ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

39巻-375話 エニエス・ロビーの超人達(エニエス・ロビー突撃-1)

2016年07月15日 | エニエス・ロビー編



「海列車パッシング・トム」の第1車両には、乗り込んだ時と同様にニコ・ロビンとフランキーの二人が、エニエス・ロビーへと護送されていた。途中、何事もなかったかのように。

フランキーは、ロビンからアイスバーグが生きていると聞かされて、安心した。
だが、安心出来る状況ではない。
「古代兵器」の設計図を持つフランキーと、「存在する古代兵器」を呼びおこす力を持つニコ・ロビンの2つの「古代兵器復活の鍵」を世界政府は手に入れたこととなる。

その力がこの世に出現したなら、当然政府は、大海賊時代を終わらせる。
その後持て余した軍事力は、世界を揺るがし、破滅させるだろう。
『古代兵器』とはそれぐらい脅威のある代物なのだ。




フランキーは、「ウチの師匠が命を張ったのは、そんなくだらん未来の為じゃねェ、おれはこのまま捕まる気はねェぞ。おれ一人逃げても意味ねェから、お前は麦わらんとこ帰るんだ」とロビンに言った。

だがロビンは、「ムリよ。私は一緒にいるだけで彼等を傷つける・・!!」と苦渋の表情を浮かべるだけだった。

フランキーは、師匠トムさんの言葉を思い出していた。
海賊王ゴールドロジャーの船を造った事を誇ったこと。
「バトルフランキー号」の存在を否定しなかったこと。
そして・・・親にも捨てられた自分を否定しなかったこと。
「どんな船でも作り出す事に”善”も”悪”もねェもんだ!!」と言ってくれた事。
命を懸けてそれを自分に教えてくれたトムさんの想いを、フランキーは伝えた。

「存在する事は罪にならねェ!!!」





だがフランキーは逃げる事が出来ないまま、司法の島『エニエス・ロビー』に到着した。
世界政府の人間達に見守られながら、巨大な正面の門が開く。




その中の景色にフランキーは驚愕する。
海が・・・海がまるで滝のように巨大な大穴に流れ落ちており、その滝つぼの上にまるで宙に浮くように島がある。








ニコ・ロビンとフランキーが通過した事を確認して、正門は再び固く閉ざされた。



指令室では、『CP9』司令長官スパンダムが、2人が来るのを首を長くして待っていた。
同時に今日は、5年ぶりに『CP9』の8名(新人ネロを除く)が全員揃う日でもある。

「古代兵器」回収組の4人を待つ間、スパンダムは先に戻っていた3人に『革命軍支部長暗殺計画』の失敗を問い詰めていた。指令では、3人消せば事足りた所を、23人も消えたと新聞は報道していた。

『革命軍暗殺計画』に出ていたのは、「クマドリ」と「ジャブラ」「フクロウ」の3人で、機密厳守の諜報部員でありながら、非常に口が軽い「フクロウ」が、うっかり町で革命軍暗殺計画を喋ってしまったのが、失敗の原因だった。







その頃、脱線した「ロケットマン」はナミの航海術によって、無事に『エニエス・ロビー』への軌道を取り戻して走ったていた。




「ロケットマン」を投げ飛ばした「ヨコヅナ」は、ココロさんが拉致されたとカン違いしての行動だったが、ココロさんがヨコヅナに言い聞かせた。
「おめー8年前にトムさんを連れて行かれた”あの事件”から来る日も来る日も”海列車”に戦い挑んで・・・強くなりたかったんらろ?もう二度と大好きな人がいなくならない様に・・・、大好きな人を守れるように。
だったら!!その修行の成果を見せる時は今ら!!!」




ヨコヅナのせいでだいぶロスはしてしまったが、代わりに戦力になる仲間が一匹増えた。

「ロケットマン」が線路に戻った時、フランキー一家の船と、サンジとそげキングの乗った第3車両とも合流できた。
あとは『エニエス・ロビー』へ突撃するだけだ!!!



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