ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

302話 最終楽章(フィナーレ)   (おれ達はここにいる-10)

2016年05月02日 | 空島編




「大地ヴァース」のシャンドラ遺跡では、空の人達もシャンドラの人達も共に困っていた。
大恩人である”麦わらの一味”が、礼を言う暇もなく島を飛び出して行ったのだから。
この有り余る感謝を、どうやって伝えればよいのか、皆が途方に暮れていたが、”麦わら”らしくもあった。







麦わら達がもたらした、"新しい世界"の取り決めをしなくてはならない。
空の人と、シャンディアが共に生きる新しい国として、再びガン・フォールを"神"を置くこととした。
新しい国の名は「スカイピア」、都市の名は「シャンドラ」、そして神とは"支え"である。




皆が、麦わらの一味に別れを告げれなかった事を悔やむ中、アイサだけは共に戦った仲間として、ルフィ達と別れの挨拶を済ませていて、ご機嫌だった。
いつも不安に怯える子供だったアイサが、今は晴れやかに楽しげだ。
そんなアイサの髪を切ってあげながらラキは思った。
「もうこの子達が武器を手にすることはない」と。


シャンドラの戦士達の姿は、大戦士カルガラの像の前にあった。
大戦士カルガラの像は地形が変わるほどの大戦乱の中にあっても、変わらず堂々と立ち続けていた。

ワイパー達は、大戦士カルガラに誓った。
「あんたの願いも親友に届いたはずだ、もう後の世代に血を流させる事はない。
戦いは終わったが、誇りは失わない。だからまだこの先も見守っていてほしい、
シャンドラの灯は二度と絶やさないと誓う。










その頃麦わらの一味は、コニスとパガヤさんの案内で「雲の果て(クラウド・エンド)」に到着していた。
ここで、空島で世話になったコニスとパガヤさんともお別れとなる。
この白い海の景色にも名残り惜しい気がする一味だった。

だが"船長"は叫ぶ。
「ここ降りたらまた新しい冒険が!!!始まるんだ!!!」

コニスも叫んだ。
「みなさん落下中気をつけて!! へそ!!!」
落下中!??



空島から地上まで落下・・・?と一味がゾッとした時、コニスが空島名物「タコバルーン」の笛を吹くと、雲海の中から巨大タコが飛び出してきて、メリー号をその足に包むとふわりふわりと落下していった。

コニスは一味を最後まで笑顔で見送って、その姿が見えなくなると泣いた。
辛くてたまらない時も、心配でたまらない時も、別れが寂しくてたまらない時も一味の前で明るい笑顔を絶やさなかったコニスが、父の肩に顔をうずめて泣いた。
言いたい事はたくさんあったし、別れも惜しみたかったけど言葉にならず・・・笑顔で見送る事を決めたコニスが泣いた。


ふわふわと空を落下していく”麦わらの一味”の耳に、美しい鐘の音が届いた。

この国の恩人達の旅立ちに感謝を込めて、無事を祈って、そして再びこの地にやってくる日を心待ちに、鐘の音を鳴り響かせた。感謝を、友情を、この気持ちを全部鐘の音に乗せて、届け!!!この想い!!!
泣いていたコニスも顔をあげた。
鐘の音が全てを伝えてくれる。








ふと見上げると目に映る空、夢か現か雲の上の神の国
遥か上空1万メートル、耳を澄ますと聞こえる鐘の音、
今日も鳴る、明日もまた鳴る、空高々に鳴る鐘の音が、
さまよう大地を誇り、歌う。





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2 コメント

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ブログにご掲載の画像につきまして (株式会社集英社総務部権利担当)
2022-03-21 13:53:13
ブログにご掲載の画像につきまして、版権者であります集英社に許可を取っておられますでしょうか?

現状で私どもでは貴殿に許可している記録・契約は存在しておりませんので、出来る限り速やかに画像を削除いただくことをお願いいたします。

なお、削除されない場合、また削除の意思が見られない場合は法的措置を取らせていただきますことをご容赦くださいますようお願い申し上げます。
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削除について (muna73)
2022-04-17 22:49:59
5年ぶり位にアクセスしました。
申し訳ありません、すぐにブログごと削除させていただきますが、5年ほど離れていたのと、PCが変わったことでログインに手こずっております。4月中には削除いたします。
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