コーヒーをまとめておいしく淹れる決め手は「バイパス」
まとめて4人分のホットコーヒーをおいしく淹れるには、単純に1杯分×4倍のイメージとは違った淹れ方のレシピを用います。
“バイパス”ドリップという方法で、お湯をコーヒー粉に通さず、抽出液に加える方法です。
“バイパス”ドリップで淹れたコーヒーの味はいかがでしょうか。
1杯分×4倍で淹れたものと違って、1杯分で淹れたものに近い味わいです。よりクリアでマイルドな味わいに仕上がっていて、飲みやすくなります。
粉量と湯量の比率は1杯分の適量と同じですが、抽出している時間が圧倒的に長くなるからです。
通常の抽出時間は1杯分が2分程度、1杯分×4倍が4分程度です。これに対して“バイパス”ドリップの場合は、3分程度となります。
実は抽出の前半と後半では、コーヒーの味わいがまるで変わってしまうのです。
前半は苦味と酸味、香りのバランスがよくてまろやかな口当たりなのですが、後半になるにつれていやな苦味と渋みが目立ってきます。
そのため1杯分×4倍の比率で淹れると、濃さに加えて抽出後半特有の苦味、渋みがしっかり出てしまう味になってしまうのです。
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