いかさまステレオ再生術 vol.4

『いかさまステレオ再生術　vol.3』の続きです。

『ステレオから再生される音』の高音質化を目指すのではなく

『脳内で形作られる音』を高音質化することによって

ナチュラルな音楽再生を行うという考察です。

ラウドネスコントロールという回路があります。

人間は聴こえる音量によって周波数バランスが異なるため

それを補正する回路です。

大きな音では低域、中域、高域とも同じ音量で聴こえますが、

小さな音では低域と高域が聴こえ難くなるとのこと。

その分、低域と高域のボリュームをあげて聴けば

大きな音で聴いた時のバランスが再現できるのではないかというものです。

それは確かにその通りで効果的な回路なのですが

基準となる『大きな音』というのがくせものです。

次の表はラウドネスコントロールの元になったフレッチャーマンソン曲線ですが



これによると100dBあたりが基準となるのですが

100dBというと電車のガード下の騒音に匹敵する音で

こんな大きな音がする楽器はありません！

ピアノの音は80dBと言われていますので

そもそもピアノの生音が人間にはフラットに聴こえず、

低域と高域が落ちて聞こえるわけで

しかしそれが人間の脳が認識するピアノの音なのです。

ということは・・・次回に続きます。






本日はお月見コンサートです。



無料のコンサートです。

ぜひ見に来てください！

チラシはこちら



11月のイベントはBluetooth スピーカー製作です。



11月３日・祝日

場所：三重県いなべ市桐林館

参加費：８０００円

主催：三重県いなべ市

このイベントは下記のいなべ市ホームページからお申込ください。

http://www.city.inabe.mie.jp/sangyo/kanko/1005492.html