台風・大雨で車が水浸しに どうすれば?
“車が浸水したらエンジンは基本かけない”
Q.全国各地で車が水につかる被害が多発しています。そもそも水につかった車はすぐに動かして大丈夫なのでしょうか。
A.災害の直後に車を使いたい気持ちはあると思うんですけれども、車が水につかった場合、そのままエンジンをかけるとバッテリーが漏電して車両火災が発生するおそれがあります。
大前提として、いきなりエンジンキーを回したりエンジンのボタンを押したりしないように注意してください。
“水につかったら漏電対策難しければ相談を”
Q.車が水につかった場合は、どのように対応すればよいのでしょうか。
A.作業を自分で行うのが難しい場合は、JAFなどにご相談ください。
自分で対応できる人は、取り扱い説明書を確認したうえで車のボンネットを開いてエンジンルームに水が入り込んでいたら、火災を防ぐためにバッテリーのマイナス側のターミナル(配線)を外してください。
その後も、バッテリーとターミナルが接触しないように絶縁の処置をしてください。
車を修理するのか、廃車にするのかについては、自動車販売店に連絡し相談をしてください。
“ボンネットまで水につかったら絶対にエンジンかけないで”
Q.具体的に車がどの程度水につかったらエンジンをかけないようにすればいいでしょうか。
A.少なくともボンネットのあたりまで水につかってしまった場合は絶対にエンジンをかけないようにしてください。
それより下の場合もエンジンルームの中を見て水につかっていないかを確認するなどして、安全を考慮して車を動かさないようにしてもらいたいと思います。
さらに、ハイブリッド車やEV=電気自動車の場合は、高電圧の電気系統も使われていて車両火災に加えて感電するリスクもあるため、むやみに触らずにJAFや自動車販売店にご相談ください。
“駐車場所もハザードマップで確認を”
Q.今後も台風が発生したり、大雨が降ったりするおそれがあります。車の浸水を防ぐための対策について教えてください。
A.特に駐車車両では自治体が作成しているハザードマップを確認して使用している駐車場が浸水のリスクがあるかどうか、事前に確かめておくことが重要です。
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