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緋色じゃなくて、音色の研究 vol.5

2017-09-30 | オーディオ部品のうんちく
『緋色じゃなくて、音色の研究 vol.4』の続きです。

音色(ねいろ)に関する考察です。

スピーカーは出力音圧レベルが一定になりません。

これは構造上しかたがないのですが、

さらには、個体差も最も大きい音響機器です。

多くの方はステレオの左右のスピーカーの特性は同じだと思われていますが、

実測してみると6dB(2倍)ほどのバラツキがあります。

右と左で2倍も音量が違うのに、そう感じないのはなぜでしょう?

スピーカーの音圧は周波数によって大きくなったり小さくなったりします。

その一番大きいところと一番ちいさいところの差が6dBなのですが、

平均値をとってみるとどのスピーカーもだいたい同じようなところに納まります。

つまりある周波数では右側のスピーカーの音量が大きく

別の周波数では左側のスピーカーの音量が高い。

平均してみると左右ほぼ一緒の音圧ということです。

それでも左右の音圧がそこまで違えば目立ちそうなものですが、

実際に指摘する人はいません。

『ステレオの左右の特性は揃っているはずだ』という思い込みと

脳による音量補正によって違和感のない音に自動修正されていると考えられています。

話は変わりますが、

世の中に『おばけ』が見える人と見えない人がいるのはなぜでしょう?

『おばけ』が実在すると仮定します。

その場合『心霊写真』も実在するでしょう。

それでは、これだけたくさんの『心霊写真』が存在するのに

『おばけ』を見たことがないのはなぜでしょう。

ひとつには『おばけ』は『いない』、あるいは『見たくない』という意識が

実際におばけが出現した場面において

脳がおばけの映像を消し去っているとは考えられないでしょうか。

脳が実際の映像よりも常識を優先しおばけの映像の上に背景を上塗りしているということです。

また、何千本ものクローバーの中から

四葉のクローバーを探し出すことができる人と

いくら探しても見つからない人がいます。

四葉のクローバーを探し出すのが得意な人は現実の映像を見ている。

得意じゃない人は『どーせ全部三つ葉のクローバーで四葉のクローバーなんてないだろう。』と考え、

脳が四葉のクローバーの映像を三つ葉に書き換えているのではないでしょうか。

人間の脳は過去にコンサートで楽器の音を実際に聴いた経験や

オーケストラでは左はヴァイオリン、弦は手前で、管は後のほう。

ポピュラーソングではヴォーカルはセンターといった常識のフィルターによって

『正規の』場所に音像を作り出し、スピーカーのバラツキを補正しているものと思われます。

このとき感じる僅かな違和感が『音色』(ねいろ)といって済ませてしまう要素のひとつではないでしょうか。

次回に続きます。


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