ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

オーロラ出現報告(2014年2月)

2014-04-15 00:00:00 | オーロラ
 2014年2月に、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子です。

 2月は8日頃と20日頃に大きなオーロラをもたらす太陽活動がありました。中~大規模フレアは期間中ほぼ毎日のようにあり、CMEが1月末、2月13日・18日・26日に発生。特に20日前後に生じた地球磁場が顕著で、地球に影響を与える南方向の磁場が最大15nTまで振れるなど、大きな変化がありました。黒点相対数は今季初の100超えで、闊達だったことが伺えます。

 年明けのムルマンスク州は、例年だと気温がグッと低くなり好天に恵まれ観望チャンスも増えるのですが、今年ばかりは勝手が違うようです。つまり曇天が続き、気温も0度前後。らしくない天気が続いています。このような状況はムルマンスク州だけかと思ったのですが、そうではなくロフォーテン諸島でも同様だそうです。来期はオールシーズン好天に恵まれるといいですね。


 
▲ 2014年2月2日
 左:オーロラに覆われた春の星座たちinヴェルフノトゥロムスコエ村(M Letovaltsev)
 右:空に浮かぶ石の浜辺inテリベルカ村(A Mil)


  
▲ 2014年2月7日
 水面に映るオーロラinロデイノエ町(L Trifonova)


   
▲ 2014年2月8日
 月との競演inセヴェロモルスク市(E Molchahovsky)


  
 
▲ 2014年2月9日
 静かな夜空を大攪拌inセヴェロモルスク市(L Trifonova)


   
▲ 2014年2月12日
 満天の星空とオーロラinムルマンスク市(N Polovnyov)



 
▲ 2014年2月20日
 上段:オーロラの架け橋inムルマンスク市(A Bakanov)
 下段:降り注ぐオーロラinセヴェロモルスク市(A Mil)※左の写真が宇宙天気ニュース(2014年2月22日付)に掲載されました



 

   
   
  

  

▲ 2014年2月21日
 最上段:旋回するオーロラinムルマンスク市(M Letovaltsev)
 二段目:雪深い森とオーロラinアルハンゲリスク市(A Postnikov)
 三段目:静かな港に寄せるオーロラinミシュコヴォ村(G Paramonov)
 四段目:強く輝くオーロラinセヴェロモルスク市(D Lysov)
 五段目:大きくうねるオーロラinセヴェロモルスク市(D Lysov)
 六段目:終焉を迎えるオーロラinセヴェロモルスク市(D Lysov)
 七段目:厚いオーロラカーテンinセヴェロモルスク市(L Trifonova)
 八段目:目映い町に降り注ぐオーロラinムルマンスク市(N Polovnyov)
 九段目:雲から顔を出したオーロラinムルマンスク市(T Krasnyh)※宇宙天気ニュース(2014年2月22日付)に掲載されました



▲ 2014年2月22日
 とぐろ巻くオーロラinムルマンスク市(N Alfertiev)


 
▲ 2014年2月28日
 微かに輝くオーロラinモンチェゴルスク市(I Matveev)


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