
【人魚の入り江】
”麦わらの一味”と、王子達が去ったリュウグウ王国「人魚の入り江」は、元の静けさを取り戻していた。
だが、”麦わらの一味”が残して行った樽が人魚達によって開けられ、中から【ヌマヌマの実】の能力者カリブーが脱出し、周囲にいた人魚を3人ドロに沈めて体内に取り込んでしまった。
カリブーは”麦わらの一味”のおかげで入国審査なしに魚人島に入国できた上、高額取り引き商品である若い人魚を駆り放題出来る事に笑いが止まらなかった。
カリブーの姿を見た者は、行方不明になった3人の人魚の他、誰もいない。

深海では【ドロドロ・・】と言っていたカリブーが【ヌマヌマの実】の沼人間と表記されています。沼がフラグとして意味がもたされているのかもしれません。
【サンゴが丘】
「マーメイドカフェ」のある繁華街、サンゴが丘では、海賊”麦わらの一味”の話題でもちきりになっていた。
マダム・シャーリーの見た”麦わらのルフィ”が魚人島を破壊するという恐ろしい未来予知。
王子達の迎えから、乗り物奪って逃走したこと。
彼らのいた人魚の入り江で、人魚が複数行方不明になっていること・・・フカボシ王子は”対処”すべきゆゆしき事態であると考えた。
【ギョバリーヒルズ】
その頃、”麦わらの一味”は、王国一の高級住宅街「ギョバリーヒルズ」に建つ、パッパグの自宅兼事務所兼ショップへと到着していた。

ショップには、服をあこぎなまでに値切るオレンジの髪の女・・・ナミがいてルフィ達と無事に合流した。
そこに、なんとリュウグウ王国のネプチューン王が直々に”麦わらの一味”を竜宮城へ招待したいとやって来たのだ。

偶然にタコのクラーケンから救出した服を着たサメ「メガロ」は、この国の王女様の唯一の大親友兼ペットであった為、国王が感謝の意を表したいとして、”麦わらの一味”は国王から厚い歓迎を受けることになったのだが、理由はそれだけではなかった。
こうして”麦わらの一味”は、助けたサメ「メガロ」の背に乗って、竜宮城へと招待された。
この時点で、国王に招待されたのは、ルフィ・ナミ・ウソップ・ブルックの4人。
竜宮城にはすでにゾロが到着していていて、「サンゴが丘」で輸血回復待ちのサンジとチョッパーは王子達が迎えに行き、フランキーはトムさんの弟を捜しに出かけ、ロビンはこの国の歴史を調べにでていた。
ナミは、ネプチューン王に、深海1万メートルのこの国に太陽の光が届く不思議を尋ねると、王は「遠い昔、世界で唯一光の差すこの地に魚人達が住み始めた、それが魚人島。ここには、地上の光をそのまま海底に伝える”陽樹イブ”という巨大な樹の根が届いておる。その樹は地上で受けた光を根に灯すだけでなく、根の呼吸は海底に空気をも供給する神秘の樹じゃもん」と説明し、
麦わら達は、シャボンディの「ヤルキマン・マングローブ」の親分みたいなものか、と思うと同時にサニー号に使われた”宝樹アダム”と関連があるのかもしれない・・・・と思った。

竜宮城へは、警備厳重なシャボンの中へ、門を何重にも通って入っていった先にあった。
豪華で美しく、立派な海底の王宮「竜宮城」に一味は息を呑んだ。

だが、ネプチューン王は城へ着くなり、右大臣と左大臣に勝手に出て行くとは何事かと叱られ、また町での”麦わらの一味”に関する悪しき情報が伝えられた。

王と大臣が”麦わらの一味”を暫くの間逮捕しておくことを話し合っている最中、腹をすかせたルフィは勝手にごちそうの匂いのする方へと行ってしまっていた。
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