坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

ブリューゲル版画の世界

2010年07月14日 | 展覧会
農民の縁日や婚礼の踊りなどで知られ、16世紀ネーデルラント(ベルギー、オランダ地方)で活躍したピーテル・ブリューゲル。ベルギー王立図書館所蔵からブリューゲルの大規模な版画展が21年ぶりに開催されます。
・掲載作品「聖アントニウスの誘惑」(部分)1556年
ボッシュ的な奇想のグロテスクな魔界へと誘います。油彩とは一味違ったブリューゲルの絶妙な素描の線を当代一流の彫版師たちによって、版画全盛期の時代の息吹を感じ取れます。

●ブリューゲル 版画の世界
 Bunkamuraザ・ミュージアム/7月17日~8月29日

最新の画像もっと見る

コメントを投稿