ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

592話 エール・フランキー

2017年02月22日 | 頂上戦争編
【頂上戦争新聞記事配布後】592話
フランキーは、冬島・未来国の「バルジモア」に飛ばされていた。
ここは世紀の天才科学者、人類の頭脳として名を馳せ、現在は海軍の科学者達のリーダーとして活躍する「ベガパンク」が、幼少期を過ごした国であった。

ベガパンクは、子供の頃から超越した頭脳で、森の動物達を労働力に改造し、極寒に凍える国民の為に島ごと暖める「土暖房システム」を作らせようとしたりしていたらしい。だが、彼の頭の中にある完成図に現実がついて来れない、またそれを実現させる為に技術と資金がない・・・、みんなを楽にしてやれないと泣いて苦悩していたのだと言う。

国の人達は、幼いベガパンクのそんな気持ちに、心が暖かくなっていた、と思い出を振り返っていた。彼がいつの日か、この国に帰還する時の為に、人類の至宝であるとして、凍えついたベガパンクの研究所を国の宝として守り続けているのだと言う。



だが「頂上戦争」の新聞記事を読んだフランキーは、一刻も早くシャボンディに戻らねばならず、この国を出るための砕氷船を探す為に研究所に忍び込んだ。
フランキーは、そこで幼き日のベガパンクの残した研究レポートや設計図に目にして、どれも2~300年は実現不可能そうな人智を超えて超絶した研究ばかりで驚愕した。国の人達が設計図一枚でも金に変えられない程貴重な物だと言っていた意味がわかった。これは人類にとっての「未来図」なのだ。

だが、フランキーは壁にあるドクロマークが気になって、好奇心でポチッと押してみると・・・・研究所は自爆した。
これが世に言う未来国の大事件、『パルジモアの悪夢』である。





【16点鐘新聞配布後】596話
爆発で顔面が焼けてしまったフランキーは、「16点鐘」の新聞を見て「了解」とつぶやくと、ベガパンクの研究所に戻った。


うっかり自爆させてしまったが、おかげで山に隠れるように掘られた第二の研究所の入口を発見していたのだ。その場所こそが、べカパンクの本当の研究所であった。

爆破したのが「文化的」な発明だとすれば、発見されたのは「兵器的」発明である。
フランキーは「おれが知りたかったのはこっちの「兵器的発明」だ。コリャすげえ、戦艦から人間の細胞の研究まで・・・こいつの頭は一体どうなってんだ・・!」と感心したフランキーは、ここに住み付いてペガパンクの研究を調べることを決意した。

おいルフィ、サニー号はまだまだ本気を出しちゃいねぇ。サニー号を”夢の船”に出来る船長はお前だ!!今以上にどんなに激しい冒険にも耐えられる技術をおれは身につける!!だからルフィ・・乗り越えて行こうぜ!!!新世界の荒波も!!!



防寒の為、虎の毛皮を被って暖炉の前でそんな考え事をしていたフランキーは、虎に引火しているのに気付くのが遅かった。
全身火達磨の虎となったフランキーは、雪山をころがるようにして走り回ったのを、ゴリラ大佐率いる海軍兵達が目撃した。
これが、後にグランドラインで語り継がれる『バルジモアの燃える霊獣伝説』である。




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