イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

傍にあるもの

2014年03月08日 | イコン


昨日の佐村河内さんの会見で
嘘で騙して稼いだお金の話は出なかったなぁー
お金を騙した人たちに返すとは言わなかったなぁー
と思いながら
玄関ホールのこのスペースの前を通ると
我が家のにゃんこ2号のちびちゃんが
イコンにチューをしようと
背伸びしているではありませんか!

ネコがイコンにチュー⁈
そんな光景を、見たのは初めてですが、
イタリアの路地のマリア様たちは、
高い場所に祭壇が作られていて、
ガラスが貼ってあったりしたから
イタリアのにゃんこたちはなかなか
マリア様たちにチューはできないねと思いました。

このイコンはイコン画家が、
まだきちんとしていたときに描いてくれたもので
私の母親のイコンを間違えて描いたものは画家に返して、
その時に「このイコンは大切にする」と手紙を書いたのでした。
まだ、イコン教室での金箔の独占販売や
金銭トラブルや
修道院建設願望が始まっていない時期だったので、
純粋なイコンと私も感じて、
我が家の中心にかけてあります。
イコンは家の南側の角の天井近くにもかけるのが正しいらしく、
そうしたらいいのですが、
南側の場所がないのです。
南にかけるというのは、
ロシアから見たらエルサレムの方角だからでしょうか?
日本の仏教が西を大切にするみたいに。

画家の修道院建設は
「教会にうちの土地を買い上げてもらって修道院にしたい」と言っていましたが、
私は「正教会が一信徒の土地を買い上げることはしないだろう」と思いました。
修道院を作りたいなら、
家や土地を教会にそっくり寄付したらいいのに、と思いました。
アメリカの修道院での虐待の事件もあり、
オウムのサティアンと同じだと思っている人もいたりで
修道院建設はまわりの理解やいろんな条件が揃わないと難しいと思います。
私は「修道院ができますように」と画家には伝えました。
画家個人の願望でしたから、
私は一切、関わりありません。

いろんな人がいるから、生きていくのはおもしろいのだけど、
違うことは違う!とはっきり言って
表明して生きていかないとね。

宗教も普通の日常の中の生活の一部であって、
すんごい特別!とか、
私だけが正しい!とか
そんなもんじゃないと思うよ。

私が正教会に惹かれた理由は、
イコンと、東北の田舎の田んぼの側にある小ちゃな聖堂。
神様は、
普通に働いて生きていく人間の傍にあるのがいい。
それでこそ、
神様サイコー!
にゃんこや動物たちもお守りくださいね。




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