楽しく愉快な人生を

ー いつも模索しながら ー

何年ぶりかに「三浦朱門」の本を読んで

2014年11月13日 | 日記

13日(木)は好天でしたが、寒さに驚きました。朝はいくらか冷気は感じましたが、まだブレザーだけで外出しました。昼からはダウンコートを着ました。

曽野綾子の夫で小説家の元文化庁長官をした 三浦朱門 の著書を私はあまり読んだことはありませんでした。どちらかと言うと本屋などでも曽野綾子の本を見かけたり、買い込むことが多かったです。3年ほど前の彼の著書で 「老年の品格」中古 をネット販売で買ってみました。もうお歳は88歳くらいになりますので、85歳の時の著書でしょう。枯れた含みのある文章はいろいろと教えられる個所があります。この本の中でも奥方の曽野綾子を「根性が悪い女」と(きっと本気でないでしょうが)批判しながら、その生き方や著書を、もの書きとして十分認め、尊敬のまなざしで見つめる一面も出てきます。彼の品格論で行くと老人になって心に余裕のない真面目なだけで「ユーモア」がないような人間になるな、は何となく反省をさせられました。彼の持論でしょうか。似た名前の曽野綾子の「老いの才覚」、三浦朱門・曽野綾子共著の「夫婦のルール」などの著書類もきっと(まだ読んでいませんが)伏線で変わらぬ精神の内容になっているのではないかと、想像しています。夫、88歳。妻、82歳。いまよく知られる作家夫婦が、60年間の結婚生活をもとに明かす夫婦関係、そして88歳の老境から見る人生の極意とは、を追求するいい本に巡り合いました。自称、禿げ デブ ステテコ の時代に壮年時代を過ごした世代は今こそ何が近代文化であり、何が大事な我々の伝統文化なのか、問うています。我々と感覚があまり変わらないのだなと、及ばずながらその心を字を通して熟読しています。


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