イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

高橋秀先生、桜先生

2023年02月19日 | 岡山
昨日、たまたま、偶然、
高橋秀先生を特集した番組を観ることができました。

『淳風会 presents いのちを描くアーティスト~現代美術作家 高橋秀の挑戦~』
 2日18日(土)15時~15時55分

高橋先生は秀桜基金という先生と奥様の桜先生の私財1億円を基にして、
若い美術家に奨学金を出して、
海外の経験をさせる活動を10回されました。

私は確か2回目の授賞式後のパーティーにたまたまお邪魔させていただきまして、先生ご夫妻と少しだけお話ししました。

高橋先生は「奨学金で留学して、作品を作らなきゃならないと思わなくていいから、ぶらぶらと遊んでらっしゃい」と
何回もおっしゃってましたね。
高橋先生もイタリア留学されて、1年間は全く作品を描かなかったと、、
番組内でも、それは繰り返し言われていました。
そのための奨学金だったそうです。

もの作りって、余裕がないと、作れなくなるんです。
様々な経験をすることで自信ができますし、
私なんか、還暦来てから、やっとわかったことがありますしね。
高橋先生はアーティストとしてだけでなく、
人間として生きるために、何が必要か?
海外へ出させて、若い人たちに経験を与えたかったんですね。
秀桜基金は28人ものアーティストを海外に送り出しました。

私は佐藤朋子さんを知っているのですが、彼女は今、ケルン在住だそうで、制作もがんばってらっしゃる。
彼女の作品も持っていたのですが、
私よりコンディションよく保存してくださるコレクターに無償で渡しました。
その方が作品が残ります。
高橋秀先生が海外に送り出したアーティストのひとりです。

また、備前焼の作家さんたちがイギリスで展示や備前焼を広める活動をされていたのは知っていたのですが、
その中心となられた備前焼作家の森さんも、秀桜基金を授賞された陶芸家でした。

高橋秀、桜ご夫妻が、若いアーティストの今後を考えられて
設立された秀桜基金の成果が少しずつ実っていることに、
私はとても感激しています。

やはり、人生の経験者は後から続く人たちを導いて、
前に押し出してあげるべきだと私は思います。

高橋秀先生ご夫妻がいまだお元気だということもわかり、
秀先生は92歳、いまだ作品を制作しておられる。
素晴らしいと思いました。

偶然、拝見した番組でしたが、
これは私には必然でしたね。
私も私のできる制作をしたいと思います。

高橋秀先生、桜先生、
制作の力をくださり、
ありがとうございました。





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