クジラの死骸の発見
外洋を優雅に泳ぐクジラ類は捕鯨が禁止されて増えてきたように思う。 今では、シロナガスクジラクジラの資源だけでも58,000頭と言われている。、シロナガスクジラクジラ寿命は数十年と長く生息し、やがて死ぬと大半は海底に横たわって寿命を終える。 海洋の平均水深は3800mなので、クジラの死骸も深海の海底が多いいことだろう。 これまでクジラの死骸は深海なるが故になかなか見つかっていなかった。
クジラの死骸の発見で有名なのは、1987年の「アルビン」と1992年の「しんかい6500」の2例である。 有人潜水で覗き窓からの至近距離からの観察に加えて、マニピュレーターで骨などのサンプルを採ることも出来るので多くの情報が得られていた。
これまで本当にクジラの死骸を見付けたのは上記の2例だけなのだろうか? そんなはずはないだろうと調べてみた。
その結果、最初にクジラの死骸が海底から発見されたのは1960年代から始まった深海トロール船の網の中からだった。この時に発見されたクジラの骨からは鯨骨群集生物が付着していたことも発見されている。
潜水調査船がクジラの死骸を見つけたのはそれから10年ほど後のことだ。 1977年2月19日に「TRIESTE Ⅱ」は33°13.0' N、118°32.5' W.で頭から脊椎骨から尾まで並んだ状態を観察し、一部の骨を回収している。
1987年にはカタリーナ海盆で「アルビン」が1,240mに沈むココククジラの死骸を見つけ、日本では「しんかい6500」が1992年に小笠原鳥島沖でココククジラの死骸を発見している。 また、 ROVでの発見は2002年2月にモントレー沖で発見されている。 これらは潜水調査中に偶然クジラの死骸に遭遇したものである。
最近では、あまり表には出ていないがアメリカ海軍が海底の落下物を捜索する際にサイドスキャンソナーを駆使しているが、これにおおきなクジラの死骸が映るので幾つかは潜水艦が確認したことも報告されている。
さらに、ストランディングしたクジラは海に戻すべきだとの処理として発信機を付けて深海に沈められ、クジラの死骸に集まる生物や骨を食べるホネクイハナムシの調査なども行われている。
外洋を優雅に泳ぐクジラ類は捕鯨が禁止されて増えてきたように思う。 今では、シロナガスクジラクジラの資源だけでも58,000頭と言われている。、シロナガスクジラクジラ寿命は数十年と長く生息し、やがて死ぬと大半は海底に横たわって寿命を終える。 海洋の平均水深は3800mなので、クジラの死骸も深海の海底が多いいことだろう。 これまでクジラの死骸は深海なるが故になかなか見つかっていなかった。
クジラの死骸の発見で有名なのは、1987年の「アルビン」と1992年の「しんかい6500」の2例である。 有人潜水で覗き窓からの至近距離からの観察に加えて、マニピュレーターで骨などのサンプルを採ることも出来るので多くの情報が得られていた。
これまで本当にクジラの死骸を見付けたのは上記の2例だけなのだろうか? そんなはずはないだろうと調べてみた。
その結果、最初にクジラの死骸が海底から発見されたのは1960年代から始まった深海トロール船の網の中からだった。この時に発見されたクジラの骨からは鯨骨群集生物が付着していたことも発見されている。
潜水調査船がクジラの死骸を見つけたのはそれから10年ほど後のことだ。 1977年2月19日に「TRIESTE Ⅱ」は33°13.0' N、118°32.5' W.で頭から脊椎骨から尾まで並んだ状態を観察し、一部の骨を回収している。
1987年にはカタリーナ海盆で「アルビン」が1,240mに沈むココククジラの死骸を見つけ、日本では「しんかい6500」が1992年に小笠原鳥島沖でココククジラの死骸を発見している。 また、 ROVでの発見は2002年2月にモントレー沖で発見されている。 これらは潜水調査中に偶然クジラの死骸に遭遇したものである。
最近では、あまり表には出ていないがアメリカ海軍が海底の落下物を捜索する際にサイドスキャンソナーを駆使しているが、これにおおきなクジラの死骸が映るので幾つかは潜水艦が確認したことも報告されている。
さらに、ストランディングしたクジラは海に戻すべきだとの処理として発信機を付けて深海に沈められ、クジラの死骸に集まる生物や骨を食べるホネクイハナムシの調査なども行われている。