海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

タイタニック号の日 4月15日

2019年04月05日 | 日記
「タイタニックの日」4月15日

 豪華客船タイタニックは、1912年北大西洋ニューファウンドランド沖で氷山に衝突
して、水深3800mに沈んでしまいました。死者は1503名にも達する重大海難事故
でした。それから73年後の1986年、9月1日潜水船「アルビン」に載ったロバート・バ
ラードは、無人探査機「アルゴ・ジェイソン」が捜索した海域から、海底に横たわる「タ
イタニック号」の全貌を撮影したのです。
 タイタニックの沈んだ映像が公開されてから、多くの潜水調査船が「タイタニック」へ
潜航を重ね、気が付けば「タイタニック」の装飾品がほとんど回収され、一部は競売物
件として、販売されるほどでした。 その結果、手遅れではありますが、タイタニックへ
の潜航は、制限され、装飾品の回収はなくなった。
 「タイタニック」は重大海難事故ですが、多くの著名人が乗船し、生き延びた人、
亡くなった人などのドラマ、映画「タイやニック」の興行成功など人気を呼び、潜水船
で沈んだ「タイタニック」を訪れる「タイタニック・クルーズ」が企画されました。
潜水船「ミール」によるタイタニックツアー
 潜水船「ミール」の支援母船「Akademik Mstislav Keldysh」でのクルーズでは、朝食、
講義、昼食、講義、ティー・グッズ、講義、夕食、潜航映像、食事はオーストリア、ロシ
アのシェフによる豪華な食事でした。 タイタニックの遭難海域は、タイタニック号の難
破船の場所:41、44.0 N 49度、46.0西12、465フィート/ 3,790メートル で出航から3
8時間で潜航海域へ着きました。母船での講義は、ミールの責任者Dr. Anatoly Sagalevitch
.が行い、特に、ミールはキャメロン監督の「ミール」潜航に全て立会い、「アルビン」
の潜航時間8時間の潜水船に対し、「ミール」では潜航時間24時間の潜水艦だ
と強調していました。また、ミールは海洋の98%の海底をカバーすることができ、残り
の2%をカバーする潜水船を建造すると、5~6千万ドルかかるでしょう。ミールは10
0万ドルで建造しました。これまで、ミールは熱水噴出孔を調査しましたが、そこで50
種以上の新種を発見しました。次は「ミール」のオリエンテーションで、実際の「ミール」
に乗り込んで、7フィートの狭いコックピットに速く慣れることを体験しました。  注
意事項としては、アルコールやワセリンをベースにした、化粧品を使わないことでした。
座席はU字型で座ると膝が触れ合う狭さです。シートの中央席がパイロットのシートで、
前に操縦盤があります。トイレを使うときは、立ち上がって、腰にスカートのようなもの
を巻いて、便器に座ります。便器でオシッコをするとゲルに固まります。この時はどうも
男性の方が有利でした。 覗窓は3ヶ所あり、6インチの覗窓が乗客に一つづつあります。
私達は潜航前の日の昼食を最後に食事を断ちました。これまで、「ミール」で大便をし
た人はいないといわれことでしたので、汚いおむつで「ミール」から下船するのは恥だ
と思いました。これまでの食事で注意するのは、オナラの出やすい食事、脂肪の多い
い食糧を取らないことでした。また、船酔いも心配でバッグも用意されていました。

 こうして、タイタニックへ潜航しましたが、日本人のMasayoさんも一人で参加して
いました。 この航海では12名の乗客が載っていて、大半が大富豪でした。講義は、
マリアナ海溝へ潜航した、ドン・ウオルシュ、Don WalshとRalph White、Peter Batson
(deep sea biologist)が講師を務め、ダイオウイカなどの話、映像はキャメロン監
督の「アビス」を見ました。
 驚いたのは、潜航するときに、日本と同じように、カップ麺容器にサインをして、「ミ
ール」の外側に着け、潰れたカップ麺容器を記念にもらったことです。
 講義では、今回、タイタニックへ潜航した人は、とても冒険家で、宇宙空へ
出た人より少ないと言われていました。












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