イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

降誕祭

2012年12月22日 | イコン

昨日の夕方、NHK岡山のニュースで、

柳井原ハリストス正教会の山下りんのイコンが紹介されていました。

鐸木先生もイコンの解説をされていました。

柳井原に行きたいけど、父は入院、母も看なくては・・・ということで

今年は行けないなと思っていましたところ、偶然にNHKを拝見できました。

 

山下りんのイコンは原画をもとに描かれた模写だということです。

これは仏画の伝え方と似ています。

仏画は模写を重要と考えます。

トラディショナルなキルトのデザインもそうだと思いました。

形を崩さずに伝えられていきます。

 

 

中世で「個性」を押し込められた結果、後のルネサンスになっていくわけですね。

でも、この「個性」を出さないということで、伝えられてきた理由があるのです。

自由な表現とは全く違う考え方で、歴史に遺していく意味があります。

人間は何かの形で必ず次の人へ伝えていくのですね。

これを考えると私は年齢を重ねるほど、自分への厳しさが必要だと思います。

厳しさは若い人に押し付けるものではない。

年をとる人間が自覚するべきものだと思います。

その姿を若い人に見せるべきです。

山下りんはイコンを描くことで先人たちの想いを遺してくれたのです。

画家は絵から学びます。

 

両親ともとりあえずは元気です。

子どもたちは朝早くから、それぞれ自分の世界に飛び出していきました。

よい降誕祭になりそうです。

 

 

 

 

 

 

 


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