43巻-418話 ルフィvsロブ・ルッチ (ためらいの橋の戦い-1)

「正義の門」が開きだした時、ルフィは「ためらいの橋」の支柱下で、ロブ・ルッチに足止めされていた。先を急ごうにも、ルッチが先へ進む事を許さないのだ。

ルフィの【ゴムゴムのガトリング】の連打も、【ゴムゴムのバズーカ】も全て見切られガードされたうえ、ルッチの攻撃はルフィの体をぶっ飛ばした。




ルフィの膠着状態を破ったのは、部屋に飛び込んできたフランキーだった。
フランキーは怪物と化したチョッパーを海へ突き落として怪物化を解除した後、ココロさんとチムニーの誘導で、地下通路を通ってここに辿り着いた。
フランキーに3番と4番の鍵を持って先行させたのは、ナミの作戦でもあった。
あの女は、『バスターコール』がかかったこの最悪の状況下で的確に作戦を練り、度胸のある指示を出してきた。
「バスターコールがかかった今、そもそも来た道を引き返す時間なんてないわ!!だからどうするも何もないじゃない!後ろは"死の滝"、前は"謎の道"、どっち選ぶ?」

そう聞かれたフランキーは、思わず"前"を選んだ。
するとナミは「じゃあこの塔でやるべき事が済んだら全員『正義の門』の方へ!!その後は任せて!!
運に!!」と言い切りやがったのだ。この一味に手を貸すなら、迷わず進むしかないのだ。





だが、ルッチはフランキーをも通させはしない。
フランキーは、フクロウをぶっ飛ばした【ストロングハンマー】を撃ったが、ロブ・ルッチの鉄塊はビクともしない。それもそのはず、ルッチはフクロウの5倍の道力を誇るのだ。

そんなルッチが、突然ルフィの【ゴムゴムのJET銃(ピストル)】で弾きとばされた。
フランキーが驚いてルフィを見ると、ルフィの前進からなにやら煙が噴き出している。
ルフィは「ギア2(セカンド)!!!長ェ時間もたねェけど、あいつを止めるから先に行け!!!!ロビンが待ってる!!!」




フランキーは再び扉に向かって駆け出すが、豹に豹変したルッチがフランキーの前に立ち塞がり、フランキーを先に殺そうと手を伸ばしてきた。

だが、高速移動したルフィが、変身したルッチの攻撃を見切ってかわし、【ゴムゴムのJET鞭(ウィップ)】と【ゴムゴムのJETバズーカ】が鉄塊を打ち破って、再びルッチをぶっ飛ばした。




「フランキー!!!ロビンを頼むっ!!!｣
そのルフィの頼みにフランキーは「スーパー任せとけ!!!」と扉を破ってロビンを追った。




ルッチはルフィと一度戦った事があるだけに、完全に油断してしまっていた。
だがここからは本気で行く。しかも"麦わら"は随分と息が上がっているようだ。
「うかつだった・・・。だが随分息が上がっている様だが?」と聞くと、"麦わら"は「お前に勝てればそれでいい!!!」と言い切った。

自身の命を惜しまない捨て身か・・・「成程、手強いな」とルッチはニヤリと笑った。






ルフィ技一覧
【ゴムゴムのバズーカ】
【ゴムゴムのJET銃(ピストル)】
【ゴムゴムのJET鞭(ウィップ)】
【ゴムゴムのJETバズーカ】



ロブ・ルッチ技一覧
【指銃・黄蓮(おうれん)】・・・指銃を高速で連射する技