イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

子どもでも、

2021年08月20日 | イコン
神父様から、
「子どもでも、片手で持てるようなイコンを描いて欲しい」と
お願い、ご希望がありました。
神父様からの注文ではなく、ご意見です。

注文、オーダーは受けてないのです。
というのは、今は母の介護があり、
何があるかわからず、
自由な状態でいたいのと、
注文、オーダーというのは、
商売になりますから、
イコンの「イコンを生活の糧にしてはならない」に
反する気がして、
私は抵抗があるんです。

「私は神父の娘だから、
私の描くイコンは正統で、
よく効くし、だから高いのよ」
と、イコン画家に言われましたが、
全く、正教会と関わりのない人からも
「土産物のイコンや商売と同じじゃないの?」と言われていました。
イコン学者の鈴木先生と柳井原ハリストス正教会で
イコンの価格について話をしたのも、
イコン画家が自分のイコンを高額に吊り上げていたからです。
私も、あのイコン画家のスタンスは、
イコンビジネスだと思いましたから、
岡山のオリエント美術館に紹介して、大失敗だったと後悔しています。
オリエント美術館、毎日新聞岡山支局、ニコライ堂には、
イコン画家の非常識を連絡してあります。
嫌な思いをされていた方々、申し訳ありません。
イコン画家夫婦に岡山の作家たちは、かなりいじめられてきましたからね。

神父様からのお願いは約10年近く前です。
同時介護があったり、
父を在宅で看取りをしたり、
いろいろあって、なかなか描けなかったのですが、
その間にイコンのために、
いろいろな画材や情報が集まってきました。

私も父の死を見ましたし、
神父様から教えていただいた最期の看取りをしましたから、
描く自信がついてきました。
イコンって、やはり、
普通の絵ではないのです。

ようやく、やっと、
神父様からのお願いを叶えられそうですね。



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