坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

古径と土牛

2013年08月09日 | 展覧会
日本画の線を「内にこもった精神を表わし、また「対象の実在をあらわす」とする小林古径(1883-1917)は、端正かつ清潔感のある世界を築きました。本展は、小林古径(1883-1917)の生誕100年を記念し開催されます。
古径(1883-1957)とは、兄弟弟子であった奥村土牛の作品群も併せて展覧され二人の画業の比較されるのが、興味深いです。
この時代は、西洋的画風が流入し、それを摂取しながら、日本画の新たな地平を模索する時代でした。

◆古径と土牛/10月22日~12月23日/山種美術館(広尾)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿