ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

45巻-440話 火拳VS黒ひげ (故郷の反応)

2016年09月20日 | エニエス・ロビー編




麦わらの一味の新しい手配書が、世界に配布された。

【グランドラインのとある島】
エニエス・ロビーの事件と、"麦わらの一味"の手配書を見た「スモーカー准将」と「たしぎ少尉」は、より一層上を目指す事を自分に誓った。スモーカーは言う。
「海兵は海兵だ。海軍が組織である以上、大佐で我を通すには限界がある。おれ達に今必要なのは地位だ。エニエス・ロビーの一件で世界中の海賊が、"麦わらの一味"に一目置き始めている。このおれの誇りにかけて、奴らを"新世界"で叩き潰す!!!」

スモーカーは、ローグタウンでルフィを見た時に直感していた。
確実に"新世界"まで昇りつめ、その先に辿り着く奴らだということを。自分も相当の大物海軍にならねば、対抗できなくなる事を。世界で唯一スモーカーだけはわかっていたのかもしれない。麦わらなら、エニエス・ロビーぐらい落としてしまう事を。





【アラバスタ王国】
麦わらの一味の手配書は、アラバスタ王国にも届いていた。
国王やイガラッポは、クロコダイルの右腕で敵であったニコ・ロビンが"麦わらの一味"に加入している事に驚き、さぞビビが悲しむだろうと心配したが、ビビは平然と気にしていなかった。
「ふふふ、ルフィさんの頭の中はわからないわよ、考えるだけムダ!!
ただし彼らのやる事は全て信じられる。彼は"海賊王"になる男よ、私達とはスケールが違うの」
と。
海賊王、その壮大な夢のような言葉を否定する者は、アラバスタには一人もいない。
王宮の者達は、王女の成長に目を細めた。





【東の海・海上レストランバラティエ】
手配書を見た「イーストブルー」の海上レストラン「バラティエ」のコック達は、笑いが止まらなかった。
世界政府の司法の島を落としたという大偉業と、サンジの手配書のイラストに、コック達は涙を流して笑い転げた。来店の客にもれなく、”ウチの元副料理長”の手配書をプレゼントして、来る客来る客に”黒足のサンジ”を自慢した。




【東の海・フーシャ村】
手配書に激怒したのは、ルフィの故郷「イーストブルー」のフーシャ村の村長だった。
島の皆は東一番の出世頭、3億の首に成長したルフィの祝いに盛り上がったが、村長だけは海賊は凶悪犯だとお怒りだった。
マキノさんは手配書に「楽しそう、こんなにカワイイペットまで連れて、このコ達がルフィのお友達なのね」と、ルフィの元気そうな近況を手配書で伺っては懐かしがった。




【東の海・ココヤシ村】
手配書にお怒りの人は、もう一人いた。
ナミの故郷「イーストブルー」のココヤシ村の駐在ゲンさんだ。
ナミの手配書がセクシーで、「こんな写真が全世界に配られては求婚者が集まってしまう!!けしからん!!!」と言いつつ、ナミの手配書の写真を壁一面に引き延ばして貼っていた。
ノジコは「ふふ・・まぁいいじゃない?だってあいつら、ゲンさんとの”約束”ちゃんと守ってる証拠でしょ?」と笑った。
写真のナミは楽し気に微笑んでいた。




【東の海・シロップ村】
手配書のそげキングがウソップだと誰も信じないんだ!と怒っていたのは、「イーストブルー」のシロップ村のウソップ海賊団の3人だった。
だけど、カヤはそのマスクをかぶった”狙撃の王様”がウソップさんだとすぐにわかった。
カヤは、明るい笑顔で「帰って医者の勉強続けるわ!私も早く一人前になって!ウソップさんが傷ついて帰って来ても全部治してあげれるようにならなくちゃ!」と元気に意気込んだ。
ウソップ海賊団の3人は「いいなーキャプテン・・カヤさん不幸にしたら殴ろうぜ」とつぶやた。
ウソップは、遠くからいまもカヤに元気を与え続けている事を本人は知らない。




【東の海・シモツキ村】
手配書を見た剣術道場の子供達の反応に困ったのは、「イーストブルー」のシモツキ村の道場長の先生だった。子供達は手配書の”海賊狩りのゾロ”が、この道場出身だと聞いて憧れ、おれ達にも海賊教えてくださいー!と先生に迫った。
困った先輩だと思いつつ、君に迷いはないように思う・・・たとえ何者になろうと、君の剣道を大切にしていればそれでいいです。と心の中でつぶやいて微笑んだ。




【グランドライン・サクラ王国】
チョッパーが旅立ってから、あの名もなき冬島は、ドルトンを新しい国王とし、「サクラ王国」という新しい国が興っていた。
ドクターくれはは、相変わらず山から時折降りてきては、忙しそうに強引で無茶な医療を施していた。変わったのは、相棒が青鼻のトナカイから、ラパーンになった事。
ドルトンに呼び出されたドクターくれはは、先日の大事件の海賊達の手配書を見せられた。
そこに映っていたのは、”麦わら小僧”についていったチョッパーの元気な姿だった。
「金額はどうでもいい、顔が見られたら何だっていいさね・・・。そうかい、なによりの便りだよ」と満足気に笑った。




【グランドライン・白土の島「バルディゴ」】
そこは海軍本部、世界政府ですらその場所を掴めない革命軍の本拠地。
今日もまた「南の海(サウスブルー)」のセントウレアで反乱軍が勝利、一国が落ちたとの報告を受けて喜んでいたが、その男、世界最悪の犯罪者革命家「ドラゴン」は「喜ぶな、戦争だぞ」と部下をたしなめていた。
その強面の男は、麦わらのルフィの手配書を手に取ると、一人外に出た。
「思うままに生きろ、ルフィ。時代は時として・・・あらゆる偶然と志気をおびて世界に問いかける!!我らがいずれ出会う日も来るだろう・・・」と東の海の方を見て笑った。














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