ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

594話 メッセージ   (頂上戦争後-4)

2017年02月24日 | 頂上戦争編




【聖地マリージョア・五老星】
頂上戦争地から程近い、レッドライン上にある「聖地マリージョア」では、世界政府のトップを務める5人の賢者「五老星」が
集まって、世界情勢について話し合っていた。



まずは「頂上戦争」について
・麦わらのルフィが次から次へと問題を起すが、ガープの孫という点は納得だが、冥王レイリーとの繋がりが不明だ。
今更冥王レイリーが表舞台に出てくるとも思えんが、警戒は必要である。

・海峡のジンベエを七武海に入れたのには、種族間の和解の象徴でもあったが、完全に敵対してものと考えられること。

・「世界政府」「海軍本部」「七武海」の三大勢力の均衡など目も当てられない。七武海の空いた穴を早急に埋めるべき。

・七武海の新メンバーは、新世界の海賊達の勢力図を見守った上で、より影響力のある人材を選出すべきである。

そして新世界の現状について
・新世界では早速”黒ひげ”が億越えルーキーの一人を餌食としてしまっている。
”白ひげ”の縄張りを知り尽くしている上、【悪魔の実】を二つも食べた歴史的に前例のない事態となっている。”黒ひげ”の進撃を止めるとすれば”四皇”か、不死鳥マルコ、及び”白ひげ”の残党達だと考えられる。

そして最後にそれまで黙っていた剣士らしき賢者が「厄介なのはいつも”D”だ。ポートガスも然り・・・、ここに来て少々その名が一目に触れすぎている様だ」と苦虫を噛み潰したように場を纏めた。




【聖地マリージョア・ドフラミンゴ】(595話より)
聖地マリージョアの世界政府高官らしき者の部屋に、ド・フラミンゴはいた。
上の者から、ゲッコー・モリアの暗殺を請け負っていたドフラミンゴは、モリアがその場でパッと消えていなくなったことを笑いながら報告していた。
消えてなくなったが、ほぼ命はつきていた、ゾンビになって蘇りでもしない限りは大丈夫だと笑うドフラミンゴに、”帽子を被った高官”は「いい加減な仕事をしやがって!!」と怒鳴りつけた。

だが、ドフラミンゴは「いつからおれの上司になったんだ、お前らが政府でどれ程の権限を持とうがおれは海賊、関係ねェ。面白く無くなったらおれは七武海をやめる、よく覚えておきな」と脅した。




【聖地マリージョア・世界政府総帥コングとセンゴク】
海軍元帥センゴクは、世界政府全軍総帥のコングの元へ行き、海軍元帥を退職する事を告げた。
それより先に、海軍の英雄ガープ中将も職を降りることをたことを告げに来ていた。
コング総帥は、ロジャー時代から海軍を引っ張ってきた二人が同時に現場を離れるのは辛いが、二人共肩書きはそのままに軍に残って、若い海兵の育成に当たるよう説得し、センゴクは了承した。



センゴクは「海軍に老兵がのさぼってどうします。”正義”は価値観。時代は越えられない。それより時期「海軍元帥」に青キジを推薦したい」とコングに進言した。





【マリンフォード海軍本部・青キジとスモーカー】
破壊された海軍本部の施設が、急ピッチで再建されている中、大将青キジの部屋をスモーカー大佐が尋ねて、「G5」への人事異動の願いを出していた。
青キジは「本気かお前、”G5”「海軍グランド・ライン第5支部」つまり「新世界」に行きてェわけね。G5ってのは志望して行くような所じゃねェ・・・、あそこは問題だらけだ・・・」と引きとめたが、スモーカーの腹は決まっていた。
「標的は近い方がいいんで」と。







【海軍本部医療棟・コビー】
頂上戦争で赤犬に立て付き、赤髪のシャンクスに命拾いされたコビーは、【覇気】を覚醒させていた。
通常は長期鍛錬によって引き出すのだが、戦闘の衝撃で急激に覚醒したと考えられた。医師は「中将クラスは皆持っとる。ガープに教えてもらえ」と治療法は特にないようだった。
コビーはあれ以来、人の気配を強く感じてしまって、落ち着かなかった。
ヘルメッポは、覇気を覚醒させた相棒に遅れを取った気がして焦っていた。






【海軍本部・議事の間】
海軍の幹部達が一同に集まり、緊迫した議論が行われていた。
議題は「麦わらのルフィの16点鐘」と呼ばれる行動についてだ。



頂上戦争により、ポートガス・D・エースの義弟であり、革命家ドラゴンの息子であり、海軍英雄ガープ中将の孫であることが発覚した海賊モンキー・D・ルフィが、頂上戦争以来再びここ「海軍本部」に現れたことは、海軍のみならず、全世界へ衝撃を与えた。

しかも、ルフィと同行していたのが、元王下七武海の”海峡のジンベエ”と、更にあの海賊王の元副船長冥王シルバーズ・レイリー!!!
その3人が復興慌しく、世界各国から野次馬や取材陣が集まる中現れ、軍艦を奪ってマリンフォードを一周してみせた。これは「水葬の礼」である!!!

その後モンキー・D・ルフィは大胆にも一人で広場へ踏み込み、広場の「オックス・ベル」を「16点鐘」し、広場に残る戦争の傷跡に花束を投げ込み、堂々たる黙祷を捧げ、その姿は一斉に新聞のトップ記事として全世界へと報じられた。



海軍は、これを海軍への挑戦状と受け取った。
もし、この行動が白ひげや兄エースの追悼であるなら、鐘は2回鳴らされたはず。
しかし、鐘は16回鳴らされたのである。


「オックス・ベル」というのは大昔に活躍した軍艦「オックス・ロイズ号」に取り付けられていた神聖な鐘で、年の終わりに去る年に感謝して8回、新年に新し年を祈って8回、合計16回の鐘を鳴らす海兵のしきたりがある。それが「16点鐘」。

だが今は新年ではない。
つまりその鐘は”時代”の終わりと始まりの宣言と取れる、と考えられた。
”白ひげ”の時代が終わり、”おれの時代”の始まりだとで宣言している、と巷の人々は考えた。


この挑発に対し、海軍も海賊達も、新しい時代は”麦わら”のものではないと鼓舞した。
続々と現れる億越えルーキー、残る七武海、そして新世界の”四皇”に、対抗する海軍の新勢力・・・・。
新しい時代は、否応なしに幕は開けられた。




だが、しかし、”麦わらの一味”の8人だけは、これをルフィからのメッセージと受け止めていた。
そう、これは世界にたった8人の仲間にあるメッセージを伝える為だけの行動だったのだ。
レイリーは「キミ達ならちゃんと伝わる・・・、そんな気がする・・・」と空を見上げて笑った。















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