ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

44巻-422話 ロブ・ルッチ (ためらいの橋の戦い-5)

2016年09月02日 | エニエス・ロビー編




「エニエス・ロビー」に到着した海軍本部の海兵達は、指揮官である顔に無数の傷を持つ中将にニコ・ロビンの拿捕方法を質問したが「放っておけ」と言う。

ここには”あの男”がいるので、任せておけばいいのだと。
今から15年程前、ある王国で500人もの兵士が海賊に捕まる事件が起こった。
海賊の頭は人質の命と引き換えに、王の座を要求。人質を思って降伏寸前の王国に、「世界政府」から1人の少年が送り込まれた。
その少年は、人質である王国の兵士500人を皆殺しにし、死体の山の上に立って背を向ける少年に海賊は怒りの砲弾を浴びせたが、少年は海賊の頭の首を取って一件を治めた。
背にいくつもの砲弾の跡を持つ少年は、13歳にして『CP9』の諜報部員。
”闇の正義”を天職とする『CP9』の歴史上最も強く冷酷な『殺戮兵器』と人は言う。
その男が、ニコ・ロビンの護送任務を受けている以上、我々が手を出す必要はないのだ、と。




その男は今、ルフィのギア3の巨大な腕に殴り飛ばされて、海軍の軍艦の看板へと落ちてきた。
海兵達は、その男の全身から沸き立つような殺気の迫力にたじろいだ。




その後を追って、体の一部を自在に膨らませながら、1憶の賞金首の海賊”麦わら”が船に【巨人の斧(ギガントアックス)】を撃ち込んできて、軍艦がぐにゃりと折れ曲がった。




軍艦の上で二人の能力者の信じられないような戦いが繰り広げられる。
自在に人間と豹との変異をしながら俊敏な攻撃をかけるロブ・ルッチ。
体の部位を自在に巨大に含まらせて、驚異的な衝撃を与える”麦わら”、
その戦いに、頑丈に造られてあるはずの鉄製の軍艦が真っ二つに斬り裂かれた。





鉄兜をかぶり、タバコをふかした中将がそれを見て、全艦に第4号艦への一斉砲撃を命じた。
軍艦を沈めたところで、ロブ・ルッチ程の男が死ぬわけがない事はわかっていた。
味方の海兵1000人は死ぬだろうが、その犠牲を払って、海賊1人を討ち取れと言うのだ。
部下を命を見捨てるかのような命令に意義を唱えた海兵を、中将は躊躇なく銃射して言った。
「一瞬の気の迷いで取り逃がした凶悪犯から、未来を守れるのか?」




海兵達は反論の余地なく、仲間1000人の乗った軍艦を砲撃し、炎上させた。
これがロビンの畏れた非常なる攻撃『バスターコール』である。
いや、攻撃が非情なのではなく、それをする人間が非情なのだ。




砲弾で炎上する軍艦から飛び出してルフィは無事だったが、乗っていた海軍兵達は海へと沈んだ。
再び橋の支柱に戻ったルフィだったが、【ギア3】の反動でその体は幼児のように縮み、巨大化していた1分間と同じ1分間はこの姿で力が出ず、攻撃を受けると殺されてしまう為、逃げるしかなかった。




その様子を【月歩】で空中から見ていたロブ・ルッチは「真剣なのか、フザけてんのか・・結局は生きている。まぁ、あんな砲弾で死んでもらっても興ざめだが」とつぶやいて、小さくなったルフィの前へと舞い降りると、チビルフィに【指銃】の嵐を浴びせた。

次の攻撃【指銃・斑(マダラ)】をこの無防備な小さな体で受けるわけにいかない、とルフィが焦った時、ロプ・ルッチの膝が崩れた。
ルフィの【ギア3】での攻撃が効いて膝に来ていたのだった。
ルフィは元のサイズに戻りながら「ちゃんと効いてるじやねェか!!!」とニッとした。





最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ニカニカの味)
2022-06-07 15:49:24
ニカのふざけた能力を、ここでも伏線ひいてるのか。
返信する

コメントを投稿