
ペローナをウソップに任せて、ゾロ・フランキーは最上階のブルックの元へ走り、サンジはナミの元へと走った。
スリラーバーク内は突如の地震に襲われ、建物内の教会で結婚式を挙げているアプサロムは、ナミへも誓いのキスが出来かねていた。

そこへ兵ゾンビから、この揺れはオーズがスリラーバーグ(巨大海賊船)の舵で遊んでいる為だと聞いたアプサロムは、式に出席していた将軍ゾンビ全員でオーズに突撃させた。
だがオーズのたった1回の【ゴムゴムの(伸びないけど)銃乱射(ガトリング)】で将軍ゾンビは全滅した。

教会内にアブサロムとナミが二人きりになったところに、怒りに燃えたサンジが突入してきた。
チョッパーとロビンと分かれたルフィは、「マストの建物」の奥で、退屈そうに寝転ぶモリアを見つけた。
ルフィはモリアに「影を取り戻すには、お前をブッ飛ばせばいいんだろ?」と聞くと、モリアは丁寧に答えてくれた。
「おれが殺されようが、ゾンビ共は支配者を失うだけで影は抜けやしねェよ。おれの能力は、”影達の支配”。お前の望みを叶える方法は、全ての影達に向けて、現支配者であるおれの口から『主人の元へ帰れ』と命令させることだ、ただし、おれに触れることがすら出来まい」

ルフィがお構い無しに【ゴムゴムのピストル】を撃つと、どこからともなく”モリアの影”が現れてルフィの攻撃を受け止めた。影はどんな攻撃にも形を変えて対応し、ダメージは受けない。分割し、粉々になってもまたすぐに再生し、無数の量となって攻撃をしかけてくる厄介さだった。

モリアは「キシシシ勝ってみろ、おれの分身【影分身(ドッペルマン)】に。昔はおれも自力の過信と野心に満ちていたが、今は優れた部下の重要性を理解したんだ。おれは何も手を下さねぇで他人の力で海賊王になる男」だと笑った。
ルフィにとってそれは聞き捨てならない事だった。 「海賊王になるのはおれだ!!!!」と言ってもモリアは相手にしようとしなかった。「そういや、オーズもそんな事を言っていたな。だがしかし、オーズはいずれおれに従うゾンビとなる」と笑った。
モリアは、ルフィを影に任せていたが、ルフィは一旦その場を離れ、モリアの真下から【ゴムゴムのスタンプ】でモリアの尻を跳ね上げた。
「見ろ!!何が触れもしねェだ!!デカらっきょ!!!!」


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