坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

奥村晃史個展 ソウルのDOORS ART FAIR

2011年11月21日 | 展覧会
今年の〈アートフェア東京〉で注目した奥村晃史さんの個展が、ソウルの韓国の次世代ギャラリー集結で話題の〈ドアーズ・アートフェア〉で開催されます。
韓国と言えば、世界的なマーケットに躍り出ている〈KIAF〉が有名ですが、日本と同じようにソウル内でもコンテンポラリーに特化したアートフェアが活況を帯びています。
第2回目となる同アートフェアでは、ソウルの高級ホテルのフロアーが会場になっています。日本からも有力画廊が出展。韓国のビビッドなアート群と競い合います。
・〈HANAGARA(2)〉は奥村さんの作品の特徴をよく表わした作品で、出展作品とは異なりますが、羊や兎、豚などが装飾的におめかしされて登場するはずです。
身近な小動物などをフランドル派を思わせる古典的技法の写実感で描きだし、その身体に植物などを配したイレギュラーな装いは、面白いギャップがあり、今日的なキッチュな軽やかさも感じさせます。
個展の様子などの情報が入りましたら、またお知らせします。
週末にソウルにお出かけになる方は、覗いてみてはいかがでしょうか。

◆奥村晃史展/11月25日~27日/DOORS ART FAIR 2011(ソウルインペリアル・パレスホテル)

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