西澤千晴さん(1970年~)の国内では4年ぶりとなる個展に行ってきました。新作十数点の展示です。東京画廊から頂いたリリースの作品を見て、気にかかる作家の一人でした。ちょうどご自身も会場にいらして少しお話をしました。
とても礼儀正しい男性!でした。お名前から私は女性かなと思っていましたので。
昔ながらのちゃぶ台にブルーの上下のジャージのおじさんと赤のジャージの奥さんと二人の子供の食卓風景を俯瞰した構図でとらえています。お猿や動物などもいたりします。その家族を一つの単位として、幼稚園の広場や花園のツリーなどと構成していろんな動作がとらえられています。一つの作品から他の作品へと連鎖していくような流れがあります。
それは日常の幸せな光景の典型のようにも見えます。そこに作者は、荒涼とした風景を対置的に取り込んでいきます。
それはあたかも表層的な家族だんらんの光景のシーンであるかのように。
コミック的な平たんな描写と明快な色彩がきびきびとしたリズムをつくりだしています。
余白の取り方が独特で、日本的な間の空間が何か空虚な雰囲気もたたえています。
「平安絵巻にあるような一つの空間に時間的な流れを取り入れるような構成に関心があります」と西澤さん。
作品は、屏風仕立てになった作品で、作者の構成の意図がよく現れています。
◆西澤千晴個展/開催中~10月22日/東京画廊+BTAP(銀座8丁目)
*
一方、村山隆治さんの作品は、色彩鮮やかな抽象作品です。水戸市在住の作家で、アクリルボードに油彩という独自の表現方法で、揺らぎのある色層のうちに独特の奥行き感が漂っていました。
◆村山隆治展/コバヤシ画廊(同会場では修了しました)
・この企画と対をなす展覧会が開催されます。
村山隆治展 接続詞な森/10月25日~11月6日/Galerie Ciel(水戸市)
とても礼儀正しい男性!でした。お名前から私は女性かなと思っていましたので。
昔ながらのちゃぶ台にブルーの上下のジャージのおじさんと赤のジャージの奥さんと二人の子供の食卓風景を俯瞰した構図でとらえています。お猿や動物などもいたりします。その家族を一つの単位として、幼稚園の広場や花園のツリーなどと構成していろんな動作がとらえられています。一つの作品から他の作品へと連鎖していくような流れがあります。
それは日常の幸せな光景の典型のようにも見えます。そこに作者は、荒涼とした風景を対置的に取り込んでいきます。
それはあたかも表層的な家族だんらんの光景のシーンであるかのように。
コミック的な平たんな描写と明快な色彩がきびきびとしたリズムをつくりだしています。
余白の取り方が独特で、日本的な間の空間が何か空虚な雰囲気もたたえています。
「平安絵巻にあるような一つの空間に時間的な流れを取り入れるような構成に関心があります」と西澤さん。
作品は、屏風仕立てになった作品で、作者の構成の意図がよく現れています。
◆西澤千晴個展/開催中~10月22日/東京画廊+BTAP(銀座8丁目)
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一方、村山隆治さんの作品は、色彩鮮やかな抽象作品です。水戸市在住の作家で、アクリルボードに油彩という独自の表現方法で、揺らぎのある色層のうちに独特の奥行き感が漂っていました。
◆村山隆治展/コバヤシ画廊(同会場では修了しました)
・この企画と対をなす展覧会が開催されます。
村山隆治展 接続詞な森/10月25日~11月6日/Galerie Ciel(水戸市)
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