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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

36巻-344話 抵抗勢力(ガレーラカンパニー-11) 

2016年06月14日 | ウォーターセブン編




ニコ・ロビンとアイスバーグ二人きりの寝室の中は静かだった。
だから余計に、外の騒動の音が聞こえる。

静寂を破ったのはアイスバーグだ。
「ンマー・・・正直ここで会うとは思ってもみなかった、ニコ・ロビン。ずっとお前に会いたかった」
そう言うと、アイスバーグは隠し持っていた銃をロビンに向けた。

ロビンも銃を構えて「私に会いたかったのは、殺すため?」と静かに聞く。

「そうだ、お前が世界を滅ぼす前に・・・!!!」と言った、アイスバーグは本気だった。
「歴史の本文(ポーネグリフ)を求め、研究、解読する事は・・・世界的"大罪"だと大昔から政府が定めているのは承知のはずだ。
おそらく、今、世界中でその文字を”解読”できるのはお前一人だけだ。だからこそ、当時8歳という幼に少女に、政府は高額の賞金を賭けた。お前が、世界で唯一・・・”古代兵器”を復活させられる女だからだ!!!」





ロビンは、アイスバーグが『ポーネグリフ』と『古代兵器』のことを知っている事に驚いた。

アイスバーグは構わず話を続ける。
「CP9が実在の機関でお前が一緒に行動しているなら、お前は"政府側"へ肩入れしている事になる。
政府に追われているはずの女の行動としては奇怪だが・・・関係ねぇ。
『ポールグリフ』の解読によって”兵器”が復活すれば、それを持つ者が正義であれ、悪であれ、結果は同じだ。
兵器が人にもたらすものが・・・”平和”であるわけがねェ。世界は滅ぶ。過去の"遺物"など呼び起こすべきではないんだ!!!!」



ここでやっとロビンが反論した。
「そうね、そう思うわ。だけど私がどういう形で歴史を探求しようとも、あなたに口出しされる筋合いはない!」


「そうでもねぇさ。おれァ古代兵器"プルトン"の"設計図"を持っている!!!プルトンとは、遠い昔にこの島で作られた"戦艦"の名だ・・・・。
あまりに強大な兵器を生み出してしまった、かつての造船技師は、その力が暴走を始めた時、"抵抗勢力"が必要だと考え、その設計図を代々引き継がせた。
政府はそれを狙っている。そんな事も知らずに協力しているとは、呆れたな・・・。
オレに設計図を託したトムという男は、20年前"オハラ"の事件から唯一逃げた少女を気にかけていた。
姿は幼くとも、"オハラの悪魔"と同じ思想を持つ危険な子だから、と。

製造者の意志を汲んだオレには、お前を止める責任がある。
あんなものは燃やせばいいんだが・・・それが出来ねェのは、お前が生きて!!
兵器復活の可能性が消えねぇからだ!!!」





アイスバーグが引き金を引こうとした時、ロビンの【ハナハナの実】の能力がそれを止めた。

ロビンはアイスバーグの銃をアイスバーグの額に銃をつきつけた。
「死ぬ前に言っておきたいことはそれでいい?言葉を返すようだけど、私を止めたとしても"設計図"を奪われては結果は同じよね」




銃を向けられたアイスバーグは、落ち着いていた。
「最後にもう一言だけ・・・作戦にハマッたのは・・・お前らの方だ・・」

アイスバーグがパウリーに託したものは、”ニセモノ”であったのだ。
アイスバーグは、パウリーを囮としてはめたわけではなかった。
それがニセモノである、お前はすぐに逃げろと、アイスバーグはパウリーに伝えていたのだった。



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