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レコードクリーナー2

2015-09-27 | オーディオ部品のうんちく

『レコードクリーナー』の続きです。

レコードクリーナーについて書きましたが

たくさんの反響をいただき驚いています。

レコードクリーナーの使用方法について思い出したことがあります。

私はディスクウォッシャーという湿式のクリーナーを使用していますが

多くの方は乾式だとおもいます。

湿式と乾式の違いはクリーニング面に水分があるかどうかです。

あるカートリッジメーカーの方によれば

湿式のほうが汚れがよくとれて

レコードを傷めることも少ないので

湿式がお勧めとのことでした。

ただし、注意点があります。

湿式でクリーニングした後に

レコードの表面に液体が残ってはいけないとのことでした。

水分がある状態で針を落とすと

レコードとスタイラス両方に良くないとのことでした。


また、そのかたはレコード針は減らないとも言ってみえました。

スタイラス(針の部分)はダイヤモンドでできており

塩化ビニルでいくらこすっても減る訳がないとのこと。

確かにそうです・・・

ではなぜ針が減るのかというと

針が磨耗するのではなく

欠けていくのだそうです。

スタイラスによってレコード盤は削れていきます。

その削りカスの一部がスタイラスに付着します。

その状態でレコード再生すると

スタイラスとレコード盤との間に発生した摩擦熱によって

削りカスが燃えてしまうのだそうです。

もちろん目には見えない程の小さな炎です。

その炎によってダイヤモンドが欠けるとのことでした。

ガラスコップに沸騰したお湯を注いだときに

ガラスが割れるのと同じ理屈だそうです。

つまり、スタイラスの削りカスがなければスタイラスは減らないということになります。

真偽の程は私の専門外なのでわかりませんが、

有名なカートリッジメーカーの方なので事実なのでしょう。

あまり公になっていないのは

針交換の注文が減るからかもしれません・・・
コメント
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