坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

若々しい息吹 第19回奨学生美術展

2010年10月23日 | 展覧会
今日はすがすがしい秋日和で、夜空に満月が輝いています。お月見のシーズンになりました。
今月27日の読売の朝刊(都内版)に掲載されます〈芸術の秋 美術館散歩〉の特集の記事に少し関わりました。そこで私が紹介させて頂いたのは佐藤美術館で今日から開催されている奨学生美術展です。今年で19回目を迎えました。東京芸術大学をはじめ全国17大学の教授の推薦による将来有望な学生による新作の美術展です。日本画、洋画、版画で構成されています。佐藤美術館は新人の発表の場を提供するなど新人育成に力を注いできました。
掲載作品は、武田祐子さんの「蜜月」です。日本画の伝統の花鳥画の系統を受け継ぎつつ、色構成やモチーフに新鮮な彩りを与えています。一瞬見て若々しい息吹を伝えます。

●第19回奨学生美術展/佐藤美術館(新宿区)/Tel 03-3358-6021

最新の画像もっと見る

コメントを投稿