ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

日本食材店オープン!

2011-12-08 00:00:00 | スーパーマーケット他
いまロシアじゃ、震災後も日本ブームが続いています。

ムルっこは、いまや町に乱立する寿司バーへ足を運び、おいしいお寿司に舌鼓を打ち、ランキングをつけています。
もう箸の使い方なんて、お手の物
ムルっこの中には、前記事のようにお手軽寿司パーティーをする人たちも増えているそうな。
でも、北方の僻地のため、食材に乏しいのです。モスクビッチやぺテルっこはいろいろな寿司バリエを楽しんでいるのに。ムルには配達してくれない、または手間やお金がかかるところがほとんど。

そこで、そんなムルっこの悲哀を解消すべく()、ムルマンスク初の日本食材店「САКУРА(サクラ)」が個人客向けサービス開始しました

実はオープンしたのは2006年。当時は寿司バー向けに業務用サイズの日本食材を扱っていたそうです。
そして今夏にオンラインショッピングサイトを用意し、個人客向けにもオープンしました。

ムルマンスク州唯一の日本人として、また日本文化を愛でるロシアのSNSコミュニティ「ムルマンスクの中の日本」代表として、11月下旬に表敬訪問して来ました。

市北部山側にあるプロムゾーン、つまり産業施設ばかり立ち並ぶエリアにあります。「ТЕЛЕМАКС(テレマクス)」という、電化製品デパートの裏側にあります。

迷子になりそうなので、タクシー利用。運転手に、「え?そこ、DIYショップだよ。そんなところにそんなお店あるの?」
・・・情報通のはずのタクシーの運ちゃんすら知らない、タイヘン地味なところにお店はあるんです。

確かに建屋のドアを開けてみると、インテリアパーツがまばらにあるだけ。日本食材店は?!
DIYの店員さんに教えてもらってようやくわかりました。
建屋のドアから入って、すぐ右折し歩くと木製のドア。そこがСАКУРАのオフィスでした(写真左の建屋の最右の明かりがオフィス)。

中に入ってみると、6畳間くらいの部屋にデスクが3つ。事務のお嬢さんがせわしなく電話対応。
社長はまだ来てません・・・面会予約の電話を朝入れたとき、随分眠そうな声してたな、そういえば・・・。

30分ばかり待つと社長出社。ドミトリーさんです(写真右)。
少しばかりの交流と、ご挨拶として食材購入・・・と店内に案内されました。
商品棚があって整然と置かれ、冷蔵/冷凍物はフリーザーに入れてあって・・・
なんて想像してドアを開けると、8畳間くらいの部屋が涼しく空調されていて、そこに商品がドカドカ置いてありました・・・・・・この部屋全体が巨大冷蔵庫だったのね(写真右)。

その際、お米を勧められましたが、20kgという特大パックでした。
そんな多量のお米、日本で自炊している時だって、実家に帰ってる時だって、消費できませんって

まだまだ品は少ないと思いますが、特に嬉しいのは、ムルっこに特に人気のトビコやウナギがあること。
そしてムルマンスク市内在住なら配送料なしで届けてくれること。嬉しいじゃないですか!


ムルマンスクへお越しの際は、お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか?


ムルマンスク初の日本食材店「САКУРА(サクラ)」のHP http://sakura51.ru

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