメンバーシップ型からジョブ型の能力重視に変わったからだ。
ひと昔前、公務員は結婚相手として、堅実な人物かつ安定的な雇用として女性からの人気があった。
それは昔になった
しかし、この前まで公務員が良いと言っていたメディアもなんなんだろう。もともと、公務員というと「お役所仕事」とか「お日さん西西」とか言われた、あまり創造性の無いお仕事と見られていた。この前のブームがおかしい。
しかも、脱ハンコとかDXの動きもありますます人手は要らない、その反対にカスハラとかで人的対応という感情労働の苦労がある。通報も多く、かつてのお役所仕事ができない。さらに、ルーティン業務が多く、独自のキャリア形成に問題がある。
官僚は必要かもしれないが議員の答弁の作文係では問題だ。仕事ができるというのは問題解決のためであり、ルーティン業務ならDXなどに任せればよい。議員の質問対応も本来は秘書がやるべき仕事だろう。
一方、日常のお役所仕事は未だに残る。
例えば、退職して分かったのは、年金・雇用保険は同じ厚労省だが窓口は違う、連携する健康保険は色々あるが自治体の窓口は情報・手続の連携がない。さらに、年金も窓口まで行かないと手続きができない。(税金2種類、健康保険の手続きが手間だったが、前期2種は自動的に年金引落しに自動的に変わった、何のための手続きか)
笑ったのが、マイナカードの更新には窓口での「本人確認」が必要だった。20分程行列に並び、一瞬の本人確認、DXはウソだなと思った。(ドラエモンの忘れものを見つける機械のありかを「忘れた」と同じだ)業務のための業務、わざわざ来させ行列を作るための仕事が多すぎる。
国家を考える官僚の頭脳は必要だが、外注しコンサル委託でも良いと思う。実際アメリカはそうだ。
市役所などの職員は、手続きのためが多すぎる。DXで早く不要な部署を削減し、さらに余剰の職員に介護資格をとらせ介護に回すなど活用がある。いらない手間を作るより、必要な手間や福祉に対応するのが良い
それにしても、市役所の各部署から来る手紙にはうんざりだ。メールで充分、DXで経費削減しよう